• The Wall Street Journal

テレビ会議の録画が存在=菅前首相の演説も―国会事故調に開示・東電

  • 印刷
  • 文字サイズ

 東京電力福島第1原発事故で、東電は14日、事故当日の昨年3月11日以降、本社と福島第1、第2原発を結ぶテレビ会議システムでのやりとりを録画した映像があることを明らかにした。同社は国会の事故調査委員会の要請を受け、委員に一部を見せたが、「社内資料なので一般への公開はしない」としている。

 東電によると、映像は昨年3月11日以降、福島第2原発で録画されたものと、同12日以降、本社で録画されたものがある。録画は断続的で、音声がないものもあるという。同15日早朝に菅直人首相(当時)が本社に乗り込み、第1原発からの撤退を認めないとした映像も残っていたが、音声は記録されていなかった。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は14日の記者会見で、「自動的な録画機能はなく、組織的に録画を残していたわけでもない」と説明。いつまで録画をしていたかも不明とした。 

[時事通信社]

Copyright @ 2009 Wall Street Journal Japan KK. All Rights Reserved

本サービスが提供する記事及びその他保護可能な知的財産(以下、「本コンテンツ」とする)は、弊社もしくはニュース提供会社の財産であり、著作権及びその他の知的財産法で保護されています。 個人利用の目的で、本サービスから入手した記事、もしくは記事の一部を電子媒体以外方法でコピーして数名に無料で配布することは構いませんが、本サービスと同じ形式で著作権及びその他の知的財産権に関する表示を記載すること、出典・典拠及び「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版が使用することを許諾します」もしくは「バロンズ・オンラインが使用することを許諾します」という表現を適宜含めなければなりません。

 

  • 印刷
  •  
  •  

類似記事(自動抽出)

こんな記事もおすすめです