第三部 導なき世界の中で…… (C.E.72年-C.E.75年)
24 動き出す時 -宇宙航路維持機構 4
宇宙港から本社までユウキとロメロを案内しながら来たのだが、道中において、ロメロの奴がふらふらと女の尻を追いかける為に、度々脱線する破目になってしまった。具体的な内容を言えば、ユウキと二人掛かりでロメロとターゲットとなった女性を引き離すこと三回、ロメロを回収しようとしたユウキが逆ナンパされること二回、ロメロの言葉にその気になった女が街中に消えるのを阻止するのが一回ってな感じだ。
……ふ、ふふっ、どうせ俺はメインを引き立てて彩る為の〝つま〟ですよー、俺を好いてくれるミーアやレナ、それにマユラが蓼食いなだけなんですよねー、じゃなくてだな、んんっ、とにかく、ようやくの事で本社に辿り着く事が出来た。
「なんか、どっと疲れたな」
「……だろう?」
「んん~、お前ら、いくら俺よりも年上だからって、もう疲れているだなんて、だらしない奴らだな」
「「お前の所為だ、お前の」」
二人して思わず突っ込んでいる尻から、また、ロメロの奴が通りがかったうちの女性社員に……、しかも、今度はベティに声を掛けていたりする。
ロメロの女に向かう興味は病気の一歩手前ではないかと思わないでもないが、現実として、ロメロが道中で声をかけた女性方……見た目で可憐と言うよりは麗しい女性が多かった事を思い返すと、まぁ、美人に対する嗅覚だけは評価してもいいかなって思う。
「あ~、ベティ、そいつ、一応は客だから、悪いがそのまま第二特別応接室に誘導してくれないか?」
「アインが言ってたお客様なのね、わかったわ。では、お客様、こちらに着いて来て下さいね」
「ほ~い、いやぁ、本当にお姉ちゃん、綺麗だねぇ」
「ふふ、お客様はお世辞が上手ですのね」
「いやいや、ほんとほんと、ここの男連中が放っておくなんて信じられないぜ」
……フラフラとベティに釣られていくロメロを見て、やはり、ザフトで白服になる為の条件は常人ならざる変人でなければならないのだと認識せざるを得ない。ただし、俺は除く。
そんな事を考えながら前を行く二人の後を追っていると、隣のユウキがボソリと呟く。
「正直、アレが同僚だという事に疲れることがある」
「いや、でも、女に向う愛が多い事以外は、かなりマトモな奴だと思うぞ」
「確かに、それは認めるが……」
「それにあのザフト訓練校での狂った、もとい、偏った教育を受けても、ナチュラルに変な偏見を持ってないんだから、大したもんだよ」
「……辛口だな、ラインブルグ」
「ああ、訓練所で受けた教育は当時から異常に思っていたからな、辛口にもなるさ」
本当に自身の価値観が崩れそうで、ラウがいなかったら発狂する所だった。
「って、お前もあの教育がおかしかった事は否定はしないんだな」
「そうだな、当時の教育……特に一期生の教育が行き過ぎていた事は否定できない」
「はは、今になっては疑問に思うって奴か?」
「……ああ、思い返すと、あの時の私はザフトが示す価値観を絶対と信じていた。もしも、お前がザラ議長と殴り合い込みの討論をした場に居合わせなければ、あの狂熱に浮かされたままだったろうな」
「なら、その狂熱のお陰で、いらん苦労を背負わされていた俺の身にもなれ。本当に、どんだけストレスを感じていたか」
「わかってる。私もあの茶会以後から戦中戦後を通じて、お前の言っている苦労をこの身で体感してきたつもりだ」
……あー、そういや、ユウキも中央で大変な軋轢の中にいたんだったな。
「悪い、過ぎた事だったな。……でも、頼むから悪いところは直してくれ」
「わかってはいるが、な……」
……上手くはいかないって所か。
後に続くであろう言葉を察した所で、第二特別応接室に到着だ。
◇ ◇ ◇
二人を応接ソファに座らせた後、レナかマユラに連絡してお茶等を頼むか、自身で淹れるかしようとしたら、一緒に入室していたベティが買って出てやってくれることになった。買って出てくれただけあって、ベティは手早く部屋備え付けの応接セットでお茶を準備すると、手馴れた手つきで俺達が座る席にお茶を置いて行く。
「ベティ、親父の方はいいのか?」
「うん、大丈夫よ。今、会長は大切なお客様と内密のお話をしている最中だし、フレイも控え室に付いてるからね」
「ふーん、そうか」
納得半分、興味半分で頷きながらも、ユウキとロメロに視線を戻すと興味を持って、俺とベティを交互に見やっていた。どうやらベティとの関係が気になる様子というか、特にロメロの食い付きが良いみたいだし、一応紹介しておくか。
「ベティは俺の幼馴染で、親父……、グループ会長の秘書をしてるんだよ」
「初めまして、ベティーナ・ラ・トゥールです」
「ああ、どうも、レイ・ユウキです。ラインブルグとはザフト時代の同りょ……」
「んな細けぇこたぁいいんだよ、俺の名前はヴィットリオ・ロメロだ、よろしくな、ベティーナさん」
「ふふ、ご丁寧にどうも、私のことはベティで構いませんよ」
おお、ロメロの目がハートマークにっ、てのは冗談だが、軽くあしらってみせるベティにますます興味を持ったのは間違いなさそうだ。
「んんっ、ラインブルグ、そろそろ、話をしたいんだが、いいか?」
「ああ、わかった。ベティ、ありがとう」
「ええ、レナちゃん達にも連絡しておくわ」
「悪いけど、頼むよ」
ベティが頷いて見せると、ユウキ達に営業用の笑顔を見せると部屋から去って行った。
「いいねぇいいねぇ、俺もプラントから、ここに移住しようかねぇ」
「ロメロ、お前のそういう冗談は冗談に聞こえないから止めてくれ。それで、ラインブルグ」
「ん?」
「早速だが、今日、ここまで来た用件を単刀直入に言うとだな」
「ああ」
……ゴクリ。
「BOuRUが大量に欲しい」
「……わざわざ、ここまで来て、注文する必要はなかったんじゃないか?」
いや、それ位なら、通信で注文してくれたら、お届けしますよ?
「何を言うか! BOuRUはここでしか生産されていないんだぞっ! 生産工場でラインに並んでいるBOuRUが見てみたいから、来たに決まってるだろう!」
「……なあ、ユウキ、……お前さ、……疲れてるんだろ? 今日は難しい話はやめて、明日、ゆっくり話をしようぜ、な?」
「そうなんだよ、ラインブルグ。ちょっと、こいつさ、例の軍制改革でストレスを溜め込み過ぎちまってよぅ。で、今回は、一応、それの決着もついたし、少しでもストレスを発散させる為にも連れてきたんだわ。お前に会わせたら、少しはマシになるかと思ったけど、上手い具合に壊れてくれて良かったぜ」
ああ、今のロメロの言葉で、ここに来た理由が漸く納得いった。
「つまり、今日ここに来たのは、商談を名目にしたユウキの強制休暇か?」
「いや、真面目な話もあるさ。ユウキはこんな状態だから、話は俺がするから、まぁ、聞いてくれや」
ブツブツと、身体全体に闇を背負ったユウキがBOuRUの素晴らしさを、どこに萌えるのかを訴え続けているのは見聞きしなかったことにして、真面目モードになったロメロの話に耳を傾ける。
その話を要約するとこういうことだった。
先の戦争で停戦が成った後……、俺がザフトを除隊し、アメノミハシラへと移住した後も、ユウキはプラントの防衛体制の見直しや戦力の再編成に勤しむ傍ら、FAITHの権限を使って、プラントというかザフトの軍制改革を……、具体的に言えば、政軍分離というか、ザフトの党軍からプラントの国軍への脱皮を推し進めていたそうだ。
だが、当初から想定していた通り、ザフト内部に巣食う旧来派閥は既得権益と権力維持の源泉になる武力放棄を容認する事はなく、ユニウスの講和が成り、暫定最高評議会が解散する段になっても、改革は一定の前進……、新たな制服色として、副長や各科班長、MS小隊長格の藍色やMSパイロットの最高勲章としてラウ・ル・クルーゼ勲章が生まれた他は、遅々として進まないまま、膠着した状況が続いていたらしい。
その状況に変化が生まれたのは、四月になって、ユニウスの講和を成し遂げた暫定最高評議会が解散し、新たな最高評議会議員が選出された事で指導層が刷新された事が切っ掛けだ。というのも、最高評議会の議員となって新議長に選出された、ラウの葬儀で話をしたギルバート・デュランダル氏がプラント国軍の創設と銘打って、重要議題との一つとして大きく取り上げたからだ。
このプラント国軍創設という議題に対し、最高評議会に議席を持つ旧ザラ派、旧クライン派、中道派といった各派閥は、その主義信条に関係なく、新しく常備軍としての国軍を設立し、プロの軍人を養育する方が良いとする立場と今の義勇兵組織である党軍で充分であり、不都合はないとする立場に割れて、大きな論争が巻き起こったらしい。
こうして国軍創設の有無について、最高評議会での喧々諤々の大論争や裏方のザフトでの様々な駆け引きが約四ヶ月に渡って続いた結果、遂に妥協点が見出されて、ザフトから分離させる形で新たにプラント国防軍(PNDF:P.L.A.N.T. National Defense Forces)が創設されることになったそうだ。
何でも、この国防軍に属する者はザフトに所属してはならない事、国防軍は最高評議会議長と国防委員長の指揮監督下に置かれ、他の最高評議会議員や国防委員、FAITHやザフト党員、義勇兵の干渉を一切受けない事、国防軍の管轄範囲はL1宙域のみに限定する事、という具合で話が纏まったらしい。
……ザフト旧来派から見て、自分達に不利益を与える目障りで煩い連中はザフトを首にして、プラントの中心であるL5から追い出してL1に放り込んでしまえ的な考えが透けて見えなくもないが、創設される国防軍にしても、L1だけの管轄とはいえ組織が成立した訳だし、ザフトからの干渉を最小限に押し止めるようにした事を考えると、落し所といえば落し所だと言えるだろう。
そんな訳で、軍事組織ザフト内で新規創設される国防軍への志願者を募った所……、地球帰りの歴戦達や第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を裏で支えた総司令部の面々、元よりL1に駐留する防衛隊や分艦隊の半数に加え、ロメロ……この段階で参加した口らしい……の独立戦隊、凄惨な負け戦を経験しているボアズ分艦隊が丸ごと、最終的に定数の四分の一まで磨り減ったヤキン・ドゥーエ防衛隊の一部、ザフトの古参組であるリューベック司令、独立戦隊のまとめ役だったラブロフといった面々が参加を表明したそうで、大凡で一個艦隊強規模の戦力がザフトを離脱して、国防軍へと移籍したそうだ。
また、この国防軍の分離独立に伴なって、教育機関であるザフト士官学校からも国防軍士官学校設立の為に人員を放出することになり、ロメロが何気に連絡を取っていたりするフェスタからの情報では、フェスタ本人やスタンフォード、リーにフォルシウス艦長達も移籍するとの事だ。
そして、一連の軍制改革のそもそもの言いだしっぺであるユウキだが、こいつもFAITHを辞任すると同時にザフトからも離党、国防軍に移籍することを決意したらしい。
……正直、軍事組織としてのザフトが思いっきり空洞化したような気がするのは、俺の気の所為だろうか?
まぁ、俺の感慨はこれ位にしておいてだな……、今月に入って、正式にプラント国防軍が設立され、軍司令官にロベルト・リューベック、L1宙域防衛総隊長にイヴァン・ラヴロフが就任して、L1を管轄下に置いたとのこと。
で、ここからが先程のBOuRUが欲しいと言う理由になるのだが、この国防軍創設と言う新たな動きに、野に下っていた停戦と講和の立役者であるカナーバ女史が反応し、昨今のプラント内部で起きている悩ましい問題、地球からの移民と元よりの市民との対立を解消する為、L1に新しく……というよりも世界樹コロニーを再建して、移民を引き受ける計画をデュランダル議長に陳情し、L1の再開発局長と行政局長に任命される事になったらしい。
その結果、国防軍……というよりは、軍後方支援の総責任者になっていたユウキが再開発責任者であるカナーバ女史から〝お願い〟される形で、宇宙用建機としてミストラルよりもメジャーになりつつあるBOuRUを調達する事になったそうだ。
「でもさ、それって、再開発の予算で買えば良い話じゃないか?」
「その予算にしても、例の借款返済の影響で潤沢とは到底言えないからな、カナーバ女史も少しでも抑えたいと言っていたよ」
「お、ユウキ、復活か?」
「ああ、見苦しいところを見せたな」
「いや、お前がそうなるのは、俺、見慣れてるし、気にしないさ。で、軍で調達して、行政に貸与するのか?」
「ああ、再開発局自体も調達を予定しているそうだが、建造資材や水、土壌といった他に調達を必要とするものが数多い。だから、こちらで負担し、半分は貸与して、コロニーの建設作業に、もう半分は周辺の掃宙活動に当てる予定だ。いい加減、L1のデブリを何としないと駄目だからな」
ついでに言えば、それらのデブリもリサイクルしてコロニー資材に充てる事が可能だもんなぁ。
「でも、そんなに多くのBOuRUがあって、使い道はあるのか?」
「整備の方で使用できることは、ラインブルグ、お前の隊が実証しているだろう?」
「あ、なるほどな」
「それに、当面の間は、デブリ除去も軍の重要な仕事になるだろうからな、多くあっても困らないのだ」
……ふむ。
「数は?」
「少なく見積もって、最低でも五百だな」
「……大口の仕事だな。後で、宇宙工業のBOuRU関連の担当者を紹介するよ。もちろん、何らかのサービスを付けたり、値段を勉強するようにも言い含めてな」
「助かる。後……、できれば、生産工場も見てみたいのだが……」
「ああ、もちろん伝えておくよ」
とはいえ……、流石にこれだけで終わりだとは考えられないと、稀に外れる勘も囁いているし、少しカマを掛けてみようかな。
「で、他に用件は……、本命はないのか?」
「……ある」
……やっぱり。
「それはなんだ?」
「ここの責任者であるロンド・ミナ・サハク卿に連なる人物に引き合わせて欲しい」
「おまっ、そういうことはな、前もって、アメノミハシラにアポイントメント取れって…………、もしかして、内密の用件なのか?」
「そうだな、内密といえば内密になるが……、どちらかと言えば、緊急の用件だな」
緊急という言葉もあるので、とりあえずは頷いて、ユウキに先を促してみる。
「プラント国防軍及びL1行政局は宇宙海賊への対策について、アメノミハシラと早急に協議がしたい」
「つまりは、海賊対策で協力体制を?」
「ああ、我々にとっても、航路が脅かされるのは死活問題だからな」
「確かにな」
……でも、協議ねぇ。
「そんな事、勝手に進めていいのか?」
「この件については、カバーナ女史とデュランダル議長の間でL1行政局に委任する事で話が付いている。……デュランダル議長は確かに有能だが、多くの問題を抱えているだけに簡単には動けないのだ」
「なら、正式要請は?」
「無論、行う。だが、さっきも言ったが、そもそもが危急の問題だけに、正式なアポイントメントを取っていては、その間にも被害が広がる可能性が高いだろう?」
「そうだな」
「だから、アメノミハシラで影響力を持つラインブルグ・グループの重役になったお前の力を借りた方が話が早いと思ったのだ」
「わかった、そういうことなら協力するよ。……ちょっと待っててくれ」
二人に断ってから席を立ち、応接室の控え室に顔を覗かせるが……、誰もいない。
あれ、レナ達は着てないのかと首を傾げつつ、さらに外の廊下へと顔を出すと、レナ達はいたのだが……。
「む、ラインブルグか?」
「あれ、サハク准将?」
どうやら、サハク准将のお見送りに参加していたようだって、そもそも、何故に准将がここにって、それも後でいいや。
「サハク准将、唐突で申し訳ないのですが、今からお時間を頂けますか?」
「ほう、まさか、ラインブルグから誘いを受けるとは……、我も中々に捨てたものではないな」
はぅあっ、サハク准将が悪戯染みた邪笑を浮かべて、意味ありげにレナ達に流し目をおくるから、レナとマユラの俺を見る目がキツイことキツイこと!
「あ、あはは、ちょいと真面目な話でしてね」
「……そうなのか? では、しばし待て」
そう応えるとサハク准将は随員の一人に予定を確認しているようだ。
……えー、誰かさん達から向けられる視線が痛いですので早くしてください、なんて事を内心で祈っていると、准将が再びこちらに顔を向ける。
「ふむ、猶予はあるようだが、どのような用件だ?」
「いえ、実はですね。プラント時代の友人が客としてやって来てまして、うちとの商談とは別に、海賊対策について宇宙軍と話がしたいから、誰かと引き合わせてくれと」
「……よし、我が会おう」
おお、流石の即断即決だと言えるが……。
「いいんですか、間に人を介さなくても?」
「我がこの場にいて構わぬと言うのだ、気にする必要はない。お前もそのつもりで話したのだろう?」
……こういうのが、王者の貫禄って言うんだろうなぁ。
「まぁ、その方が効率的だろうなって、気持ちがあった事は認めます」
「ならば、構わぬことではないか。それに、お前が友と言うならば、それなりの者であろう?」
「ええ、それなりの奴等です。……それじゃ、サハク准将、随員の皆さんも、こちらにどうぞ」
俺が先導して、また、第二特別応接室に入って行き……、茶を飲んでいたユウキとロメロは、俺の背後に立つ人物を認めて、茶を噴いた。
「げほっげほっ」
「ちょ、ごほっ」
「ああ、もう、汚いなぁ、レナ、台拭きを」
「あ、はい、わかりました」
俄かに取り乱した二人が俺へと盛大に文句を言う等して、多少、場が混乱していまったが、サハク准将は咽る二人の醜態に気を悪くする事もなく、むしろ、面白そうに見ていた。その際、やはり、サプライズの反応はこうでなくてはな、だなんて、呟きも聞こえたのは気の所為だと思うことにした。
その後の真面目な話に関しては面倒なので割愛するが、L1とアメノミハシラ間の航路について、カナーバ再開発局長及びリューベック国防軍司令官とサハク准将との間で正式な協議が行われることが決定したから、海賊対策がより早く、より充実したものになるのは間違いないだろう。
また、その翌朝、例の如く、寝床に侵入してきたレナとマユラによって、俺の身体のあちらこちらに盛大な噛み痕が刻み込まれ、とばっちりを喰らった我が息子までも〝絞首刑〟にかけられたのは余談である。
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