第二部 二年戦争/プラント独立戦争 (C.E.70年-C.E.72年)
93 激突する意志 2
艦艇群による突入攻撃……核だけに頼らず、多くの命を懸けて突入を図るという事は、それだけ、連合軍が本気だと……、断固たる意志でジェネシスを破壊しようとしていると言えるだろう。
だが、連合軍がそれだけの決意を示す以上、この攻撃を凌ぎきれば、この戦闘は……、いや、戦争自体を終結させる事もできるかもしれない。
「ベルナール、そちらで把握した分団数は?」
「はい、分団は全部四つです。一つの分団は250m級四及び150m級十六で構成されています」
「……エルステッド、ハンゼンをジェネシス付近へ移動させて、それらの艦艇の迎撃に当たるよう、艦長に伝えてくれ。後、できるだけ、他の戦隊も巻き込んで、戦力を確保するようにとも」
「了解です。……あっ、今、情報が入ったんですが、プロヴィデンスの整備が終了し、出撃するそうです。核への対処は、全てプロヴィデンスが行うとも来ていますね」
「そうか」
……なんか、今、これまでにない程、もの凄く、ほっとした。
「わかった。また、何かあったら、連絡を入れてくれ」
「了解しました」
とは言ったが、まぁ、これ以上、状況の変化は起きないだろう。
「先輩、全小隊に連絡を取りました。いつでも移動可能です」
「被害は?」
「出ていません」
「……皆、優秀だね、俺も鼻が高いよ」
「ふふ、訓練の質と量で、他の隊に絶対に負けない自信がありますから」
その根拠のある自信、自負こそが生き残る為の大きな支えなんだよ、とは言わないで、俺も各小隊長へと通信を入れる。
「ラインブルグだ。核への迎撃はプロヴィデンスが行うとの連絡があった。よって、俺達は予定を変更して、ジェネシスに突入してきている、艦艇を迎撃する」
「了解っす、クルーゼ隊長なら安心っすね」
「ああ、そうだな。もし、ユニウスの時に、プロヴィデンスがあったなら……」
リーの憂いを帯びた呟きに応える事ができないでいると、マックスウェルが話を強引に現実へと戻してくれた。
「隊長、敵の突入コースを塞いだり、制限したりする為に、戦域の敵部隊を、ジェネシス前面に誘引してはどうでしょう?」
「……いや、下手に連れて行って、突入してくる艦艇の援護に回られたら困る。逆に、この場に放置した方が無難だろうさ。……それに、前線の兵隊なんて、消耗品に等しいって考えている輩が連合軍の上層部にいた場合、極自然に、味方諸共、核で吹っ飛ばして、道を作る可能性もある」
「……恐ろしい話ですね」
「そういう事が普通に通るのが、戦争って奴なんだろうさ」
……例の如く、切り捨てられる側はたまったもんじゃないがな。
「とにかく、俺達は突入してくる艦艇を阻止する。各小隊、上手く抜け出ろ」
「わかったっす」
「了解です」
「了解しました」
マクスゥエルの返答を最後に通信を切ると、レナが声を掛けてきた。
「先輩」
「ん、どうした?」
「核への対処ですが、私達も備えておいた方がいいんじゃないですか?」
「いや、しなくていいさ。ラウが対処するんだから、任せておけばいい」
「……先輩って、クルーゼ隊長の事を、本当に、信じているんですね」
「まぁ、俺はラウ以上のパイロットを知らないし、実際、プロヴィデンスの凄さを目の当たりにしたからな」
核を全弾迎撃したことに加えて、俺達が束になっても撃破できなかった〝緑〟、〝青〟、〝黒〟といった連合の新型三機を歯牙にも掛けない無双ッぷりだしなっと、敵の密度が薄くなったか?
「っし、レナ、上手い事抜け出るぞ」
「了解!」
……と、そんな具合で、〝そろそろ〟と戦闘宙域を抜け出そうと思ったのだが、何故か、戦域を抜けようとした瞬間に、どこからともなくMSやMAが流れてきては、俺達の行く手に立ち塞がるなんて事が繰り返された為、隊の指揮を、先行してジェネシス方面へと抜け出たマクスウェルに委ねる破目になってしまった。
そして今も、ビームライフルを撃ちながら、シールドの大きさを生かして突進してくるストライクダガーの側面に回りこもうとして……、例の如く、その背後から撃たれるビームをかわす。
「ええいっ! 次から次へっ! わらわらとっ! 邪魔だっ!」
「絶対に、その、先輩の、目立つ、機体色が、悪いんですっ!」
俺が敵の援護射撃を回避したり、突進機の背後に回りこもうとしたりして、意識をこちらに向けさせる間に、レナが突進機に攻撃を仕掛ける。
「仕方がないだろう! その分の手当てを給料でもらってるんだから!」
「ええっ! そんな手当てがあるなんてっ! 先輩! ずるいですっ!」
レナの援護をする為に、射線が重ならない時と場所を選んで、突進機にライフルを撃ち込む。
「ずるくないっ! その手当て分は全部、お前の腹の中に消えた!」
「なッ! 言うに事欠いてっ、そんな人の所為に! 酷いですっ!」
レナが怒りの篭った言葉と共に撃ち出したビームが突進機の機体中央部を貫き、俺も、援護していた機が他方向からの流れ弾に気を取られた隙を付いて、その右肩部を撃ち抜く。
「……ほほぅ、レナさんや、この件に関しては、少し時間を作って、お話をするべきだと思うんだが?」
「……奇遇ですね。私も、相互認識のすり合せのために、是非にも、OHANASIをするべきだと思います」
……あ、あれ、何か、レナが言う〝お話〟の語感が違うような?
「ま、まぁ、この場を切り抜けたら、じっくりと話し合おうじゃないか」
「ええ、じっくりと丁寧に、これでもかと言う位に、OHANASIしましょう」
うふふ、とサブモニター越しに怖い笑みを浮かべるレナを直視しないように注意しながら、ふと、考える。
肉体言語を駆使されるのは勘弁だが……、サブミッション系だと、ちょっとした役得のような、って、いかん、整備班に毒されてきてるぞ、俺。
「っし、今度こそ「こちらエルステッド! 隊長、敵MA隊による核攻撃を確認! プロヴィデンスが迎撃しますっ!」わかった!」
「ぁ! 先輩、右っ!」
レナに言われるままに反応して、至近に迫り、ビームサーベルを振り上げていたストライクダガーらしきシルエットへビームアンカーを撃ち出し、左腕のシールドでコックピット部だけは守るべく構えを取らせようとするが、間に合わない上、アンカーで敵を撃破しても、このままでは右腕を振り下ろされて死ぬ確立が高いと判断。
……僅かな一瞬が遅く過ぎるのを感じながら、咄嗟に頭部機関砲でサーベルを持った右腕への攻撃も加える。
ッ!
……間に合った。
相手の右腕が振り下ろされる前に、機関砲弾がズタズタに引き裂いて吹き飛ばし、同時に、こちらのアンカーも右腹部に到達して、機体に大穴が開き、爆発する。
至近での爆発の衝撃を受けて、機体情報に注意のイエローが幾つか点灯するが、それも直に消えた。
「すまん、レナ、助かった!」
「無事、なんですね? ……よかった」
レナの安堵の声に応えつつ、跳ね上った動悸を抑えこむ為に大きく息を吐いて、周囲を警戒する。
これだから……、予期せぬアクシデントが多いから、乱戦だけは嫌なんだ。
「レナ……、核攻撃が迎撃された瞬間を狙って、この乱戦から離脱する」
「了解です」
レナの機体と背中合わせの態勢をとって、周囲の敵を牽制しながら、その時を待つ。
……。
「隊長! 所属不明機が複数出現! 先の所属不明艦からのものだと思われます!」
「ッ! 後で聞くっ! それよりも核の迎撃はっ!」
「もう、すぐです!」
そのベルナールの言葉の通り、これから俺達が向おうとする先……ジェネシス前面宙域で、再び、擬似太陽の如き巨大な閃光が次々に広がっていく。
俺達も、この場に居合わせた全ての者の注意を引き、無視し得ない眩い存在が消えてしまう前に、この宙域からの離脱を図る。
「行くぞ!」
「はいっ!」
離脱進路上にいた敵をなぎ払いながら……。
◇ ◇ ◇
乱戦宙域からの離脱に成功した後、最初に遭遇したのは、核を迎撃したプロヴィデンスだった。プロヴィデンスの左肩部には、月での戦いの後、ラウが付け始めたパーソナルマーク【王冠を抱く金獅子】が燦然と輝いている。
「よう、ラウ、お疲れ」
「アインか。……状況は聞いているかね?」
「状況? 連合軍艦隊が突っ込んできている事か? それとも、所属不明の勢力か?」
「所属不明の勢力の方なのだが……、クライン派に強奪された【エターナル】が確認できた。どうやら、L3に逃げていた〝お姫様〟が出張って来たらしい」
凹! MA、TA、KAッ!
「しかも、足つきやオーブの残存勢力が使用している戦艦も共に確認できている」
「な、なんだ、そりゃ?」
「差し詰め、行き場を失った者同士が徒党でも組んだのだろう」
「……だが、それが、何故、今、ここに?」
「さて、私にもわからぬよ。……だが、〝お姫様〟あたりが、自身が信じる〝正義〟と〝崇高な理念〟でも吹き込んで、自身の都合に巻き込んだのではないか?」
「……ありえそうで、怖いなぁ」
六月に起きた政庁でのテロの後、保安局が情報漏洩等の捜査で集めたクライン派に関わる情報を見せてもらったのだが……、〝お姫様〟は少々夢見がち、もとい、独善が過ぎるように感じられた。
いや、彼女が求める、コーディネイターとナチュラルの争いを食い止めて、平和を希求する姿勢は大いに結構な事で、実に素晴らしい考えだと思う。
……だが、自身の立場を理解していないようなのだ。
鎮魂の場において、プラント独立を高らかに宣言したのは誰だった?
地球にニュートロンジャマーを……、憎悪の種を撒き散らす事を主導したのは誰だった?
地球連合への情報漏洩の端緒となり、結果的に、戦争を終結させる為にザフトが行った一か八かの賭けを失敗させたのは誰だった?
……まぁ、これらは〝お姫様〟自身の直接的な責ではなく、あくまでもその親の責である事はわかっているが、事実として、それらに関わり、協力していたのだ。
だったら、最後まで……、いや、人は常に変化する生き物であり、感情に生きる存在である以上、この際、主義主張の変化や肉親の情には目を瞑ろう。
しかしながら、はっきりと言える事もある。
主張から行動に至るまでの過程が短過ぎるというか、言ってることと行っている事の乖離が激し過ぎるというか、行動が過激過ぎて周囲への影響が大き過ぎるというか、要するに、何もかもが短慮短絡過ぎるし、その行動も周囲へと迷惑を掛け過ぎているっ!
本当に、あんたは歌だけを……、平和な歌だけを歌っていてくれ、って言いたくなる。
そんな〝お姫様〟への評価を思い出しながら、ラウに問い掛ける。
「で、その〝お姫様〟の勢力は、どう動いているんだ?」
「動きを見るに、連合の核戦力とこちらのジェネシスの破壊を目指しているようだ」
「……と、なると、抑止力の破壊が目的なのか?」
「平和な世界を希求する彼女に言わせれば、多くの死を生み出す大量破壊兵器の存在は許せない、といった所だろう」
「その当たりは、受け止め方の違いかなぁ」
「ふっ、だが、ボタン一つで事が成る以上は、一概に否定はできまい」
「……確かに」
世界を滅ぼしかねない物騒な代物がない世の中なら、どれだけいいものかと、内心で独語しながら、言葉を続ける。
「されど、人は……、世界が滅ぶ危険があったとしても、他者から身を守る為の確たる保障を求める、といった所かな?」
「ああ、それが、この人の世の真理であり、現実だ」
「俺、〝お姫様〟が掲げてみせる理想は嫌いじゃないんだけどなぁ」
「ふっ、私もそうさ。……だが、世の現実を見据えず、他者の思いや考えも汲み取れぬ〝綺麗な〟理想では、いつまでも到達できぬ絵空事に過ぎぬよ」
「……違いない」
さて、汚濁に塗れた現実を生きる身として、仕事をしようか。
「で、連合軍と〝お姫様〟、どっちの対応をするんだ?」
「……少し待ってくれ」
んん?
急にラウがプロヴィデンスからドラグーンの端末を放出したかと思うと、前面宙域に展開させて、何もない虚空に向けて、連続してビームを発射、ッって、何故に、核クラスの爆発が多数っ!?
「えぇーーーっ!」
レナの驚きに満ちた声が耳に入ってくるが……、無理はないと思う。
「ふむ、これだけのようだな」
「あ、まさか……、ミラージュコロイドを使った核攻撃?」
核攻撃や艦隊突入は……、囮か保険といった所か?
「今のが、連合軍の本命か?」
「ああ、おそらくはな」
「しかし、ラウ、よくわかったな」
「何、ちょっとした〝悪意〟が迫ってきているのを感じたのだよ」
ちょ、悪意を感じるって!
「はぁ~、ラウ、お前さんさ、もう、人類進化の段階を一つ昇ったんじゃないか?」
「ふふっ、本当に、君は面白い事を言う。……だが、今はこのようにのんびりと話している余裕はあるまい。アイン、私が〝お姫様〟の方を受け持とう」
「……MSの数が多いけど、いいのか?」
「何、プロヴィデンスならば、数にも対応できる。それに、君の隊は、既に連合軍艦隊に対処しているのだろう?」
「まぁ、〝お姫様〟が機動戦力を出す前だったからな」
「ならば、予定通りに動けばいい。……私もそろそろ決着をつけたい」
「決着、って……、まさか、〝お姫様〟の方に、例の好敵手が?」
「……ああ、私の感覚がそのように訴えかけてくるのだ」
……決着か。
「わかった。頼むよ、ラウ」
「ああ、任せておけ。……では、私は行くとするよ」
「おうさ、早い所終わらせて、家に帰ろうぜ」
「ふっ、そうだな」
こちらが通信を切ると、プロヴィデンスは何かを見定めたように、スラスターを噴射させて、一直線に戦域へと消えて行った。
さて、俺もうちの連中に連絡を、と思ったら、ラウと話をしている間、ずっと警戒にあたってくれていたレナの重い吐息が聞こえてきた。
「レナ、どうしかしたのか?」
「あ……、いえ、別に、なんでもありません」
「ならいいんだが、気は緩めるなよ?」
「せ、先輩こそ、駄目ですからね?」
「ああ、もちろんだ」
互いに互いの気を引き締めあった後、先に戦域に赴いた各小隊長へと呼び掛ける。
「こちらラインブルグだ。マクスウェル、デファン、リー、状況はどうか?」
「こちら、マクスウェル、全機被弾なし。現状、少しずつ落して、何とか対応していますが、数が多いです」
「デファンっす、全機損傷なしっす。でも、こっちも友軍が少ないから、厳しいっす!」
「リーです。ベルディーニの消耗が激しいですが、まだフォローできる範囲です。後、隊長、今相手をしているのとは他に、足つきクラスが一、150m級四と一緒に出張ってきてるのを確認してます。けど、俺達では、流石に、そちらには手が回りません」
これまた、大物が来たね。
「了解、俺達が足つきを担当するから、お前達は引き続き、敵艦艇への攻撃を続行しろ」
「「「了解!」」」
さて、不沈と噂に名高い足つき級に攻撃を仕掛けることになったが……、どうしよう。
取り敢えずはレナを連れて、リーが送ってきた座標と予測侵攻コースを参考にして、迎撃ポイントへと機体を進ませる間に、対策を練ることにする。
「レナ、足つきって、確か、ビームに強いんだよな?」
「ええ、らしいですね」
「……どうしようか?」
「……どうしましょう?」
……むぅ、ゲイツの主兵装はビームなんだが、マジでどうしよう?
「ビームライフルはCIWS(Close in Weapon System:近接防御火器システム)を削るのに使って、装甲にはビームクローによる近接攻撃を試すか?」
「CIWSもビームに強い場合、破壊できませんし、そもそも、接近するのも難しいのでは?」
ビームが駄目なら、質量攻撃しかないわけだが……。
「なら、体当たり?」
「それは、自滅行為です」
「……一方が足つきの注意を引いて、もう一方がビームライフルを鈍器にして艦橋を叩く」
「な、何と言うか、野蛮ですね」
「でも、それ位しか、打撃を与えられる方法は思い浮かばんよ?」
ギブ・ミー・スコップッ!
と言うのは五割程の本気を含んだ冗談だが、現実、ゲイツの実弾兵器は頭部機関砲しかないからなぁ。
……うん? 実弾兵器か。
「他には、何か、ありませんかね?」
「エルステッドとハンゼンからの超長距離砲撃」
「……試しましょう。直に連絡をいれます」
「ああ、頼む」
レナがエルステッドに連絡を入れる間、周囲を警戒する。
目に入るのは主に、MSやMA、ミサイルだったデブリなのだが、その数が以前の会戦よりも段違いに増えている。
……。
「そこらへんに浮いている重突撃機銃か重斬刀を拝借するかなぁ」
「そう都合よく、使える物は浮いてませんよ」
確かに、とか応えながらも、目に入ったストライクダガーの腕部をシールドの取っ手を離した左手で拾っておく。
……まさにアームだな、って、つまらん洒落は恥ずかしいから、忘れよう。
「先輩、連絡を取りました。近くにいたロメロ隊と共に攻撃を仕掛けるとの事ですが、座標を調整するとも言ってました」
「わかった。……後は、足つき級が迎撃ミサイルを撃つ瞬間に、そのミサイルを狙撃する位かな」
「いえ、そんなこと、できませんよ」
「……いや、レナ、お前ならできるよ」
「はぇ? ……えと、せ、先輩、じょ、冗談ですよね?」
いいえ、真面目な話です。
「冗談じゃないさ。その時は俺が囮を引き受けるから、レナ、お前は狙撃を頼むぞ」
「ッ! ……わ、わかりました」
……さて、見つけたぞ。
黒い足つきと、それを守るように前後に位置している150m級が四、護衛機として両舷に一個小隊規模ずつ随伴しているストライクダガーが六機だ。
「レナ、まずは護衛機と150m級を排除する。足つきは、それからだ」
「了解!」
黒い足つきがジェネシスを射程圏内に収める前に叩かないとな。
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