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警視庁の留置場 逮捕後はたばこ吸えません 

(2012年3月13日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

健康への意識の高まり受け、禁煙に

 逮捕されたら、たばこは吸えません−。警視庁は12日、本部庁舎や警察署の留置場を全面禁煙にすると発表した。4月から試行し、5月から本格的に実施する。これまで容疑者らの喫煙は1日2本まで認めてきたが、健康への意識の高まりを受け、全国の警察で初の禁煙に踏み切る。

 警視庁によると、喫煙は朝の30分間の運動時間中、運動場で1日2本まで認めてきた。2009年9月、取調室を禁煙化したことを受け、留置場での禁煙も検討。年に数件、容疑者らが留置担当者にたばこの火を押しつけるトラブルが起きていたことや、喫煙者と非喫煙者で運動時間を分ける必要があったことなどから全面禁煙することにした。

 留置場は本部や警察署に計107カ所あり、最大で3393人を収容する。刑務所や拘置所は既に全面禁煙で、逮捕後はたばこが全く吸えなくなる。

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