(CNN) 米俳優のジョージ・クルーニーさんは14日、米上院外交委員会でスーダンの現状について報告し、政府による連日の爆撃で住民が殺害され、「絶え間ない恐怖」にさらされていると証言した。
クルーニーさんは自らが設立した人権団体の活動の一環として、仲間の活動家数人とともに惨状が伝えられる南コルドファン州のヌバ山地に入り、前日に戻ったばかり。「私たちが見たのは爆弾の破片を浴びた子どもたちだった。中には両手を吹き飛ばされた9歳の少年もいた」「これは殺人、恐怖、強制排除、飢えのキャンペーン」だと訴えた。
攻撃の背後には、バシル大統領やフセイン国防相らに率いられたスーダン政府がいるとクルーニーさんは述べ、「彼らは全員が戦争犯罪の罪に問われており、今も今世紀最大の戦争犯罪者であることを自ら証明している」とした。
スーダン政府は攻撃への関与を否定しているが、バシル大統領など3人は大量の犠牲者を出した同国のダルフール紛争をめぐり、国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪や戦争犯罪の容疑で逮捕状を発行している。
米俳優のジョージ・クルーニーさんは14日、米上院外交委員会でスーダンの現状について報告し、政府による連日の爆撃で住民が殺害され、「絶え間ない恐怖」にさらされていると証言した