第二部 二年戦争/プラント独立戦争 (C.E.70年-C.E.72年)
72 低軌道の嵐 3
格納庫に入り自機に向って跳びながら、格納庫中央に陣取り、整備班に指示を出していたノーマルスーツ姿のシゲさんに改めてハンドサインで"全機出撃"と示した後、ゲイツのコックピットの潜り込む。
そして、ハッチを閉ざすことで外界から入ってくる情報を意識的に遮断して、何度も反復して覚えた動きで、自機の起動シークエンスを大急ぎで進める。
生命維持系……グリーン。
バッテリー残量……メイン、サブ共に100%。
センサー系……グリーン。
機体制御システム……グリーン。
操縦システム…………グリーン。
通信システム……グリーン。
排熱システム……グリーン。
推進システム……メイン、サブ、共にグリーン。
推進剤残量…………メイン、サブ、各部バーニア、100%。
機体各部情報…………オールグリーン。
装着兵装……MA-M21G、MA-MV03、MMI-GAU2、EEQ7R。
MA-M21G用バッテリー残量……100%。
MA-MV03用バッテリー残量……100%。
MMI-GAU2残弾……100%。
EEQ7R用バッテリー残量……100%。
起動に伴なっての機体状態の確認を終えて通信系をオンにすると、すぐにレナとベルナールから通信が入った。
「先輩! MS隊全小隊の出撃準備、完了しています!」
「こちら、ベルナールです。セナ隊からの通信で、我が隊が敵艦隊までの道を切り開くのを待つ、とのことです」
「両方とも了解した。ベルナールはすぐに、略式で出撃シークエンスを始めてくれ。……エルステッドの先発はリー小隊、ハンゼンはマクスウェル小隊だ」
「了解です。戦隊は出撃シークエンスを開始します」
さて、どうやって敵戦線に穴を開けるかだが……、ここはアロー(※注1)でいってみて、それで駄目なら、クラブ(※注2)に変化するのが無難か。
後は、敵の動きに応じて、いつもの如く、臨機応変に動いていくしかない。
「マクスウェル、リー、デファン、MS隊はアローで戦域に突入する。それで敵とぶつかってみて、突破が難しいか、全体の状況次第で、クラブへの変化で敵を崩すつもりだ。アローの両翼はマクスウェル小隊、リー小隊、ヘッドはデファン小隊に任せる」
「わかりました」
「了解」
「ううっ、アローからクラブへの変化って……、これだから先輩は人使いが荒いって……」
「ん、んん? デファン君、何か言いたい事があるのなら……」
「い、いや、な、何にもないっすよ! 了解っすっ!」
俺の撫で声を聞いたデファンの慌てぶりに、隊の通信系から隊員達の笑い声が漏れる。待機が長かったから、これで少しは空気が変わって緊張が解れたらいいんだが……。
それにしても、こういう大事な場面では、デファンの奴には助けられる。
……まぁ、案外、素、かもしれんがな。
「フェスタとスタンフォードは戦隊周囲で奇襲の警戒に当たってくれ」
「はい!」
「了解しました」
「レナはいつも通り、俺の僚機だ」
「了解です」
指示はこんなものかな、と考えたところで、タイミングを計っていたかのようにベルナールが画面に現れた。
「隊長、いつでも出撃可能です!」
「了解、ベルナール。……MS隊各員へ、これから俺達が為すべきことは、敵戦線に穴を開けて、セナ隊を敵艦隊まで届けることだ! このセナ隊の攻撃が成功すれば、この戦闘での形勢はこちらに大きく傾く! 各員、全力を尽くせ!」
「「「了解!」」」
「よし! MS隊、出撃する!」
◇ ◇ ◇
俺が艦橋からMS格納庫に移動して出撃準備をしている間に、ゴートン艦長が戦隊を味方艦隊の上方……、より地球から高度を取った座標に移動させて、重力ポテンシャルを稼いでくれていた。これで射出時に地球の引力も速度に上乗せできるから、戦域に突入するまでの時間が短くできる。
……もちろん、地球に足を掴まれて、引きずり込まれないように注意しないといけないけどな。
そんな訳で、射出されて前線に到着するまでの短い間に、隊の編隊を整え、前線状況の把握に努める。
……。
前線の戦況はラヴロフ隊に所属する十八機のMSが戦域突入した事によって、戦力比がザフト側に傾き、確実にこちらが有利になりつつある。
だが、劣勢となった敵機動部隊は、それでも一撃離脱に加えて対MS用小型ミサイルにより撹乱するメビウスと攻守にバランスが取れたストライクダガーの連携でもって、今までからは考えられない程の驚異的な粘りを見せている。
俺と同じく、その光景を見ていたらしいレナが小さく感想をこぼすのが耳に入る。
「これは……、今までにない粘りです」
「ああ、そうだな。……それに、こうも短期で決着がつかないとなると、MSのバッテリーや推進剤、兵装の残弾、パイロットのコンディションにも不安が出てくる」
「でも、それは向こうも同じじゃないんですか?」
「レナ、ここからが数の力を実感する所だ。……見ろよ、敵の増援というか、第二波が来るぞ」
「……あ」
かなりの打撃を受けて数を大幅に減らした先発隊と入れ替わる形で、敵艦隊からの新たな増援、MSとMA混成部隊が前線に立ち塞がりだした。
戦域の隅を敵艦隊に向って移動している俺達の前にも、こちらが新型ということで確実に対応する為なのか、敵艦隊周辺から艦隊護衛に当たっていたらしいストライクダガーの部隊……、総計十二機程が三機毎に小編隊を組んで向って来ている。ついでに付け加えれば、こちらの隊形に合わせてか、敵MS隊は横に広がる形で展開しているようだ。
……。
とりあえずは、予定通り、このまま突っ込もう。
「このまま行くぞ! デファン、突進して敵の編隊を崩せ! リー、マクスウェルはデファン達の突入支援、その後は両翼で敵小隊を拘束しろ!」
「了解っすよ!」
「「了解!」」
「各機、回避機動を怠るなよ!」
俺の指示を聞いてすぐにスラスターの推力を上げたらしいデファン小隊が左腕のシールドを前面に翳す事で被弾面積を少なくしつつ、恐れを知らぬように敵部隊へと突進して行く。それをリー、マクスウェルの両小隊が援護すべく、ビームを敵部隊へと撃ち始めた。
そして、俺とレナもまた、掩護のビームが走る中、デファン達の後を追って加速を掛ける。
対するストライクダガーの部隊は迎撃のためか、横列のまま足を止めて、こちらのビームを防ぐために盾で身を隠しながら、先陣を切っているデファン達や後続の俺達へと次々にビームを撃ち放ってくる。
……おそらく、相手はこちらの鋭鋒を受け止めきって、包囲殲滅するのが狙いなのだろう。
となれば、こちらが中央部を突き破れば勝ちを拾えると言えるが……、どうだろうな。
デファン達は取りあえず、中央部に位置する二つの敵小隊のうちから一つに狙いを絞ったようだし、両翼も……、どうやらそれぞれ交戦に入ったようだ。残る敵小隊は、こちらを気にしつつ、デファン小隊と戦闘を開始した味方へと接近し始めている。
……このまま、突破を仕掛けるか?
瞬間、全小隊の状況を見通すが……、やはり、新任で今日の戦闘が初陣でもあるベルディーニの動きが拙く、回避機動も訓練時よりも鈍いし、正直言って頼りないというか、そこからリー小隊が崩される可能性が高いように思える。
ここは……、新人に負担を掛けるよりは、不利な状況に慣れている俺とレナが危険を負う方が、確実な撃破が見込めるかもしれない。
「デファン、クラブに変更する!」
「ッ! うっす、了解っす!」
……戦場での決断は迅速に、ってか?
それにしても、ストライクダガーの盾だが、こちらのビームが当たっても破壊されないところを見ると、やはりと言うべきか、ゲイツのシールドと同じく、対ビームコートが為されているようだ。
こうなれば、盾のない箇所を狙って直撃させるしか、撃破することはできないだろうなぁ。
近くの敵小隊から撃ち放たれる妨害射撃の中にあっても、小隊による見事な連携機動と牽制射撃で他の二機よりも動きが鈍かった一機のストライクダガーを追い詰めて、撃破してみせたデファン小隊に追い着き、大声で呼びかける。
「デファン、交代だっ! 俺達が中央を引っ掻き回して引きつける間にリー小隊と合流して、叩き潰せ!」
「うっす! 任せるっす! モーリス、ジョンソン、行くっすよ!」
俺とレナと入れ替わる形でデファンが後方へと一旦引くと、それに釣られる形で二つの敵小隊が団子状になって、前へと進んでくる。
「レナ、訓練通りに行けるな?」
「はいっ!」
相手を一機でも減らしてくれたデファン小隊に感謝しつつ、二つの敵小隊を一箇所にまとめて拘束する為にも、盾がない面を狙って左側へ回り込むように、単機で機動し始める。
こうやって、ぐるぐると敵の外を回りながら、足止めも兼ねつつ隙を狙うのだ。
……いや、ずっと、ほぼ全力で動いているから、かなり、しんどいけど、今回の相手は足が止っているだけ、マシだろう。
目前で単機になって見せた為か、はたまた、悪目立ちしすぎる機体色の所為か、ストライクダガーはこちらを狙って大量のビームを撃って来るが、高機動と乱数回避及び気分的な手動回避によって、後追いになるか大きく外れている。
ちなみに、僚機であるレナも単機で右側へと回っていたりするのだが……、連合の連中はいつものように俺に夢中……、なんか嫌な表現だな……、んんっ、俺の首を狙っている為か、あんまりというか、ほぼ狙われてなかったりする。
ううむ、これを機体の色のお陰とするべきか、所為とするべきか、と悩むところだが……、ザラ議長に盛大に文句を言って、給料に機体色手当を新しく上乗せさせた手前もあるし、色のお陰としておこう。
って、そんなこと考えてる場合じゃないな。
「レナ、大丈夫か?」
「……っ、そこっ!」
って! ちょっ! えぇっ!
レナの奴……、機動しながら、俺を狙うのに夢中になって、不用意に突出した一機を撃ち抜きやがった!
ま、前から思ってたけど、こりゃもう、絶対に俺よりも腕がいいな。
なんてことを考えていたら、残りのストライクダガーに動きがあり……。
「あらら、背中合わせになったか、考えたな」
「どうします、先輩?」
「でも、ここが宇宙ってことを忘れているみたいだな。レナはこのまま隙を狙ってくれ」
「了解です」
レナの返事を受けて、レナの回転軸と角度を変えて回転するべく、少しずつに回転軸をずらして、いって……と、危ない。
たまに、切り返してみせないと、狙いがばれるか……、今後は、気をつけないとな。
「先輩、リー小隊に合流、畳み掛けてるっす!」
「わかった! 周辺からの横槍……、特にメビウスの一撃離脱に注意しろ!」
「うっす! 了解!」
デファンに注意を促した手前、視界の隅で周辺状況を確認するが……、うん、横槍に来そうな敵影はないし、主戦域はともかく、うちの隊に関してはリー小隊に戦力を集めたから、明らかにこちらが優勢になってきているみたいだから、大丈夫だろう。
で、こちらも、そろそろ、角度を変えて45度くらいにはっ! なっ! った! っが! どうっ! 対応っ! するっ! かっ! なってっ!
……はぁふぅぅぅ。
どうやら、連中、俺に狙いを絞ったようだな。
四機のストライクダガーがレナからの攻撃に対処するためだろう、小刻みにスラスターやバーニアを噴射させて回避機動を取りつつ、こちらを本格的に狙い始めている。
けど、固まるばかりで積極的な動きを見せないのは、さっきレナに撃ち抜かれたからだろう。
「レナ、隙が絶対にできる! 頼むぞ! だが、油断もするなよ!」
「はいっ! 任せてください!」
でも、俺も後輩任せではいられないので、隙を探る。
……。
……。
……むぐぅ、盾が邪魔って、いうか……、射線を避けるだけで大変だぁ、って!
「一機撃破ッ!」
……ほ、本当に凄いよね、レナ。
レナ機から立て続けに二機も落とされた影響か、今度はレナを警戒して、狙いに行くような動きを見せ始めた。
その動きの為に生まれた大きな隙をついて、こちらは下手な射撃は止めて、軌道を一気に変更しての一撃離脱でビームクローによる攻撃で勝負を仕掛けることにする。
「ッあっ!」
急激な軌道変更に、身体が軋むが……、我慢だっ!
速度を活かして、一気に相手の懐にっ!
……っあ!
むぐぐ、すれ違い様に、二機のストライクダガーへと攻撃を仕掛けたのだが……、寸前に回避されてしまい、一機の片足ともう一機の頭部を刈り取るくらいしかできなかった。
で、攻撃に失敗したとなれば、次は……。
「先輩! 後っ!」
レナから発せられた危急の声と己の勘に従って、咄嗟に下方に逃げつつ、機体をロールさせて、回避機動を取らせる。
……機体上方や左側、それに回避した後を追うようにビームが連続して走っていく。
スーツ内の身体中から冷や汗が流れ出るのを感じながら、敵の攻撃を避けるために、更なる回避に全力を尽くす。
「援護しますから、合流してください!」
「わかった、頼むぞ、レナ!」
「任せてください!」
「こちらマクスウェル、敵一機撃破っ!」
「了解! だが、油断するなよっ!」
「了解ですっ!」
マクスウェルの通信に応えつつ、レナの援護のお陰で少なくなったビームを回避しながら、レナ機との合流を目指していると、通信系からリーの声が聞こえてきた。
「こちらリー! 敵三機撃破しましたっ! 隊長、援護に入ります!」
「わかった! デファンはマクスウェル小隊を援護しろ!」
「もう、動いてるッす!」
「いいぞ! その調子で頼む!」
そうこう言っているうちに、敵部隊の下方……、地球側からビームが何本も立て続けに走り、次々と損傷したストライクダガーを貫き、無傷だった残り一機も回避した先に射線を置かれて爆散していった。
「先輩! リー小隊が到着! 敵MS三機の撃破を確認しました!」
「こちら、マクスウェル! デファン小隊と合流!」
「隙を作っ、今っすよっ!」
「っし! ………………敵二機を撃破っ!」
「……ラインブルグ、了解」
な、なんていうか、俺、いらなくね?
最近のマイブームになりつつある、自身の存在意義について考えがいってしまいそうになるのを何とか押し止め、全隊の状態を把握するべく、各小隊に呼び掛ける。
「皆、よくやった。……各小隊、損害報告」
「マクスウェル小隊、ボッカ機のシールドに大きく負荷が掛かりましたが、戦闘行動に影響はなしです」
「デファン小隊、損害なしっす」
「リー小隊、損害なしですが、ベルディーニの推進剤及びライフル用バッテリーの残量が厳しいです」
あれまぁ、こりゃ、完勝と言って良い出来だね。
でも、これで敵の防衛網に穴が開いたというか、敵艦隊までの道が開いたはずだ。後はセナ隊を待つだけだが…………、うん、どうやら、今の戦闘結果が信じられないのか、副産物的に前線の敵部隊にも動揺が広がっているみたいだ。
このまま前線を叩いた方がいいかな、と欲張りな考えが出てきた所で通信系からベルナールの声が聞こえてきた。
「こちら、エルステッド、隊長、聞こえますか?」
「ああ、聞こえてる、何かあったか?」
「はい、出撃したセナ隊がそちらを通過します。艦隊突入までの援護をお願いする、とのことです」
「了解した。……マクスウェル、セナ隊を艦隊までエスコートしろ、デファンはセナ隊の周囲で、周辺の敵、特にメビウスの一撃離脱を警戒、リーは俺達と、この宙域を確保して、セナ隊の退路を維持しろ」
「了解」
「うっす」
「了解です」
うん、こんなもんだろう。
「……あれ?」
「ん、なんだレナ、どうかしたのか?」
黙々と周囲の警戒をしていたレナが唐突に声をあげたので問い掛ける。
「いえ、今、地球、……光?」
「地球?」
地球がどうかしたのかと問いかけようとした所で、今度は、セナ隊の隊長……、俺よりも二歳ほど年嵩で金髪のイケメン、ラウル・セナから通信が届いた。
「流石に仕事が早いな、ラインブルグ」
「マグレ、とは言いません、隊の連中が優秀なだけです」
「ははっ、なら、うちも優秀だって見せてやるよ」
「ええ、期待してます。……ですが、MSのあるなしに関わらず、敵が手強いのは事実ですから、油断は禁物ですよ?」
「ああ、今までの戦闘で嫌というほど肝に銘じている。……退路の確保を頼むぞ」
「了解」
セナとの通信が終わると共に、俺達が開けた穴をゲイツが六機に、無反動砲で対艦装したジンM型が六機で、都合十二機のセナ隊が、敵艦隊を目指して通過して行く。
「マクスウェル、デファン! 敵艦隊までの道中、セナ隊に敵を寄せ付けるなよ!」
「了解!」
「うっす!」
マクスウェル、デファンの両小隊がセナ隊の周囲に展開して、加速して行くのを見送った後、残ったリー小隊に念を押す。
「リー、さっきも言ったが、お前の小隊は退路の確保だからな?」
「ええ、わかってます」
「なら、……よろしく頼む」
「了解です」
……うん、今のリーなら、安心して背中を任せられるな。
リーの落ち着きぶりに安堵して、俺も退路維持の為に周辺の敵に睨みを効かせようと思ったら、また、エルステッドから連絡が届いた。今度は何かと思って出てみれば、ベルナールの焦り声が耳に入った。
「こちらエルステッド! 隊長! 地球の! 地球のビクトリア基地から連続して、打ち上げがっ!」
「……は?」
「ですから! ビクトリアにあるマスドライバーからの打ち上げが連続して、確認されました!」
……えっと、この状況で?
…………マジですか?
以下 注釈及び(適当にそれっぽく書いてみた)解説
※注1 アロー:ラインブルグ隊が使用する中隊陣形の一つ
前衛として中央及び両翼に弧を描く形で三個小隊を展開させ、その後方中央に後衛の一個小隊を配置する陣形で、前衛が拘束している敵部隊の間隙を後衛が抜け、敵前線の背後に回りこんで挟撃を仕掛ける突破陣。
前衛の三個小隊が矢を引き絞るような弓形を構成し、後衛が放たれた矢のように敵前線の突破を図ることから見立てられた。
※注2 クラブ:ラインブルグ隊が使用する中隊陣形の一つ
全四個小隊が横一列状態、或いはそれに近い状態において、片翼に二個小隊を集中させる一種の斜線陣。
相手が同数の場合は、どこかで少ない戦力で倍の相手を拘束しなければならない、失敗したら形勢が大きく不利になるというデメリットがあるが、成功した時の見返りは大きい。
棍棒のような形と片翼にて相手を打撃することから見立てられた。
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