深夜の終電間近の地下鉄車内での光景。
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深夜の終電間近の地下鉄車内。 ふたりのサラリーマンが顔を赤くし、吊革にもたれるようにつかまりながら、 ひとりがさかんに上司の悪口を言っていました。 自分には才能があるのに、正しく評価されていないなどと怒っているようで、 一方の同僚らしき男性も「そうだ。その通りだ。」と頷いていました。 このような光景はよく見られます。 みんな上司や会社の待遇に不満を持っているのでしょう。 それで、酔った勢いで不満をぶちまけるのです。 私にはサラリーマンの経験はあまりありませんが、 それでも昔を振り返ってみました。 すると、確かに与えられた仕事が不満で、 同僚に愚痴を言っていた自分を思いだしたのです。 「なんだ、俺も同じじゃないか。」 やがて、愚痴を聞いていた同僚が先に電車を降りました。 すると途端に、威勢よく怒っていたサラリーマンは、 しょんぼりうつむき、おぼつかない足元で、体を前後に揺らしていました。 その姿には哀愁がただよっていましたが、 何故か私は共感したものでした。 |
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聞いてくれる同僚有難いです。
同感しますね。
2012/3/10(土) 午後 1:57
kansaiさん。みんな何かしら、不平、不満はあるものですね。
人が愚痴を言ったからと言って、それをとがめることはできません。
2012/3/10(土) 午後 2:09