14日、数十センチの津波が発生した三陸沖のマグニチュード6.8の地震について、専門家は、「周辺の海域では今後も津波を伴う大きな地震が起きるおそれがあり、注意してほしい」と指摘しています。
14日の三陸沖を震源とするマグニチュード6.8の地震では、津波注意報が出て北海道と青森県の沿岸で最大20センチの津波を観測しました。
津波のメカニズムに詳しい北海道大学大学院地震火山研究観測センターの谷岡勇市郎教授は、今回の三陸沖の地震について海溝沿いに沈み込む太平洋プレートで起きる「アウターライズ地震」と呼ばれる地震だと説明しました。
そのうえで、「20メートルを超える大津波が発生した昭和三陸地震は同じアウターライズ地震として知られている。去年3月の巨大地震のあと、アウターライズ地震が起きやすくなっており、周辺の海域では今後も津波を伴う大きな地震が起きるおそれがある」と指摘し、注意を呼びかけています。
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