電力各社で作る電気事業連合会の八木誠会長は、16日の記者会見で、原子力発電所が再稼働しなければ、この夏の電力需給は西日本を中心に非常に厳しくなるとして、福井県にある関西電力大飯原子力発電所の3号機と4号機の再稼働に向けた政治判断を急ぐよう求めました。
この中で、関西電力の社長を務める電気事業連合会の八木会長は、この夏の電力の需給見通しについて、関西電力の管内で仮に去年と同じ電力需要があった場合、原発が1基も動かないと、供給が足りなくなる日が41日間に上ることになるとして、原発の再稼働がなければ西日本を中心に電力需給が非常に厳しくなるという見通しを示しました。
そのうえで、福井県にある関西電力大飯原発の3号機と4号機について、国が近く再稼働に向けた政治判断をする見通しとなっていることについて、八木会長は「われわれとしては、大飯原発の再稼働の判断をできるだけ速やかにいただければありがたい。全国の16基の原発について、ストレステストの1次評価が出されているので、速やかな審議をいただけるよう、是非希望したい」と述べ、大飯原発の再稼働に向けた政治判断を急ぐとともに、ストレステストの1次評価が出ているほかの原発の検証なども速やかに進めるよう求めました。
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