奈良の国宝・正倉院で、およそ100年ぶりに行われている大規模な修理の様子が16日から公開されています。
正倉院は、聖武天皇ゆかりの宝物などを収めています。
傷んだ屋根のふき替えなど、大規模な修理が、去年8月からおよそ100年ぶりに行われています。
市民に文化財の保存修理についての理解を深めてもらおうと、修理を進めている現場が16日から公開され、抽せんで選ばれた人たちが屋根の瓦などを見学しました。
屋根の瓦は3万7000枚あり、奈良時代のものも残っているということです。
訪れた人は「あれだけ昔のものがよく残っていると、感心しました」などと話していました。
正倉院の修理は再来年の秋ごろまで行われ、その様子は5回にわたって公開される予定で、次回の公開はことしの秋ごろに予定されています。
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