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“全米の原発に追加安全強化策を”

3月14日 12時11分

“全米の原発に追加安全強化策を”
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アメリカ原子力規制委員会のヤツコ委員長は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、「多くの国民が避難を強いられるような事態は許されない」と述べたうえで、全米の原発の管理をさらに徹底するために、ことし夏までに追加の安全強化策を検討することを明らかにしました。

ヤツコ委員長は13日、ワシントン近郊で開かれている会議で講演し、アメリカ原子力規制委員会が先週、全米の原子力発電所に対して、電源が失われた場合に対応する設備を強化することなどを義務づけた安全対策命令を発表したことを説明しました。
そのうえで、福島第一原発の事故を受けて、「多くの国民が避難を強いられるような事態は許されない」と述べて、安全対策命令に基づいて、全米の原発の管理をさらに徹底していく考えを強調しました。
このあと行われた記者会見で、ヤツコ委員長は、先週出された安全対策命令について、「これは始まりの一歩にすぎない」と述べたうえで、ことしの夏までに追加の安全強化策を検討することを明らかにしました。