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【プロ野球】

虎 逆転負け あぁ単独最下位

2012年3月17日 紙面から

◇ロッテ 6−5 阪神

 まさかの惨状に阪神・和田監督の表情が曇った。安全圏4点リードの8回。4番手の筒井が2死から里崎に2点タイムリーを打たれると、続く清田にこの回2個目の四球を出して満塁とされたところで指揮官がベンチを出た。オープン戦初のイニング中の継投は勝利への執念だったが、5番手で送り込んだ渡辺も塀内に2点タイムリーを許して同点とされると、今度は一塁手・新井貴のタイムリーエラーで一気に逆転負けした。

 「この時期とはいえ、気分は良くない。状態を良くして開幕を迎えたい」。守り勝つ野球を掲げる和田監督とすれば最悪な負け方。オープン戦とはいえ、4連敗で初の単独最下位に沈み、悔しさを隠さなかった。藤川につなぐ中継ぎ陣の一角として期待される左腕・筒井は大量失点につながるピンチを招き「自分で四球を出してナベ(渡辺)に負担がかかる回りになってしまった」と反省しきりだった。

 「1回打たれたからどうのこうのというのはない。むしろ打たれた次を見てみたい」と前を見た和田監督。皮肉にも低調だった打線がオープン戦最多の5得点と復調の兆しを見せただけに、チグハグさだけが残った。 (中谷秀樹)

 

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