北朝鮮は、キム・イルソン主席の生誕100年に合わせて、来月12日から16日までの間に「ロケットを使って人工衛星を打ち上げる」と発表し、事実上の長距離弾道ミサイルの発射を予告したものと言え、国際社会からの強い反発が予想されます。
これは、北朝鮮の国営メディアが、16日正午前、北朝鮮の「宇宙空間技術委員会」の発表として伝えたものです。
それによりますと、「来月12日から16日までの間に、地球観測衛星『クァンミョンソン3号』を積んだ運搬ロケットを、西部ピョンアン北道にある発射場から南の方向へ打ち上げる」としています。
また、ロケットの破片が周辺国に影響を及ぼさないように、安全な飛行軌道を設定したとしています。
北朝鮮は、衛星の発射は来月15日のキム・イルソン主席の生誕100年に合わせたものだとしたうえで、「強くて盛んな国、強盛国家の建設を進めている、わが軍隊と人民を力強く鼓舞するであろう」としています。
ただ、人工衛星の打ち上げの発表は、事実上の長距離弾道ミサイルの発射を予告したものと言え、先月のアメリカとの協議で北朝鮮は長距離ミサイルの発射の凍結を約束したばかりであるだけに、国際社会からの強い反発が予想されます。
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