南北朝鮮の音楽家らパリで共演　迫力のブラームスに喝采

　【パリ共同】パリのコンサートホールで１４日、北朝鮮の銀河水管弦楽団と、韓国人指揮者の鄭明勲氏が音楽監督を務めるフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の合同演奏会があり、ブラームスの交響曲第１番などの迫力ある演奏に聴衆が総立ちで喝采を送った。

　フランスは昨年１０月、国交のない北朝鮮に文化交流などを目的とする常設事務所を開設。今回の公演はこうした交流の一環として実現した。

　公演はまず、約９０人で編成する銀河水管弦楽団が民族楽器などを使って朝鮮民族の伝統音楽を演奏。後半でフランス放送フィルのメンバーを交えてブラームスを演奏した。