第三部 導なき世界の中で…… (C.E.72年-C.E.75年)
54 悲嘆する蒼き星 -ブレイク・ザ・ワールド 2
いかにマユラを心配させてしまったのかを、我が身を持って味わう事になった事以外、恙無く、物資の引渡しやMSの積載作業が進んでいったかと思うと、マユラが持ってきたオーブ軍の制服に着替えた俺もVTOL輸送機ことペリカンの大きな嘴の中に収まる事になり、南アメリカ合衆国を離れて、オーブ本国に引き揚げる事になった。
「ハレルソン、今回は色々と世話になった。ノーロープ・バンジーの時は、本当に助かったよ」
「何、気にするな、ラインブルグ、当然の事をしたまでさ。それよりも、恋人には何事があっても全てを打ち明けて、理解とご機嫌をとっておけよ。じゃないと、後で、絶対に、怖くて大変な目に……、それこそ、MSで刺されることになるからな」
「……何だか、実感の篭った言葉というか、えらく具体的な例だな」
「こいつも経験者語るって奴さ、わはははっ」
そんな会話を最後に、南米の英雄ことエドワード・ハレルソンは、大量のMS用スコップやツルハシを積んだコンテナをレイダーに担がせると、被災地へ向かって飛び去っていった。
……いやはや、英雄って言われるだけあって、自然と惹きつけられるような魅力のある男だった。
本当に、俺にも、あの十分の一でもいいから、人を惹きつける魅力が欲しいもんだなんて、生真面目な顔で考えているつもりなのだが……。
「あー、マユラさん、そろそろ、離れてもいいんでないか?」
「駄目、このフライトの間は、絶対に離さないからね」
……ペリカン内部にあるキャビン、そこに設けられている席に座った後、隣に陣取ったマユラが脇腹に両手をしっかりと回して抱きついた為、制服越しに感じる我が侭な感触と温もりが、死線を乗り越えた事で昂ぶっている本能を刺激する所為で、つい相好を崩したり、ムラムラと我が息子が反応しそうになる。
「いや、そうは言ってもだな。その……コードウェル一尉だっているんだし」
「あ、私の事は気になさらなくてもいいですよ」
向かい合って座っている、宇宙軍と空軍という所属違いにもかかわらず、何故か、一連の輸送指揮を仕切っていたコードウェル一尉はそう言って微笑んでみせた。
「ほらほら、アサギもいいって言ってるんだから」
「それでも、時と場所をだな」
「アサギだって、ほとんど身内なんだから、いいじゃない」
「む、むぅ、確かに、一尉も身内と呼べる人だけど、公私の別はしっ「うちの小隊なんて思いっきり、私編成なんだから、今更だと思うんだけど?」むぐっ」
それ言われると反論できないから、言っちゃらめぇって、もう、いいやっ!
「わかったわかった。だけど、このフライトの間だけだからな」
「わかってる」
「……ご馳走様です」
いや、こちらこそ、すまんですっていうか、こういう反応を見ると、コードウェル三尉と姉妹なんだなって思わされるな。
「んんっ、しかし、コードウェル一尉、この忙しい時に、よく輸送機を借りられたな」
「いえ、南アメリカ合衆国に支援物資を運ぶという任務もありましたから、それ程、無理を言っていません。それに国防省でもサハク派が台頭してますし、L3の海賊を制圧して、宙域を確保した事や今回の事件で宇宙軍が見せた対応で、中道だった空軍にもサハク派に好意を示す人が増えている事もありますから」
「……なるほどな」
そりゃ、現代表であるカガリ・ユラ・アスハが今回の対応で大きな働きを見せる事が出来なかったのに比べて、サハク准将は事態阻止の為に大活躍と言っても過言ではない働きを見せたんだから、評価も大きく変わってくるよなぁ。
……。
さて、そろそろ、オーブ本国の被害を聞いておくか。
「それで、オーブ本国の被害は、どれ位のモノになってるんだ?」
「はい、オノゴロ島とカグヤ島の被害は港湾部のみに止まって比較的軽微でした。ですが、ヤラファス……オーブ本島とアカツキ島に関しては沿岸地域で建築物に大きな被害が出ています」
「……やはり、津波で?」
「はい。後、国防陸軍の知り合いに聞いた所によると、六時間前には避難命令を出していたそうなのですが……、それを無視した一部の人達が行方不明になるか、亡くなっているみたいです」
「どれくらいの人が?」
「私達が出発する段階で把握できただけで、千人を超えるそうです」
「……多いな」
「ええ」
……突発的な大地震で、引き起こされた津波ではないのになぁ。
「被災地の復旧や救援活動は?」
「代表が不在だった為、宰相……セイラン卿が代行して指示を出して、本土防衛軍を中心に、陸海軍が共同で当たっています」
「空軍は?」
「赤道連合や大洋州連合、大西洋連邦、東アジア共和国、それに南アメリカ合衆国と、互いに余っている物と不足している物を相互融通する為に、各国空軍と連携して動いています」
なるほど、さっき言ってた通り、俺の迎えはそれの一環に含めてもらえたってわけだな。
「じゃあ、アメノミハシラからの支援は?」
「救援物資をオーブ近海に順次投下していますし、他国からも要請があれば、できる限りで応えています」
「さすがはサハク准将、仕事が早いな。それで、今後のスケジュールはどうなってるんだ?」
「カグヤ島の空軍基地に着陸した後、機体に関してはラインブルグ商船のコンテナ運搬船に載せて、打ち上げる予定です」
「俺達は?」
「定期連絡船を使用して、アメノミハシラに帰還する事になっています」
「そうか。……復旧に関与できないのって、何だか、申し訳ない気がするなぁ」
「その思いはわかりますが……、あまり宇宙軍が表に出てしまうと、陸海軍や本土防衛軍の面子を潰してしまうのも事実です」
「組織内にいる以上、そう簡単に、面子なんて知るもんか、って訳にもいかんわなぁ」
「ええ。それに、事実として、宇宙に関しては宇宙軍が一番慣れているように、陸海軍や本土防衛軍もそれぞれの分野に慣れていますからね」
いつものように、餅は餅屋ってわけだって、こらこら、マユラ、胸をぎゅっと押し当てるな。
「どうしたんだ、マユラ」
「むー、私もアサギみたいに構って欲しいなぁ」
「あ、あのな、一尉とは真面目な話をしているんだからな?」
「……いいじゃない。ねぇ、アインさん、このフライトの間だけでも、もっとベタベタさせてよ」
「駄目、そこまでは妥協しません」
ビシッと言い切ると、コードウェル一尉が軽く笑い声を上げた。
「三佐、本当に、私の事は気にしなくてもいいですよ?」
「駄目駄目、今の状態が最大の譲歩だって」
「むむぅ、アインさん、堅い~」
「俺は公の時は堅いの。本当に気を抜くのは、家に帰ってからだ」
ちぇー、とマユラは口を尖らせながら呟いているが、実際はそこまで気を悪くしていないようなので、更に頭を撫でて宥めておくって……、これって、実はベタベタのような?
……まぁ、それには気付かなかった振りをしてっと。
「コードウェル一尉」
「……あ、はい?」
「プラントは何らかの声明なりを出しているのか?」
「私が知る限り、遺憾の意を表明していますが……、今の所、責任の所在については口を噤んでいます」
「サトー……犯人の取調べに進展は?」
「これも私が聞いている限りですが……、南アメリカの捜査当局の取調べに対して、フレアモーターや爆薬等の資材やMSの調達方法については話したそうです」
「資金提供者や協力者の存在の有無は?」
「そこまではわかりません」
「そうか。……まぁ、何にしろ、でたらめを言ってる場合もあるし、裏だけはしっかり取って欲しいもんだな」
「そうですね」
後、聞きたい事は……。
「各国政府の反応はどうだ?」
「大西洋連邦と東アジア共和国、ユーラシア連邦が被災地への救難目的以外で軍を動かしている事が地球と宇宙共に観測されています。その三国以外の国ですが、大西洋連邦と新地球連合を構成している南アフリカ統一機構と汎イスラム同盟は大西洋連邦に追随する事は間違いなさそうです」
「地中海同盟と赤道連合、南アメリカ合衆国は?」
「その三国はプラントの出方を待っているみたいです。後、親プラントの大洋州連合ですが、自国沿岸部の被害が大きかった事もあり、今回はプラントを擁護せずに静観するようです」
「……今後のプラント側の出方次第では、他の三国も動く可能性があるって事は、一触即発の状態って所かね」
「はい」
できれば、戦争は回避して欲しい所だがなぁ。
「それで、オーブの対応は?」
「アメノミハシラは基本的に静観する考えですが、本国は……方針が決まっていない状態です」
「決まっていない?」
「はい、セイラン卿とアスハ代表との意見が噛み合っていないみたいなんです」
「……どんな具合に?」
「セイラン卿は、復興支援を受けている大西洋連邦への配慮から、追随する形で動くべきだとしていますが、アスハ代表は、今の状況で戦争を起こすべきではないとの考えから、積極的に仲介に動くべきだとの考えを示しているそうでして……」
これも現実論と理想論のぶつかり合いになるが……、うん、このぶつかり合いなら互いに妥協点を見出せるし、そう悪いものでもないというか、案外、セイラン卿がアスハ代表の成長の為に仕組んだ事なのかもしれない。
「三佐?」
「ん?」
「何だか、嬉しそうでしたが?」
「あ、いや、アスハ代表が、今の二つの考えを上手く擦り合わせる事が出来たら、国家元首として、少しは成長できるかもしれないって思ったんだよ」
うんうん、これで少しは成長できるはずだ。
「あっと、すっかり忘れていたけど、ユニウスの断片と一緒に大気圏に突入したミネルバはどうなったんだ?」
「オーブ近海に着水した後、アスハ代表をオーブ海軍に引き渡して、カーペンタリアに向かいました」
「えっ? アスハ代表って、ミネルバに乗ったままだったのか?」
「はい、当初予定ではデュランダル議長と共に乗艦を乗り換える予定だったのですが、全てを見届けると頑強に言い張って残ったそうです」
えー、うそん。
「せ、説得は?」
「……時間的な制約があった為、断念したそうです。何しろ、ミネルバ自体が作戦に組み込まれていた事もありましたし、唯一、アスハ代表を説得できるミナ様も作戦の全体指揮でお忙しかったので……」
えと、あまり成長を期待できそうにない、芳ばしい臭いを感じたので、前言撤回してもいいかな?
というか、その行動はあまりにも迷惑掛けすぎだろう、常識的に考えて……。
本当に誰でもいいから、アスハ代表に常識というものを教えて欲しいというか、先のプラントへの単身突撃といい、自分の都合しか考えていない無茶な要請といい、自分の立場……国家代表がどういう立場なのか、わかってるのかね?
……わかってたら、そんなことはしないわなぁ。
まったく、後始末をしなければならないサハク准将やセイラン卿も大変だし、我侭に付き合わされたネルバの艦長はもっと大変だったろうなぁ。
「はぁ、アスハ代表の行状に関してはノーコメントで。それで、ミネルバはオーブに入港させなかったんだな?」
「アスハ代表は入港させるつもりだったそうですが、セイラン卿の判断で公海上でのやり取りに止めたようです」
「ユニウスの落下にプラントの関与が疑われている現状じゃ、はい、どうぞって、ザフト艦を入港させるわけにはいかんさ」
「ええ、そうですね。……アスハ代表には、もう少し、どういう状況なのかを考えて欲しいです」
そう言った一尉の困った表情に微苦笑を浮かべていると、マユラが再びって、おぅい、そこは際どい所……って?
「寝たのか?」
「そうみたいですね。マユラ……、三佐がMIAになった時から、ずっと寝てませんでしたから」
「ッ! ……そうか」
「はい、自分が自失してしまって、最後まで追随できなかった所為だって、泣いてもいました。マユラを連れてきた名目は私の補助でしたけど、本当は、不安定になっていた精神を落ち着かせる為なんです」
その一尉の言葉に含まれた、非難の意と怒りを感じ取りつつ、マユラの髪を撫で上げ、その顔を窺う。
……流された涙で薄くなった化粧の下、目の縁に、濃い隈が見て取れた。
「今回、三佐が為された事……、テロの主犯を捕らえた事は、人としては正しいと思いますが、男としては間違ってると思います」
「男としては間違ってる、か……、手厳しいな、一尉」
「私も女ですから……、三佐が、MIAになった時、私も、目の前が暗くなって……、マユラや、レナさんの、気持ちが、嫌ほど、わかって……、憔悴していく姿を、見ていて……、苦し、かった」
唐突に一尉の声音に入り混じった、嗚咽と私人としての感情……、俺の勘違いでなければ、滲み出てきた想いを、あえて見ないようにする為、マユラの顔を見つめ続ける事、数分……。
コードウェル一尉の嗚咽が収まった所で顔を上げると、そこには多分に拗ねた色と若干の後悔の色を含んだ、少しだけ赤くなった瞳が出迎えた。
「お、女にここまで言わせておいて、見ない振りだなんて……、さ、三佐は、ズルイ人ですね」
「あー、結局の所、男ってのは、女の涙には勝てないからな、マトモな勝負をしないのさ」
「……本当に、ズルイ人です」
これで話が終わると思って安堵したら、ずずいと、一尉が身を乗り出してきた。その分だけ、つい、身体を引きそうになるが、よくよく考えたら引く理由もない為、そのままの姿勢で対応する。
「三佐、私って、魅力ないですか?」
「いや、お世辞抜きに、マユラ達に劣らない位に、コードウェル一尉は、十分に魅力的」
「……なら、どうして、手を出してくれないんです?」
「あ、あー、いや、そりゃ社会通念に喧嘩を売ってる俺でも、三人も囲ってる時点で自重するし、ちょっかいを出せたとしても、出世コースに乗っている一尉に迷惑を掛けたくない」
あれ、何か、今、コードウェル一尉の目が、飲み会の席で妹の三尉がアーガイルを確保した時に見せたような、ギラリとした輝きを放ったような気がしたが?
「三佐、オーブは一夫一婦制ですが……、中級以上の氏族男性は、妾を持っている人が多い事(※注)、知ってました?」
突然、なに……、だと……?
オーブの野郎共は……、中級以上の氏族の野郎共はっ、そんな凄……〝けしからん〟事をしているだとっ!
「な、何故にそんな事が認められる?」
「あ、いえ、社会的に認められているのではなく、あくまでも黙認です」
ちょっと、頭が冷えた。
「……あー、もしかして、自分達の血統を絶やさない為か?」
「氏族は姓を残すことも責務ですから、そういう面もあるにはありますが、どちらかというと古来からの風習に由来しています」
「風習?」
「はい、どこからは入って来たのかまでは知りませんが、オーブには、富める者は何らかの方法で人を養えって風習があるんです。それの一つに、富める男は妾を持ってもいいような風習が……」
一尉の答えに、ぽぽぽぽぽーん、って、目が飛んで行きそうになった。
「前代表の更に前代辺りで、養子縁組が認められるようになってきたのですが、実際には、妾を囲う氏族が減らないのが現状です。あ、ちなみに、一部の女性の間では、氏族に妾として見初められて、玉の輿に乗る事も人気だったりしますね。時には、その氏族をパトロンに社会的に成功する人もいますから」
「あれー、なんか、俺が持ってる常識の方がおかしいように感じてきたようなって、違う違う、俺、そもそも氏族じゃないって!」
「古くからオーブの居を構える豪商も、普通に妾を囲っていますが?」
……な、何か、逃げ道を塞がれた。
「い、いや、その、な、確かに、俺も親父達のお陰で資産家って言える立場だけどさ、一仕事を終えて、ようやく、三人との事が認められた段階であってだなって、いや、もちろん、一尉の事が嫌いって事ではないんだが……」
「なら、私を抱きたいと思いますか?」
「そりゃもちろん、って、あ……いや、今のは不意打ち気味での、えー、質問に対する答えと致しましては、えー、まことに不適切な表現と申しますか、えー、先程の発言に関しましては、えー、あくまでもホンネガーなる、えー、妖怪に無理矢理、言わされた事でありましてですね、えー……」
だが、コードウェル一尉は俺の見苦しい言い訳を華麗に聞き流して、強い光を宿す瞳で俺の目を見据えながら、更に距離を詰めてきた。
「アインさん、本音で話してください」
「……俺が知る、アサギ・コードウェルという人は、普段から頼りになる上に、細やかな気配りも上手で、男を上手く甘えさせてくれるというか、包み込む優しさを持っている、本当に魅力的な女性で……」
「もっと簡潔にお願いします」
「ぶっちゃけると、男を甘やかす事ができる位にイイ女だから手を出したいし、一匹の雄として、自分のモノにしてしまいたいです」
この男としての本音を聞いて、女としての自尊心を満たしたのか、コードウェル姉……アサギは乗り出していた身を元の姿勢に戻した。
「ふふ、今日は、これ位で勘弁してあげます」
「は、はは、こっちは何だか、外堀を埋められた気分だよ」
「あら、今のは内堀ですよ?」
「えっ?」
え、俺って、いつの間にか、そんなに攻略されてるの?
そんな思いが顔に出たのが面白かったのか、今までお目にかかった事がない悪戯顔でクスクスと笑って見せた後、韜晦するように話を転じてきた。
「でも、三佐って、やっぱり、好色ですね」
「ふぐっ、そ、それは、俺だけに限らず、男は皆、基本的に好色だと答えておくよ」
「その中でも実際にやっている所を見ると、三佐は、特に〝強い〟方だと思います」
むぐぐ、反論できない。
「あ、そうそう」
「ん、今度は何だ?」
「ここまで双方が本音を出した以上、私の事も、名前で呼んでくれますよね?」
「……わかったよ、公の場所じゃなかったら、アサギと呼ばせてもらう」
「ええ、私も公の場所以外では、アインさんって、呼ばせてもらいますね?」
「あ、ああ」
その後は、普段のキリっとした様子からは想像できない程に、艶やかな視線を時々送ってくるアサギに獣欲と本能を刺激されつつも、何とか理性で抑え付けるという、生殺しの拷問を思わせるフライトとなってしまった。
……おれ、よくにまみれたムスコやどんよくなケモノにまけないように、ほんとうに、がんばったよ?
後、俺の膝で熟睡快眠中のマユラさん……、俺がアサギの何気ない仕草や視線にドキリとさせられる度に、察知しているのかは知りませんが、無意識のまま、男の急所に顔を寄せて行って、歯並びのいい口をガチンガチンと音が出る程に開閉させるのは、勘弁してください。
※注 中級以上の氏族男性は妾を持っている人が多い
オーブの氏族が貴族的な存在なら、妾が存在してもおかしくはないと思えるし、そんな前時代的な風習を無くす為にも、氏族の養子縁組が広く認められるようになった、等と妄想を膨らませて捏造してみました。
当然の事ですが、原作にはこんな設定は微塵もありませんので、あくまでも本作内のご都合設定とご了承ください。
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