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第二部  二年戦争/プラント独立戦争 (C.E.70年-C.E.72年)
92  激突する意志 1


 明けて9月27日。
 L1宙域内の暗礁地帯で依然として包囲艦隊との小競り合いを繰り広げている、世界樹の種から送られてきた観測情報で、L1方面へと退いていた連合軍艦隊が侵攻を再開した事が判明した。

 今回の再侵攻は先の侵攻と異なり、連合軍は艦隊を、ヤキン・ドゥーエを目指す本隊と、月軌道の外側から回り込み始めた一群の艦艇……とはいえ、300m級二隻を含む一個艦隊に近い規模の戦力を有する別働隊に分けたようなのだ。
 この動きに対して、ヤキン・ドゥーエの総司令部は大きな被害を受けたヤキン・ドゥーエ駐留第一艦隊と第四防衛ラインのボアズ分艦隊といった艦艇を合流させて一個艦隊規模に再編、これを月軌道の外側方面に展開させて、別働隊によるプラント・コロニー群への核攻撃といった不測の事態に備えさせた。
 結果、ただでさえ減少している正面戦力が戦う前から削り取られる事になってしまい、ヤキン・ドゥーエ要塞とジェネシスを守るのは、艦砲やミサイル、デブリ等の被弾で減少した要塞火砲群と砲戦MS隊、戦線を支えた代償に半減したMS隊が所属する要塞防衛隊と当初戦力を大幅に割り込む駐留艦隊、大打撃を受けた本国艦隊、そして、それらの艦載戦力だけだ。

 いやはや、本当に、数の差を活した、賞賛に値する厭らしい動きとしか言いようがない。

 ちなみに、うちの戦隊は他の独立戦隊と同じく、今までと変わらぬ座標……ヤキン・ドゥーエ要塞とプラント・コロニー群の間の宙域に待機して、月軌道外側とヤキン・ドゥーエ、双方の予備戦力として動く事になった。

 ……戦隊が連合軍からの攻撃の矢面に立たなくて済み、隊を預かる者として、有難いと思ったのは内緒だ。


 ◇ ◇ ◇


 再度、L5宙域に侵入した連合軍本隊は、先日の戦闘と同じように、ヤキン・ドゥーエ要塞やジェネシスへと艦砲やミサイル等での攻撃を行いながら接近し始めた。

 資源惑星を改造したヤキン・ドゥーエ要塞はともかく、ジェネシスは一部装甲にこそPS装甲を装備しているが、それほど頑丈なものではない。その為に、艦載されている大型ミサイルでも十分に脅威だし、足つき級が運用しているらしい陽電子砲や、先のような核による飽和攻撃を喰らえば、一溜まりもない。

 よって、これらの迎撃に要塞火砲群や砲戦MS隊、駐留艦隊や本国艦隊の艦艇による迎撃が盛んに行われることになるのだが、それでも手が足りず、両艦隊所属のMS隊も出張って迎撃を行っている。
 もっとも、要塞防衛隊所属のMS隊に関しては、連合軍が艦載戦力を展開させてからの出番ということで、要塞内で待機している。


 これまでの戦況を思い出しながら、自機のコックピット内で機体情報を確認したり、メイン、サブの両カメラが作動しているか等のチェックをしたりしている。
 戦隊はヤキン・ドゥーエ及びジェネシス前面宙域での迎撃が始まった直後に第二戦闘配置を発令して、即時出撃態勢を整えている為だ。

 と、そこにベルナールからの連絡が入った。

「隊長、総司令部からの最新情報です」
「ああ、ありがとう」

 ……連合軍が機動戦力の展開を開始か。

「隊長、連合軍が機動戦力を展開し始めたみたいですね」
「その戦力もMSとMA併せて、大凡五百機。……おそらく、連合軍も最初から全力出撃だな」
「ええ、そのようです。この動きに対して、防衛MS隊が迎撃のために出撃しています」
「連合軍の攻撃目標はやはり?」
「新兵器、ジェネシスを目指していますね」

 向こうも宇宙での一大根拠地が潰された以上は継戦も難しいし、ここでジェネシスを破壊しない事には、後々の停戦交渉に響くと考えたんだろう。つまり、今の戦いは、プラント側の強力な札を連合側が奪えるか奪えないか、という条件闘争めいた話に近い。

 俺が見た感じ、今現在、先の戦闘や別働隊の迂回進撃等で、戦域に投入できる彼我の戦力……数の差が大きくなっているから、一度に大戦力を投入して乱戦状態に持ち込んで、機動戦力を拘束するか、力押しでもって戦線を破るかして、核攻撃を仕掛ける、或いは、艦艇を突入させて破壊する、っとこんな感じの作戦だと思う。

「連合の別働隊には動きはなし、だな。……これなら、もう少し、防衛戦力をこちらに分けて欲しいな」
「ですが、相手に動きがないからと言って、警戒する防衛戦力を減らすわけにはいきません」
「わかってるよ。愚痴めいた戯言だ」

 プラント・コロニー群を守る防衛隊が無傷で健在とはいえ、学徒兵が大半である事から、その練度は低い。
 その事を踏まえて考えると、側面迂回攻撃からコロニー群を守る防衛ラインが防衛隊の一枚だけというのは、あまりにも不安過ぎる。逆に正面戦力を割いてでも、信頼できる一部部隊を連合軍の別働隊に当てる方が、こちらも目前の敵に集中できるというものだ。

「だが、やはり、数の差が苦しいな」
「そうですね。こちらは要塞防衛火砲群や砲戦MS隊の支援があるとはいえ、艦隊や防衛隊の実質稼動MSは一部を別働隊に割いた為、二百機に満たないですし、独立戦隊にしても、うちの戦隊は一機も落とされていませんが、他の戦隊の戦力は落ちていますから、厳しい状況です」
「ああ、だから、今回は出番が早いかもな」

 独立戦隊組で機動戦力をほぼ変わらずに維持できているのは、クルーゼ隊、ロメロ隊、それにうちの隊だ。

 モンテルラン隊は隊長が戦死したから、別働隊に含められているし、ラブロフ、チェニスの両隊も戦域に長くいただけに消耗が激しい。

 もしも、世界樹の種に駐留している四個戦隊がいれば、もう少し戦闘を楽に進められたろうが、逆に世界樹の種が陥落しているかもしれないことを考えると……、難しいもんだ。

「複座型はどうしている?」
「隊長の指示通り、周辺宙域の警戒に当たっています。……特に変化はないみたいです」
「そうか」

 複座型は大事を取って、狙撃には回さなかった。
 その代わりに、要塞防衛隊の早期警戒隊と同じく、先の戦闘で発生したデブリが多い宙域に派遣して、ユニウスの時の様な隙が生まれないように、早期警戒に当たらせているのだ。

「……隊長、新兵器、ジェネシス前面に対する圧力が増大しており、総司令部から戦隊に対して、〝その場で最善の対応をするように〟との出撃命令が出されました。また、艦長が戦隊に第一戦闘配置を発令したいと」
「艦長に承認すると伝えてくれ。それとMS隊の出撃も早さ重視、略式で頼む」
「了解です」

 レッドアラートが点ると同時に、各MSに接続されていた電源ケーブルがパージされ、ノーマルスーツ姿の整備班員が最終確認の為に動き回っている。それと並行する形で、艦内と宇宙を隔てていた射出口の扉が徐々に開け放たれていき、リニアカタパルトのレールが展開されていく。

 実はこの発艦に関係する一連の動き、俺が最も気に入っている時間だったりする。

 命のやり取りをする戦闘前には不謹慎かもしれないが……、そこに機能美や躍動感、そして、ロマンを感じてしまうのだから、仕方がない。

「隊長、略式シークエンス開始します。……IS1301、出撃位置へ」
「了解した」
「続いて、IS1305、待機して下さい」
「了解」

 周囲へ危険が及ばないように目を配りながら、機体をカタパルトに接続する。

「ロック確認、進路クリア、IS1301、出撃どうぞ!」
「了解、ラインブルグ、ゲイツ、IS1301、出るぞ!」

 エアーが循環しているコックピット内の振動音のみで、ゲイツはいつものように射ち出された。

 ……しかし、総司令部からの命令〝その場で最善の対応をするように〟だが、投げやりだよなぁ。

 まぁ、これである程度上手く動いているあたり、ザフトらしいといえばらしいのだが……、現場の暴走を許す一因でもあるからなぁ、あんまり出して欲しくない命令だ。

 っと、レナや他の連中も編隊位置に着いたか。

「デファン」
「うっす」
「モーリス、ジョンソンの調子はどうだ?」
「被弾して、ちょっと動揺してたっすけど、ゲイツがジンよりも遥かに頑丈だとわかって、機体を信頼できるようになったみたいっすから、トントンっすね」
「そうか、厳しい局面が続くだろうから、しっかりと面倒を見てやれ」
「了解っす」

 後は……。

「マクスウェル」
「何か?」
「俺が何かに掛かりきりになった場合、全体の指揮を頼むぞ」
「……了解しました」

 さて、見えてきた。

 ここ最近で見慣れてしまった、ビーム光が行き交い、それに連動する形で火球が発生する、生と死が一瞬で分かたれる、戦場だ。

「ベルナール、状況は?」
「圧力の増大で、全戦隊に出撃命令が下されています」

 圧力の増大との言葉を受けて、立てかけた皿状に広がる戦域をざっと見れば、集団でもってジリジリと前線への圧力を掛ける連合軍MS隊と時折、突破を図ったりする爆装したMA部隊を、機動でもって正面圧力を逃しながらも、決定的な突破をさせないようにザフトMS隊が奮闘しているようだった。

 ……ここは文字通り、横槍を入れる方がいいか。

「ベルナール、他の戦隊に、うちが穴を開けるから上手く活かしてくれ、と伝えてくれ」
「了解しました」
「各機、スピア(注)で敵前線部隊に横撃を仕掛けるぞ。前衛にデファン小隊、中衛はリー小隊、マクスウェル小隊の順だ。後衛は俺とレナが付く」
「「「了解!」」」

 ……そっと、息を吐き、腹に力を込める。

「デファン、行けっ!」
「うっす! モーリス、ジョンソン、行くっすよっ!」
「リ-小隊、デファン小隊に続け!」
「マクスウェル小隊、続くぞ!」

 さて、行くとするか。

「レナ、俺達も行くぞ」
「了解です」

 レナの了解を受けて、俺はメインスラスターの推力を押し上げた。


 ◇ ◇ ◇


 戦域への突入は比較的に訓練通り、上手くいったと言えるだろう。
 デファン達が側面からの攻撃を迎撃しようとしたMA部隊を文字通りに蹴散らした後、敵MS隊の前線部隊と後続部隊の間隙に上手く突入し、敵が同士討ちを恐れている間にリー小隊とマクスウェル小隊が次々と侵入、主に後続部隊への攻撃を開始する。

 当然、俺とレナも乱戦宙域に侵入して、マクスウェル小隊を攻撃しようとするMSへ射撃を加えている。

「レナ、機動を止めるなよっ!」
「了解!」

 ビームを避ける為に回避機動を伴ないながら、たまに飛んで来る小型ミサイルを頭部近接砲で迎撃し、隙を見せた相手を狙い撃つ。

「おい、ベルディーニっ! 動きが鈍いぞっ!」
「は、はいっ!」
「ボッカ、今だ! 落とせっ!」
「っし、とった!」
「ジョンソン、モーリスのカバーをするっすよ!」
「了解ですっ!」

 各小隊長も健在で、それぞれの隊員に檄を飛ばしているようだ。

 今現在、敵の前線部隊は、俺達が背面へと侵入したことで動揺している。そこを今まで前線を支えていた防衛MS隊が逆撃に移った事で形勢が逆転し始めたようだ。

 ここから、少しずつ、前線に掛かる圧力を減らしていこうと考えていると、後続のロメロ隊とクルーゼ隊が突入してきた。通信信号が届いたので出てみると、ロメロだった。

「おう、ラインブルグ! クルーゼ隊と艦艇狩りに行ってくるぞ!」
「ロメロか、奥に行くなら支援はないからな、十分に気を付けろよ。……まぁ、余裕があったら、撤退援護はしてやるよ」
「頼むぜっ!」

 ロメロはさわやかにも白い歯を……どうやったのかは謎だが、光らせて、サムズアップして見せると、通信を切った。そして、ゲイツとジンM型で混成されたロメロ隊とジュールが乗っている追加装甲を施したデュエルや両肩に武装ユニットを装備をしたシグー、ゲイツから成るクルーゼ隊が連合軍艦隊を目指して、ストライクダガーで構成された部隊を切り裂いて行った。

「……突破力あるなぁ」
「ッ! 先輩っ!」
「っと」

 レナの声に突き動かされて、機体に回避機動を取らせ、ビームが飛来した方向へと撃ち返す。

 ……おや、珍しく、当たったな。

 右腰部を貫いたビームはストライクダガーに搭載されている推進剤にも火を付けたらしく、見慣れた火の玉へと変じていった。

「もう、先輩! 目立つんですから、ぼさっとしないで下さいっ!」
「はいはい、モテル男はつらいねぇ」

 あえて気楽に聞こえるように軽い声を返し、部隊と周辺状況の把握に務める。

「何を言ってるんですか、先輩はイロモノですよ、I・RO・MO・NO」

 ……俺、そろそろ、本気で泣いてもいいと思うんだ。

「まぁ、でも、そんな先輩が、わた「隊長!」」
「ッ! 何だっ! 何かあったのか、フェスタ!?」
「はいっ! 旧ボアズ方面に所属不明艦を三隻発見! そちらの戦闘宙域に向っています!」

 な、に?

「IFF(敵味方識別装置)の表示は?」
「ザフトで使用しているものでも、連合軍で使用されているものでもないです!」

 第三勢力……だと?

 だが、いったい、どこの勢力が?

 ……。

 宇宙軍を持っているとしたら……、アメノミハシラ……、オーブだろうか?

 ……いや、この場での予断は駄目だ、とりあえずは総司令部に報告させよう。

「了解した。総司令部の早期警戒担当とはリンクしているのか?」
「はい、しています!」
「なら、口頭での報告も入れるんだ。それと同時に戦隊にも連絡を入れるようにな」
「了解です!」
「それと……、絶対に、無理はするなよ?」
「ぁ……、はいっ!」

 複座型からの通信を切り、話の内容を考える。

 ……旧ボアズ方面って事は、デブリに紛れて接近してき「先輩、前っ!」ぁッ!

「っぉ!」

 咄嗟に機体を横滑りさせて、体当たりを仕掛けてきた左推進部を損傷したメビウスをかわし、その際に左腕のビームクローを展開させて、機体を切り裂く。切り裂かれたメビウスは僅かの間、慣性で流れていったが、これもまた、爆散していった。

「……捨て身かよ」
「先輩っ! 今はこの場のことだけをっ!」
「わかっている。……確かに油断し過ぎた」

 所属不明艦の事は総司令部に任せて、今は、レナの言う通り、目の前の脅威に集中しよう。


 レナの注意後は、連合軍MS・MA混成部隊との交戦に集中したのだが、その頃から、戦闘宙域自体が敵味方双方複雑に入り乱れる乱戦になり始め、自らが戦っている相手の他にも、他機の戦闘で発生した流れ弾や機動中の衝突や接触等に、常に気を抜けない状態になってしまった。


 今も、周辺状況の把握ができていないのか、はたまた、戦場で圧し掛かってくる恐怖と狂気で後先が考えられなくなった為か、俺の後背にも味方機が存在しているにも関わらず、ビームを乱射してきたストライクダガーをビームクローでもって、腰部をぶち抜き、血祭りに上げた所だ。

「……ふぅ」
「せ、先輩、敵機を落として、変な溜息をつかないで下さいよ! こっちまで力が抜けるじゃないですかっ!」
「レナ君や、今の疲れが大量に篭った溜息の何処が変だと?」
「うっ。……と、とにかく駄目なんですっ! 何か、一仕事を終えたような溜息は駄目っ!」

 連携しているレナと減らず口を叩きあいながら、何とか疲労を誤魔化して、精神の余裕を確保していたら、エルステッドから通信が入った。

「レナ、警戒を頼む」
「はい!」
「どうした? 何かあったのか、ベルナール」
「はい、交戦宙域がヤキン・ドゥーエ前面に流れており、ジェネシス前面が開きつつあります」
「……他の独立戦隊は?」
「独立戦隊は既に全機が出撃しています」

 はぁ、もう、予備戦力がないのか。

「なら、別働隊に対応している部隊をこちらに回せないのか?」
「そちらでも、計ったように戦闘が始まっています」
「総司令部はどうすると?」
「修理が完了した機を回すそうですが、元より数が少ないため、厳しいかと」
「……プロヴィデンスは?」
「後少し、整備に時間が掛かるとの事です」

 プロヴィデンスが動けるなら放っておいても大丈夫だが、すぐに動けないのなら、このまま、ジェネシスまでの道を開かせるわけにはいかんよなぁ。

「了解した。何とか、ジェネシス前面に交戦宙域を戻すように動いてみる」
「お願いしま……っ!」
「……どうした?」

 何だろう、この、中途で言葉が途切れるなんて、嫌な沈黙から来る不吉な予感は……。

「300m級からの出撃を確認しました。核搭載機と思われます!」
「……速い、……早いよ、連合さん」

 幾らなんでも、即断即決過ぎるだろう。

 ……もう少し、臆病な位に、ゆっくりして欲しいもんだ、って、逃避はいかんな。

「レナ、全小隊に連絡を。何とか、核攻撃を阻止する」
「はいっ!」

 はぁ、やれやれと一息を入れようとした時だった。

「あの、隊長?」
「ん、まだ、何かあるのか?」
「……敵艦隊の一部が複数の分団を構成し、ジェネシスに向って突入を開始しました」


 ……もぅ、勘弁してくれ。





 以下 注釈及び(自己満足的に書いてみた)解説

 注 スピア:ラインブルグ隊が使用する中隊陣形の一つ
 全小隊を進行方向に対して縦一列に配置して、敵陣に向って断続的に突入していく事から、一点突破や敵を分断する為に使用される。
 一番前の前衛は攻撃や突破等、粉砕力に優れた小隊が、二番目は前衛をカバーする為に援護や迎撃等、守備力に優れた小隊が、三番目は状況の変化に対応する為に、全てで一定水準の能力を持つ対処能力に優れた小隊が、後衛は、全体を把握する為に指揮官を含む小隊が担当することになっている。
 陣形名称は、言わずもがな、槍のように全小隊が縦に並ぶ事から見立てられた。
11/03/29 誤字脱字及び一部表現を修正。


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