中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

連ドラつくってヒット曲飛ばせ ユニバーサルがテレビドラマ進出

2012年3月17日 紙面から

「RUN60」の出演者。左から第1章の桐山漣、小林涼子、和田聰宏(手前)。第2章の後列左からTakuya、森田涼花、前列左から岡田奈々、ジョンフン、シン・ウォンホ。第3章の左から嶋田久作、田中美保、柄本佑、木村了

写真

 所属アーティストの音楽を全面的にフィーチャーした映画を製作している大手レコード会社ユニバーサルミュージックが、今度はテレビドラマにも進出する。初めて制作した連ドラが4月からスタート、ヒットに結び付けようとの目論見だ。音楽メーカーの新たな戦略として注目される。

 放送されるのは、「RUN60(ランシックスティ)」。MBSで4月18日から、CBCで同20日から、TOKYO MXで同25日から全9回(各回30分)。深夜26時30分から(東京は同27時)のローカル枠だが大阪、名古屋、東京の若者層にアピールするネライだ。

 作品は、昨年、全国5都市で1週間だけ限定公開した映画「RUN60」の続編。「RUN」とは、街中の監視カメラやスマホまでをジャックしてゲームを楽しむ謎の組織。第1章(1〜3話)では、会員制の闇のギャンブルゲーム「RUN」を仕切る男ゴーストを中心に展開。第2章(4〜6話)では、リアルとゲームの世界がリンクしたオンラインゲームへと舞台が移り、新たなデスゲームに。大切な人の命を救うために疾走を余儀なくされるRUNNER、黒幕ピエロの正体は−。緊迫の第3章(7〜9話)へとなだれ込む。

 1章は昨年の映画を再編集、2章以降は撮り下ろし。各章でメーンキャストが移ってゆく群像劇で、2章では韓流スターのジョンフン(32)が兵役を離れて約3年ぶりに日本での活動を再開させるのが話題。ピエロ役でドラマを盛り上げる。3章では柄本佑(25)、トップモデルの田中美保(29)らが重要な役を担う。

 オープニングテーマは韓国の男性6人組CROSS GENE、主題歌はSEAMO、挿入歌はジョンフンと、いずれもユニバーサルのアーティストで劇中歌も3アーティストの曲だけ。昨年公開の「RUN60」では、超新星のイメージソング「クリウンナレ−キミに会いたくて−」がヒットしただけに、今回は製作費5000万円をかけて勝負する。

 園田俊郎監督は、「今回はシーンに合った音楽を撮影前から制作してもらい、その音楽に合わせて撮影、映像をのせていった。音楽とシーンがぴったりとシンクロしていて、セリフはあるものの、まるでミュージックビデオを見ているような感覚に仕上がっていると思う」。これまで7作の映画を手掛けてきたユニバーサルJの坂東泉プロデューサーは、「キャスティングを含め、音楽まわりを自由にコントロールできるので、クオリティーの高い映像で音楽のヒットに結び付けたい」と話している。放送後には、さらに映画化して全国公開する計画という。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ