中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

ラミ1号でDeNA首位 佑のスライダー打った

2012年3月17日 紙面から

DeNA−日本ハム 3回裏2死二塁、オープン戦1号となる左越え2ランを放ちホームへ向かうラミレス=横浜スタジアムで(北田美和子撮影)

写真

◇DeNA 3−0 日本ハム

 振り切った打球はグングン伸びハマスタの左翼席で弾んだ。DeNAのラミレスが、オープン戦1号本塁打を放った。1点リードの3回2死二塁。日本ハム先発・斎藤のスライダーをとらえると、豪快な2ランとなった。

 「本塁打を狙っていたわけじゃないけど、高めに入ってきた。いいスイングができたよ」。ラミレスは気持ちよく振り返った。ベンチに戻ると中畑監督がガッツポーズで迎えたが、ラミレスは笑顔でハイタッチをしただけ。「パフォーマンスはオープン戦ではしない。公式戦まで待って」と封印を説明した。

 高木ヘッドの予告アーチだった。試合前の打撃練習中に「きょうは2打席目に斎藤のスライダーをホームランするよ」とドンぴしゃの予告をラミレスに告げていた。その通りのアーチにラミレスは大喜び。ナインを巻き込んでベンチはお祭り騒ぎになった。

 高木ヘッドは「解説者時代も松井(秀喜)が本塁打を打つな、とか予言がよく当たったんだ。今は選手に言えるからいいね」とニンマリ。ラミレスは「ストレートとフォークで攻めてきていたので、スライダーを打てるとは思わなかった」と驚いたが、高木ヘッドが斎藤の持ち球を分析、配球を予測し暗示をかけたことが、アーチにつながったようだ。中畑監督は「理想的な展開だったね。(3回は併殺で)2アウトになったところでラミちゃんのホームラン。嫌なムードを一変してくれた。あの粘りが理想」と手放しの喜びよう。初回に梶谷の盗塁など機動力を生かし先制した後の主砲の一発で、また首位になった。「バランスのいい勝ち方。うちの勝ちパターンになるといい」と公式戦での再現を願っていた。 (後藤慎一)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ