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第二部  二年戦争/プラント独立戦争 (C.E.70年-C.E.72年)
48  精神を砕くもの 2

 2月16日。
 プラントに帰還すると、先の低軌道での戦闘に参加した全部隊の指揮官に、宇宙機動艦隊司令部への報告書の提出が求められた。一応、そんなことがあるかもしれないと予想して書いておいたモノを、到着してすぐに司令部に提出すると、戦隊には、なんと、一週間もの特別休暇が与えられた。

 ……まぁ、本当の所は、デブリ帯を横断する際に許容限界速度を超過させて航行させたエルステッドとハンゼンの点検整備が、地球への定期補給船団の出発前点検に重なって後回しにされたなんて事情と、一種の報奨金代わりの休暇が重なっただけなんだけどね。

 最近、休み過ぎじゃないかなと思いつつも、休暇というものが非常に有難いものであるのは確かなので、遠慮なく頂くことにした。

 戦隊の皆も降って湧いたご褒美に喜びながら、艦を下船していったよ。


 もっとも、俺に関しては、すぐさま休暇を満喫する、というわけにはいかないようで……いつかの如く、黒服のお兄さんやおじさん達に連れられて、アプリリウス・ワンのプラント政庁内にある国防委員長室に連行もとい出向くことになった。


 政庁内で厳つい黒服さん達から大きく形良い御胸の秘書さんに引き継がれた案内で、国防委員長室の主であるザラ委員長の前に立つが……とりあえず一言だけは言わせてもらいたい。

「委員長、あの黒服さん達を迎えに寄こすの、やめません?」
「……貴様は形式美というものを知らんのか?」
「ちょ、形式美って、何それっ!」
「ふん、冗談だ。真に受けるな、馬鹿者め」

 いや、おっさん、あんた、真顔で冗談を言われてもさ……対応に困るっていうかさ、何か、先制パンチを食らった気分だよっ、てっ!

 むぁっ!!

 俺の反応を見て満足したのか、引っ掛ける事が出来て楽しいのかは知らんが、ニヤリと笑っていやがりますよ、このおっさんっ!

 くそっ、以前よりも更に余裕を持ってやがるな、おっさんっ!

 ……はっ!

 ま、まさか……これは、円満な夫婦仲から来る余裕なのかっ!

 ぬぬぬぅっ、う、羨ましくなんてっ、ないからなっ!

 思わず歯軋りしそうになるのを、強靭な意思と顎の筋力でもって強引に抑え込み、俺は努めて、そう、努めて冷静に、委員長に召喚した理由を尋ねることにする。

「で……今日はいったい何の御用があるんでいやがりますか?」
「む、後二人程、人を呼んでいるのだ。秘書が案内してくるまで待て」
「……二人?」

 訝しむ俺の声には応えず、委員長は伝説のGENDOUスタイルで瞑目してしまった。

 ……くっ、威厳がっ!

 以前にはなかった、威厳がっ!

 だ、だが、俺はこれ位では屈しないっ!

「ザラ委員長、何か、前にお会いした時よりも、痩せてませんか?」
「……」

 あっ、今、片頬がピクリと動いたぞ。

「もしかして、アレですか?」
「……」

 何を思い出しているのかはわからないが、委員長の顔から冷や汗がだらだらと……。

「委員長……腎虚にならないといいですねぇ、っていうか、もう、すでに手遅れですか?」
「……貴様が、貴様がっ、レノアをあの茶会で焚きつけたのがいかんのだっ!!」

 おおぅ、なんか、委員長の顔色が青と赤を交互に行き来して、オモロイワァ。

「あの茶会の日から毎晩毎晩……レノアに干乾びそうになるまで搾り取られて、最近、腰が……」
「…………あ、あの、…………ザラ委員長?」
「ぬっ! …………謀ったな、若造」
「えー、何のことですかー?」

 ふふん、ドアが開く音に気が付かない委員長が悪いのです。

 ……いや、実際は、俺が委員長の視線を遮って秘書さんの存在を隠したり、声を出してドアが開く音を聞こえなくしていてたりするんだな、これが。

 あー、委員長のあの射殺すような目……ゾクゾクしてタノシイワぁ。

 ふふふふん、これで少しはやり返せたかな?

 まぁ、委員長、円満な夫婦仲が秘書さんにばれる事ぐらいは大したことじゃないでしょう。

 逆に、周囲に、夫婦仲がとーっても熱々なことを知らしめるチャンスだと思っていただかないとねぇ。

「くっ、その顔、碌なことを考えておるまい」
「いえいえ、そんなこと、ないですよぅ。ほらほら、秘書さんがお待ちですよ?」
「……えーと、委員長、その……よろしいのですか?」
「むむむ、……構わない、それで何事かね?」

 いや、自分で仕事を言いつけておいて、そらないだろ?

 つか、動揺し過ぎだろう、おっさん。

「いえ、委員長がお呼びになったお二人を案内してきたのですが……」

 ほら、秘書さんも困った顔してるだろうが。

「あ、ああ、通しなさい」
「はい」

 で、つい、目で追ってしまう、けしからん胸の秘書さんに通されてやってきたのは……。

「ラインブルグ、お前、まさか、また、ザラ委員長に迷惑をかけているのか?」
「……いや、ユウキよ。ここは、それでこそ、アインだと言うべきだろう」
「む、言われてみれば、確かにクルーゼの言う通りかもしれんな」

 ちょいと、お二人さん……本人の前で、とんでも評価をしないでくれませんかね?


 ◇ ◇ ◇


 雰囲気がグダグダになりかけたので仕切りなおし、委員長室の応接ソファに移動する。四人揃って座った所で秘書さんがお茶を持ってきてくれた。
 その秘書さんがお茶を置くために前屈みになった時、視線が素晴らしき桃源郷に向かうのは、助平を生涯の友とする男として、極々、自然な反応だと思うんだ。

 あっ、今、目があった時に、めっ、って感じで秘書さんに柔らかな微笑で窘められてしまった。

 ……すいませんです。

 しかしながら、これも男の性なのです、今後、露骨な視線は避けますので、どうか勘弁してください。

 俺の無言の懇願が通じたのか、秘書さんは俺に苦笑を一つ残して、部屋を去っていった。そんな心の広い秘書さんの均整のとれた背中から拝みたくなる御尻までラインを名残惜しげに見送った後、視線を元に戻したら、他の三人からの視線を向けられていることに気が付いた。

「……えーと、何か?」
「ラインブルグ、気持ちはわかるがな、場所をわきまえろ。……見るならば、こっそりとだ」
「ユウキよ、それもどうかと思うが? やはり、男は漢らしく堂々と見るのが正しい姿だ」
「……貴様ら、私はそろそろ、真面目に話がしたいのだが?」

 えー、だって、ねぇ。

「いや、でもね、委員長。委員長は普段から有難いモノを拝んでるから、特に反応をする必要はないんでしょうけど、こっちはそうそう拝めんのです。少し位はいいじゃないですか」

 俺の反論に、ラウもユウキも同意するように、うんうんと頷いてくれた。

 うん、流石は俺の親友達だっ!

「……もういい、まったく、助平な奴らめ」
「……」
「……」
「……」

 俺達にそんな助平心を抱かせるような秘書さんを選んでいる上に、今でも熱愛中の綺麗な奥さんを持ってる、あんたが、そんなことを言いやがりますか?

「なんだ、貴様ら、その目は?」
「いえ……」
「特になにも……」
「ええ、なーんにもありませんよ」

 先から順に、ラウ、ユウキ、俺である。

「……ふぅ、まったく、若造共め、疲れさせてくれる」

 それは、おっさんが歳をとったか、毎晩の苦ぎょ……楽園の所為だと思う。

「それで、ザラ委員長。我々三人を同時に呼んで、いったい何事ですか?」
「ほんとだよねぇ、白服が三人も同時に呼ばれるなんて穏やかじゃないですよ」
「……ユウキ、アイン、まずはザラ委員長の話を聞こうではないか」

 ラウがうまいこと話を誘導してくれたので、ここは大人しくしておくか……。

 委員長の真面目に話を聞くべく、ちゃらけモードから頭を切り替え、腰を据える。場の変化を感じ取ったのか、委員長も呆れた表情を改めると話を切り出した。

「貴様らも知っているだろうが、先日、ザフト地上軍がビクトリア宇宙港を落とすことに成功した」

 そのことを聞いた瞬間に、眉間に皺が寄るのを自覚する。

 実はビクトリア宇宙港を落とした時に、投降した連合軍の捕虜をザフト兵が虐殺したという話があちこちから伝わってきているのだ。なんでも、追悼式典に合わせて、銃殺することでユニウスの仇をとったとか……。

 やっていることがあまりにも低レベル過ぎて呆れるというか、ザフトには先を考えないというか、短絡的な大馬鹿が多くて困るというか、まったくもって頭が痛くなってくる話だ。
 虐殺なんてしたら、自分達も同じような立場になった時にやり返されることが、そんな簡単な、当たり前の道理がわからないのだろうか?

 ……いや、戦場の狂気、戦争の悲劇と呼んでしまえば、それまでのことになるのかもしれない。

 けれども、俺は、ナチュラルだからというだけで簡単に人を殺せる蛮性……人間としての理性の箍が簡単に外れるプラント生まれのコーディネイターの精神性が恐ろしいし、また、今後のプラントの事を、未来を考えると後々にまでナチュラルとの関係に禍根が残っていまう、恥ずべき汚点だと思う。

 一応、これに関する苦情というか、捕虜の取り扱いに関する要望書は、後で正式に書類として国防委員会に提出しておくつもりだが、ザフトには自身の主義主張を絶対のものとして、人の意見に耳を傾けない輩や逆に難癖を付けて主張を強要してくる輩が多いから、……悲しむべき事に、きっと効果はないだろう。

 っと、今はザラ委員長の話を聞くのが先だな。

「これを受けて、国防委員会ではこの戦争に終止符を打つべく、オペレーション・ウロボロスを見直し、地球連合への致命打を与える作戦を新たに立案した」

 へぇ、委員長も真面目にお仕事してるんだね。

「その名はオペレーション・スピットブレイク」

 ……Spit(痰唾を吐く) Break(破壊する) だなんて、き、汚ねぇ作戦名だな、おい。

「それで委員長、その作戦の目的と概要は?」

 もう少し、マシな作戦名はないものかと考えていると、ユウキが作戦について尋ねてくれたようだ。

「うむ、アラスカにある地球連合軍最高司令部へ降下強襲をかけて制圧することがこの作戦の目的だ」
「……降下強襲による制圧」
「そうだ。概要としては、アフリカ侵攻軍から抽出した戦力をビクトリアのマスドライバーで軌道上に打ち上げ、カーペンタリア及びジブラルタルの海洋部隊の支援の下で降下し、アラスカの制圧を行う予定だ」

 へぇ、地球連合軍最高司令部への強襲制圧作戦か。

 ……確かに、上手くいけば、戦争終結の道標にはなるな。

「本気ですか、委員長。アフリカ侵攻軍……地上軍の大部分を使うとなると、賭けになりかねませんよ?」
「この戦争に終止符を……、我々が勝ったまま終わらせるには、これぐらいの大攻勢をかけなければ不可能だろう。違うかね、ユウキ君?」
「それは認めます。……では、その勝算は? 委員会では、どれぐらいだと判断しているのですか?」
「委員会……作戦を立案した文官が弾き出した予測では、七割方、成功するとのことだ」

 ユウキの意見に委員長が応えるが……そんな賭けの様な作戦で七割はちょっと、楽観過ぎでないかい?

 ……。

 良くて、三割、くらいじゃないかな?

「……委員長、その勝算、おそらく希望的観測が入り過ぎているでしょう」
「む、そう思うか、クルーゼ?」
「はい、楽観は極力排除するのがよろしいかと」

 ラウが作戦成功率に的確な突込みを入れてくれたようだ。


 ……ふむ、なるほどな、と頷いているザラ委員長を見るにつけ、今日、俺達をここに呼んだのは、どうやらこの作戦について、意見を聞きたかったからみたいだな。


 ……。


 でもね、俺は、その作戦云々を語る前に、委員長に話しておきたい事があるんだ。


 だから、ちょっと、口を出させてもらおうかね。

「あの、委員長」
「なんだ、若造」

 ……ユウキはユウキ君で、ラウはクルーゼで、俺だけ若造とは、これ如何に?

「……先日、ボアズ要塞で爆弾テロがありましたよね?」
「ああ、忌々しいことだがな。しかし、それがどうしたというのだ? 今話した作戦に何か関わるというのか?」

 委員長、もう、いい歳なんだから、そう、カリカリしなさんなって。

「とりあえず、話を聞いてくださいよ」
「……むっ、…………わかった、話せ」
「では……、先日にボアズ要塞で起きたテロなんですが、以前なら、俺が保安局に勤めていた二年程前なら、軍事施設というか重要な施設や拠点で、そんなテロリストの侵入を許すような失態は絶対に犯さなかったはずです」
「……それで、何が言いたい?」

 まぁ、簡単に言えばね。


「委員長……プラント保安局の人員不足が深刻化しており、プラントの防諜体制がかなり弱体化しています。現在の体制では、市民生活を守るだけで、恐らく手一杯でしょう」


 俺の言葉を理解したのか、委員長の顔からイライラが消えて、訝しげな表情に切り替わった。

「そのような話、私は初耳だが?」
「そりゃ、上役にあがる情報なんて、基本的に耳さわりが良いのに決まってますからね。今頃、保安局の上層部は必死に上辺を取り繕いながら、隠しているでしょう。ちなみに、この情報は現場の人間から聞いた後、しっかりと裏を取りましたから、間違いないです」

 前の休暇で防諜体制についての話を聞いた後、伝手を使用して色々と調べてみたら、諜報員やテロリストの検挙率が、戦争中であるから、連合側の諜報員や工作員やらが何らかの方法で新しく入り込んでいることを予想して、それらの数字を差し引いても、明らかに落ちていた。

 普通ならば、早く上に話を通して何とか増員してもらおう、って話で終わるんだけど、プラント……特にザフトの系列じゃ、これ位のことすらできんのか、この無能め、って感じになるのが一般的だから、取り繕って隠してしまったんだろうなぁ。

 っと、衝撃的な話はまだあるんだった。


「……しかもですね、これはまだ保安局でも、現場の者が怪しいと踏んでいるレベルなんですけど、どうも、プラントの……ザフトの上層部から、情報が漏れているみたいなんですよ」


 これも保安局時代に何度も行った研修で、仲良くなったプラント各市の保安局員に提供してもらった情報だから、まず、間違いないだろう。

 これも一種の情報漏洩かもしれないけど、あえて、俺は情報提供と強弁する!

 凄惨かつ夢のない現場で、非情な現実と向き合ってきた者同士、現状を何とかしたいという相通じるものがあるからこそ、皆、情報を提供してくれたのだ!

 そう、これは情報漏洩ではなく、未来をつくる為の情報提供なのだとっ!

 ……きっと、情報漏洩している奴らの中にも、こんな風に考えている奴がいるんだろうなぁ。

 そんな事を考えながら、自分が為したことは必要悪だと嘯き、都合良く目を瞑って、話を進める。

「疑いはあっても相手の権限が大きいために、上層部が尻込みして調査を進められず、でも、プラントの安全を担う保安局に所属する者としては放置できない、なんてジレンマを抱えて、現場は悶々としてますよ」
「若造、その情報漏洩の話はどれ位のレベルなのだ?」
「今現在の段階でわかっているのは、最高評議会直下の各委員会レベルです」
「っ!」
「本当かっ、ラインブルグっ!」

 驚く委員長とユウキの二人とは対照的にラウは落ち着いたままだ。

「……有り得る話だな、アイン」
「うん、俺も保安局時代に少し勉強してきたけど、漏洩のパターンにも色んなのがあるからな。例えば、金や物で情報を売る、自身の主義信条から外に流す、ハニートラップに引っ掛かって情報を強請られる、本人が気付かないうちに内容を家族に話していて、そこから外部に流れる、といった所かな? もちろん、諜報する側も漏洩されるのを口をあけて待っているだけじゃなくて、代表的な手段である盗聴や盗撮を仕掛けたり、要人の使用人レベルや組織の人員、出入り業者として入り込んで密やかに情報を収集したり、噂レベルに含まれる微々たる情報を地道に組み立てて推論したり、実際の人や物の動きを見て探り出す、といったことをしてくる」

 逆に言えば、公務では基本、身元がはっきりしている人物が働く政庁で黒服に囲まれて過ごし、家庭では、警備体制が整った邸宅があり、しっかりとした奥さんとの夫婦仲が非常に円満で、ハウスキーパー等を雇ったりしていないザラ委員長なんかは結構、安心できる人物だったりする。

 俺の言葉を受け止めて消化したらしいザラ委員長が、目に一国の指導者に相応しい、強い意志の光を宿しながら、俺に問い掛けてくる。

「つまり、若造、作戦の前に、まずは身内を疑えと言うわけだな?」
「ええ、以前なら心配する必要なんてなかったんですけど、現状ではそれ位の慎重さが必要になります」
「しかし、ラインブルグ、一々、そのようなことをすれば、進む話も進まなくなるぞ?」

 うん、ユウキの指摘は尤もなことだ。

「ああ、わかってるよ。それに加えて、保安局の人員が足りないという根本要因の解決には時間が掛かる以上、今現在においては事を進める上で、もう、情報が漏れるのは仕方がないと諦めるしかない。……だけど、せめて上層部に関してだけは、どこから情報が漏れているかを調べて、塞いだ方がいい」

 上層部が触れる情報は確度と機密レベルが高いものが多いから、それが漏れると国家や組織の存亡に関わりかねないので、とても危険なのだ。

「それをどうやって調べる?」
「防諜に詳しい保安局員を抽出して、内々に動かすしかないな」

 ……その影響で、現場の人間が超過勤務に泣く破目になるだろうけどね。

「だが、怪しい人物を突き止めても、証拠を掴めぬ限りは手出しが出来ぬのではないか?」
「ああ、ラウの言う通りさ。……怪しい人物の内偵中に証拠を掴めたら、それはそれでいいんだが、掴めなかった場合は、何らかの強権を発動させて逮捕するしかない。本当なら、こんな無様な方法は、後々まで影響が残るし、内部分裂を引き起こす可能性があって危険だから、できるだけ避けたいよ。それでも、背に腹は変えられない時は、やるしかないだろうな」

 ザラ委員長は無言で俺達の会話を聞きながら、考え込んでいるようだ。


 さて、委員長が俺の意見に関して、何かを話し出すまで、お茶で喉を潤しておきましょうか。


 ……ぅぐっ。


 秘書さん、お茶淹れるの下手なのね……。
11/02/06 サブタイトル表記を変更。
11/02/14 誤記修正。


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