国際指摘後も10日間事故隠蔽 電源喪失の韓国原発2012.3.15 14:47

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指摘後も10日間事故隠蔽 電源喪失の韓国原発

2012.3.15 14:47
韓国南部・釜山の古里原子力発電所。右端が1号機=2月29日(共同)

韓国南部・釜山の古里原子力発電所。右端が1号機=2月29日(共同)

 韓国南部・釜山の古里原発1号機で2月9日に起きた全ての外部電源の喪失事故で、原発側が今月2日に外部から事故があったのではとの指摘を受けた後も10日間、事故の存在を隠蔽していたことが15日分かった。

 同原発の幹部が事故直後に会議を開いて事故をなかったことにしようと決めたことも判明。事業者の韓国水力原子力(韓水原)の金鍾信社長は事故の報告は今月11日に初めて受けたと弁明したが、この説明にも疑念が拡大、会社ぐるみの事故隠しの可能性が出てきた。

 釜山の金秀根市議は15日、韓国メディアに「2月20日に食堂で、隣の客が古里1号機で停電が起きたと話すのを偶然聞き、3月2日に原発の責任者にただしたが答えなかった」と明らかにした。その後、韓水原は12日に政府の原子力安全委員会に事故を報告した。(共同)

 

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