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やさしいタオル
吉本隆明さんのご冥福をお祈りいたします。
 

今日のダーリン

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・吉本さん。
 こういう日がくることは、ずっとわかっていました。
 ご本人といっしょに、そういう日のことについて
 話したことも、何度かありましたよね。
 「町内会で、小さいテントみたいなものを借りて、
  簡単にやってもらえたら、それがいちばんいい。
  吉本家の墓は、この駅で降りて、
  入り口からこうしてこうして行けばわかります。
  途中に誰それの墓があるから、
  それを目印にすればいいや」
 なんて事務的なことを、伝言のように聞いていました。
 「死っていうのは、じぶんに属してないんですよ。
  じぶんは死んじゃうんで、わからねぇから、
  家族とかね、周りが決めるものなんです」
 死んでやろうかと思ったときそのことに気付いた、
 と、闘病がはじまったころに言ってましたよね。
 
 ぼくは、何年も前から、
 吉本さんがこの世から亡くなることを、
 惜しまないようにしようと、じぶんを慣らしていました。
 だから、お会いするごとに少しずつ少しずつ、
 そっちの方に近づいている兆しを見つけても、
 わりあいに平気でいたつもりでした。
 病院に入られてからのお顔や姿も、
 しっかり目では見ていられました。
 前回は、意識がなかったように見えました。
 見てつらかったけれど、落ち着いていたつもりです。
 
 ただ、ほんとうに帰ってこない日が来るとは、
 思っていなかったのかもしれませんね。
 吉本さんのいない世界に生きていることを、
 ぼくはさんざん練習してきましたから、平気です。
 あとは、とても健康な悲しみばかりです。
 思っていたのと全然ちがって、ずいぶん悲しいです。

 誰かが亡くなったとき、あんまりことばはでません。
 こんなふうになにか言うことは、初めてです。
 まだ、吉本さんに聴いてもらえてると思って、
 ぶつぶつ言ってるのかもしれません。
 「ありがとうございました」とか
 過去形で言うのはやめておきます。
 ぼくがそっちに行ってから、そこでお礼を言います。
 でも、中締めっていうのもありますものね。
 じゃ、また。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
人は変わって変わっていかなきゃいけねぇなぁと思うです。
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