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「放射性がれき受け入れないで」市民5人が宮川市長に申し入れ
(3月15日付け)
 東日本大震災で発生したがれきの処分を巡る問題で、紋別市民5人が13日、宮川良一市長を訪ね、放射性がれきを受け入れないよう申し入れた=写真=。
 宮川市長を訪ねたのは元紋別で農業を営む鷲頭幹夫さんら5人。鷲頭さんらは東京電力福島第1原発事故の重大性を鑑みて、高橋はるみ知事宛にこのほど、北海道を放射能から守るためにがれきの受け入れをしないよう求める要望書を送付。要望書には83人の賛同署名を添えており、がれきを道で受け入らざるを得ない場合は泊原発を全面的に停止するよう求めている。宮川市長の訪問は要望書を送付したことへの理解を求めるのがねらい。
 鷲頭さんらは「放射性物質汚染対処特措法は放射性がれきを広範囲で始末させようとする愚策だ。がれきを受け入れるかどうか紋別市としての態度を決めてほしい」と宮川市長に懇願した。
 これに対し、宮川市長は「がれきの受け入れについて、市としてはまだ検討に入っていない」として言及を避けた。

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