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第三部  導なき世界の中で…… (C.E.72年-C.E.75年)
57  揺れ動く世界 -新地球連合 VS. プラント 1


 時流れて、早くも十一月。
 ユニウス・セブンの落下によって生じた被害の全容が地球各地で明らかになり、各国政府や民間有志による被災地への救援活動と復旧支援が本格的になっている。宇宙軍に属していることもあり、地球圏内宇宙航路の治安を維持するという間接的な支援しか出来ない事もあり、中途半端なもやもやとした感覚があるが……、これもまた致し方がない。
 だから、俺は俺に出来る事を、低軌道のデブリ排除や航路維持を行う他、通常任務である仮想敵任務をいつものように行っている状況だ。

 と、こんな風に以前の四月馬鹿の時と違い、自分達がユニウス・セブンの落下阻止に失敗し、あれだけの大災害を許してしまったという一面の事実を前に、あまり引き摺らず、これまで通りとほぼ変わらない状態でいられるのは、周囲に思いを同じくする仲間……、任務に失敗した事を悔いている小隊メンバーや任務部隊の同僚達がいる事もあるが、やはり、三日間の休暇で上手くリフレッシュができた事が効いているみたいだな。

 そう、宇宙軍司令部への任務報告後、与えられた三日間の休暇は、初日から終日まで、俺がMIAになってから、ずっと身を案じてくれていたミーアやレナ、マユラの三人から、冗談抜きで四六時中、散々に、物凄く激しく、それこそ身体から水分がなくなる位に搾られたり、親父や愛すべきおっさん連中からは難しい顔で、立場と思いはわかるが無茶はするなと窘められたり、シゲさんとパーシィからはやんわりと厳しい忠告を受けたり、ベティには一瞬意識が飛んだ程の強烈な拳骨を喰らったり、奥様連には包囲網の中で正座しての説教を四半日受けたりしてと、大いに反省する日々だった。

 まぁ、それに伴なって、三人もの麗しい女から愛されているという充実感を心身に得ると共に、我が身を純粋に心配してくれている肉親や友、頼りになる〝小父や小母〟の存在に大いに感動させられたものだ。

 ちなみに、三人からの〝罰〟だが、最終日には、流石に身体が持たなくなってきて、これまでの日常生活に戻して下さいと懇願していたりする。いやはや、あの〝厳罰〟もとい〝愛欲〟に満ちた三日間を送った事もあり、心中で一人の男への賞賛の念を新たにしたモノだ。

 ザラ議長、公の激務をこなしながら、その身がヤツレテ行こうとも、毎晩、夫としての役目を果たし続けていた、あなたは、我々、全ての男の鑑です。


 って、どうでもいい自身の話は置いておくとして……、先月、ユニウス・セブンの管理責任を認め、復興を支援するとしたプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの声明により、一部、矛を収める国が出たものの、やはり、収まりがつかない国というよりは市民の方が多く、それに伴なって、宇宙ではきな臭さが強くなってきている。

 今月に入ってから、L4コロニー群に駐留している大西洋連邦軍や東アジア共和国軍が、港湾及び艦艇駐留機能を拡張させつつある静止軌道上のアルテミス要塞からはユーラシア連邦軍が、それぞれ、プラント領であるL1に対して圧力を掛けるように、L1宙域近くに艦隊を展開させ始めたのだ。
 当然の事ながら、この三大国軍の動きに対して、L1を管轄しているプラント国防軍は持てる全兵力を動かして、L1外縁部で対峙するように動いている為、膠着というか緊張状態に陥っている。

 このL1宙域で発生している睨み合いの影響は非常に大きく、ようやく落ち着いてきていた地球圏の人の流れや物流が徐々に悪くなり始めているし、下手をすれば、地球の復興作業に大きな遅延を生み出しそうな気配だ。

 まぁ、幸いな事に、今の所、プラントと被災各国との仲介に奔走しているオーブ本国から要請を受けたサハク准将が積極的に動いて、緊張の糸が切れて、突発的な戦闘が発生しないよう、両軍に対して、挑発的な行動を控えるように自重を求めているが……、向こうにはこちらの意見に従う義務はないし、軍自体、政治サイドや上級司令部から命令が下れば、動かなければいけないもの、動いて当然のものなのだから、いつ何時、戦端が開かれてもおかしくはない。

 ようやく人の暮らしと経済が立ち直りつつある状況であるだけに、何とか、戦争回避の方向で、各国政府が動いて欲しいものだ。


 ◇ ◇ ◇


 11月8日。
 アメノミハシラは地球圏内航路の要であるL1が緊張状態にある影響で、航路の様子を窺ったり、SKOの定期便を待つ商船が増えたりした事で、常よりも人が増えて、非常に賑やかになっている。
 通常なら滞在者の増加は〝天下の回りもの〟がアメノミハシラに多く落ちる事に繋がる為に喜ばしく、また居住している市民にも活気が生まれてくる所なのだが、それが戦争になるかもしれないから、だなんて理由だと素直に喜べないようだ。

 即応部隊に属している俺、というかウルブス小隊の面々も、いつ何時、事が起きても即座に対応できるようにするべく、仮想敵任務以外の時は、通常よりも身体を動かしての訓練時間を半分程度に抑えている状態だ。

 そんな訳で、オーブ宇宙軍が使用する三つの軍港の中の一つ、第二軍港の一画に係留されているウワツの中、各独立小隊に与えられている専用オフィスで、仮想敵となるプラントや三大国軍が使用しているMSやMA、艦艇について勉強会を開いたり、これらに対応する戦術の検討をしたり、戦術の訓練計画を立てたりと、できる事をしている。

 今も、つい先程まで話し合っていた、対艦攻撃を仕掛けてくるMSへの小隊での迎撃方法という案件で、ある程度の結論が出た事もあり、自主訓練時間という名の休憩に入った所なのだが……。

「もー、ユカリの奴、少しくらい、休んだらいいのに」
「ふふ、マユラ、それだけ、ユカリちゃんの気合が入ってるのよ」

 既にというか、早速というか、コードウェル三尉は、先の実戦で得たモノを少しでも血肉にする為にだろう、シミュレータールームに向かったようだ。

 いや、若いというか、元気あるよなぁ。

「まぁ、それだけ自分の能力を自覚して、経験の足りない部分を補おうとしているんだろう」
「でも、アインさん、いざ、事が起きた時に使い物にならなかったら、意味がないと思うの」
「確かに、マユラの言う事は一理あるなぁ」

 等と応えながら、休憩という事で弛緩した思考回路のまま、何となく、マユラの姿を……、特に、男の目には毒になる程に、我が侭に、パイロットスーツを押し上げている部分を視線で愛でていると、サービス精神が旺盛なマユラは気でも利かせたのか、その部分を強調するように、我が侭な膨らみの下に腕を入れて……、拝んでもいいかなぁ。

 等と、鼻の下を大いに伸ばしていると、それを見咎めるかのように、レナの声が耳を打った。

「……先輩、一応、言っておきますけど、今は勤務中ですからね?」
「ん、ああ、わかってるよ?」

 声の方向へと目を移すと、マユラには及ばぬものの、最近、押し上げる膨らみが大きくなってきた部分にぶつかった。

 むむむ、こっちもまた、綺麗な形が見事に浮かび上がっていて、中々に、乙なモノだよなぁ。

「ちょっ、ほ、本当にわかってます?」
「あは、レナッたら、アインさんがこうなのは、今更じゃない」
「そ、それはそうだけど、時と場合を考えないと駄目でしょう」

 レナの言うことももっともだと、意識を引き締めなおして、最初にマユラが示した懸念に答えを出す。

「んんっ! コードウェル三尉に関してだけど……、マユラ」
「何?」
「ある程度の時間になったら、三尉の様子を見てきてくれ。そして、マユラの判断で、オーバーワークだったり、明らかに無理をしているように見えたら、休ませてほしい」
「え? ……レナじゃなくて、私でいいの?」
「マユラだって、もう、自分の管理をしっかりとできるようになってるし、そろそろ、世話をされる側から世話をする側に回ってもらう」
「えと……、それって?」
「簡単に言えば、小隊長位の仕事を任せられるって事さ」
「……ま、まぁ、そういうことなら、見てくるわ」

 おんや、マユラの奴、照れてるのか?

 俺が気付くくらいだから、当然、レナも気付いたようで、微笑ましそうに笑みを見せているが、何も言わない。

「む、むー、なによ、レナ、その笑いは……、た、確かに、今までは自分の事だけで精一杯だったけど、私だって」
「ふふ、わかってるわ。今のは、マユラの成長を喜んでいたのよ」
「~~ッ!」

 あらら、レナからの純粋な祝福だってわかって、マユラの顔が真っ赤になったわ。

「わ、私、ユカリの所に行ってくるわ」
「ああ、任せるよ、マユラ」
「あ……、うん! 私に任せて!」
「あ、マユラ、張り切りすぎたら駄目よ」
「うん、わかってる」

 俺とレナの言葉を背に、マユラは機敏な動きでオフィスから出て行った。

「ふふ、マユラ、先輩に評価されて、嬉しそうでしたね」
「まぁ、実際、それだけの力が備わっているからな」
「それも、本人に言ってあげてくださいね」
「了解」

 首肯する事で応えつつ、昨日、アサギが持ってきてくれた、先月末に新しくオーブ宇宙軍に加わった艦艇……【SCM-21】ムラクモ級MS母艦ムラクモに関する資料に目を通す。

「先輩、それって、ムラクモの資料ですか?」
「ああ、どういう艦なのか、具体的に知っておきたいと思ったから、コードウェル一尉に頼んでおいたんだよ」
「へー、そうですかぁ。……そういえば、最近のアサギさんって、色っぽくないですか?」
「んー、言われてみれば、確かに、色っぽいと言えば、色っぽいな」

 特に、細くて白い首筋に……、うなじに目が行くっていうか、惹かれるんだよなぁ。

「先輩」
「ん?」
「ちゃんと、責任を、取ってくださいね?」
「……いや、俺は確かにスケベだけど、一尉には手は出してないよ?」

 いや、ほんとに、キスどころか、手も握ってません!

 ほ、本当に、マジですよ?

「それは三人で監視してますから、わかってます。私が言いたいのは、アサギさんが先輩に対して、その気になっているんだから、ちゃんと最後まで面倒を見てくださいって意味です」
「……えと、何故にその事を知っているのかというか、レナはさ、それでいいのか?」
「はい、随分前から気が付いていた事といいますか、本人からしっかりと聞きだしてますからね」
「えっ、いつの間に?」
「内緒です。まぁ、とにかく、そういう訳で、一応は、先輩がその気になったらという条件で見守ってきましたが……、ふふ、先輩」
「な、なんでしょう」
「元々、今更な話ですから、とっくに覚悟はしてましたけど……、私も女ですから、本当は、物凄くっ、……嫉妬してますよ?」

 おおぅっ、うつむき加減で目が見えないレナから発せられる不可視の冷気で、凄まじい怖気が全身にっ!!

「た、多情な男で、すまんです」
「でも……、私を……、私達を大切に……、絶対に離さないって、約束してくれるなら、我慢します」
「い、いや、それは絶対にないっていうか……、どっちかっていうと、俺の方が見放されてもおかしくはないんだが?」
「うふふふふふ、そうですか? なら、ここは〝先輩みたいな優良物件は中々いませんから、骨の髄までしゃぶり尽くすまで、絶対に離れません〟って、言っておきますね」

 口元に浮かんだ薄笑いもあって、べ、別の意味で、怖さが更に倍ッ!

「ふふっ、冗談ですってば、先輩、そんなに蒼くならないで下さいよ」
「い、いや、そう言われてもな」

 我が息子が縮み上がって震えている上、胸奥の獣も尻尾を股に挟んで、お腹を見せているよ。

「もぅ、先輩は……、仕方がない人だなぁ」

 と、のたまったかと思えば、静かに近づいてきたレナは、素早く俺の唇を奪って見せた。

「……私が先輩から離れるわけがないって、これで信じられますか?」
「……もう一回してくれたら、信じるよ」

 そんな俺の甘えた言葉に、レナは艶やかに微笑むと深く口付けてきた。


 ◇ ◇ ◇


 精神的な充実を得た甘い一時の後、レナが鼻歌を歌い出しそうな程に機嫌よくマユラ達の様子を見に行ったので、俺も改めてムラクモの資料に目を向ける。

 ムラクモはモルゲンレーテ・アメノミハシラ支社がトツカ級を世に送り出した後、開発が始められたMS母艦で、オーブ国防宇宙軍の宇宙艦隊構想の要になる重要な艦艇だ。

 資料に描かれている艦構成を見てみると、三胴艦と呼べそうな形状をしており、三つの胴体は推進軸に対して平行に並んでいるようだ。
 そして、三つの胴体の内、艦の上方からムラクモを見下ろす形で見たら場合、ちょうど中央に位置する胴体はイズモ級の中央構造体……格納庫等が設置されている艦体部分を流用した中央胴体の後部には、大型の艦橋が据えられている。
 また、残り二つの胴体……これらも先と同じくイズモ級の中央艦体を流用した物を、中央胴体から見て両舷側……左右舷側に、中央胴体を軸線とした線対称に配置されており、その外側舷にイズモ級のモノに似た側舷スラスターが装備されているようだ。付け加えれば、その左舷胴体と右舷胴体は、艦体を横から見ると、一直線には並んではおらず、中央胴体よりも下部に位置している。

 むー、かなり無理に見れば、ナスカ級に似てなくもないが……、あれと違って、こいつは中央胴体よりも左右舷胴体が前方に長い上に太いし、側舷スラスターもあるから、やっぱり似てないかねぇ。

 むむぅ……、やはり、艦首の電磁カタパルトを取り払ったイズモ級を三つ並べたって素直に言った方がいいかもしれないかな。

 まぁ、外観は一先ず置いて……、【SCM-21】ムラクモに艦載できるMS数は、全高25mまでのモノという制限があるが、中央胴体の艦橋の下部に存在する、三つの胴体……中央胴体と左右舷胴体を繋ぐ連結ブロックという、非常に重要なエリアに設けられた中央格納庫に十六機、左右舷胴体内部の格納庫に各二十二機、総計六十機を艦載できるようだ。また、その他にも、左右舷胴体艦底部にパッツを十二機収納スペースを確保しているとも書かれているな。

 MSを六十機艦載できるとなると……、三機-四個小隊の十二機で一個中隊編成だったら、予備機なしの五個中隊か、四機-四個小隊編成の十六機で一個中隊編成なら三個中隊……一個大隊に、偵察機や予備機が十二機って所かな?

 まぁ、MS運用に関しては、宇宙軍の偉い人達が決めるだろう。

 そんなMSを迅速に発艦させる為のカタパルトは合計で五基あり、中央格納庫から出撃させるのが、左右舷胴体の内側舷に装備された、イズモ級で使われているモノを改良した電磁カタパルトで、左右舷格納庫から出撃させるのは、着艦デッキも兼ねた左右舷胴体艦上部に、推進軸と平行にそれぞれ二本ずつ走ってる、リニアカタパルトのようだ。
 付け加えれば、中央格納庫と左右舷格納庫は艦内部で繋がっており、不調なカタパルトがあった場合、別のカタパルトで発艦できる仕組みになっているみたいだ。
 ちなみに、戦闘時には、中央格納庫と左右舷格納庫とを繋ぐ連絡路は三重の隔壁で閉ざされる他、広大な格納庫も幾つかの区画に分けて、隔壁を閉ざすらしく、ダメージコントロールもそれなりに良いように思われる。

 次に、装備している兵装だが……、対艦攻撃兵装の類は一切装備せず、ビームファランクスやCIWS、アンチビーム爆雷投射管といった近接防御火器や艦首に電磁式対ビームシールドしか装備していない。この事を踏まえて考えると、ムラクモは複数艦での行動が大前提であり、単独行動は端から考えていないみたいだっていうか、単独行動ならイズモ級の方が向いているだろう。

 それらを動かす為の動力については、主動力源に熱電発電システムを組み込んだ大型燃料電池と大容量バッテリーを装備し、カタパルト用に小型MHD(Magneto-Hydro-Dynamics:電磁流体力学)発電機を三つ、予備動力源に太陽光発電システムに加え、少々非効率的でもあるが、燃料電池と複数のバッテリーをダメージコントロールの為、各所に分散配置しているみたいだ。
 動力に関しては、対艦攻撃兵装を装備していない事から、一見して、余裕がありそうだが、MSの整備や充電に電気を使うから、丁度いいくらいなのかもしれない。

 最後に推進系だが、幾つかの推進剤タンクを収納した各胴体後部、その最後方にそれぞれがスラスター群をもち、また、両側舷部には、各胴体との連結基部内に大容量の推進剤タンクを収めた大型スラスターが一つずつって具合だから、意外と機動性も高いかもしれない。

 うーむ……、簡単にムラクモの特徴を挙げてみたけど、艦そのものの対艦攻撃力を削ぎ落とした代わりに、発着艦機能を強化して艦載できるMSを増やしている事から、攻撃能力を全て艦載機に委ねた本格的なMS母艦と言えるだろう。

 うんうん、オーブの宇宙艦隊が欲していたMS艦載能力を充填するのに十分な性能だな。

 これが艦隊に配属されて戦力化が成ったら、プラントや大西洋連邦の宇宙艦隊と同程度か、若干落ちる程度の戦闘能力を有する事になるはずだ。

 そんな事を考えていると俄かに出入り口が開き、華やいだ女声と共に、レナ、マユラ、コードウェル三尉の三人が入ってきた。

「マユラさん、シミュレーターで撃墜された時に出てくる、例のとってもムカツク一文って、三佐が入れたんですか?」
「そうなのよ、ね、レナ」
「ええ、嘘みたいだけど、本当なの、ユカリちゃん。先輩が、これで、皆、一層、励むだろうだなんて、ニヤニヤ笑いながら、導入したの」
「確かに、ヤル気が、メラメラと湧いてきますね、あれは……」
「まぁ、でも、自分もシミュレーターで撃墜された時に、あれを見て、剥きになっちゃった事もあるから、自業自得よねぇ」
「さ、三佐って……」
「ふふ、でもね、そうやって、形振りかまわず、子どもみたいに負けん気を見せる辺りが、先輩の可愛い所なのよ」
「うんうん、極稀に見せる、ヤンチャな子どもがそのまま大人になった感じが、母性本能を擽られたりするのよねぇ」
「……ご馳走様です」

 いや、コードウェル三尉、すまんかった。

 等と、心中で呟きながら、レナ達が声を掛けてくるまで、俺は資料に集中して、聞こえない振りをし続けた。

 ……こんな日が毎日、続くならいんだけどなぁ。


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