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森ビル会長の森稔氏死去=六本木ヒルズを開発

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 六本木ヒルズなど国内外で都市開発を手掛けた森ビル(東京)会長の森稔(もり・みのる)氏が8日午前6時52分、心不全のため死去した。77歳だった。京都市出身。葬儀は近親者のみで執り行った。森ビルが後日、お別れの会を行う予定。森トラスト(東京)の森章社長は実弟。

 東大在学中に父親の故・森泰吉郎氏と森ビルの前身である森不動産を設立し、賃貸オフィス事業を展開。泰吉郎氏の死去に伴い、93年1月に森ビル社長に就任した。都市再開発事業に積極的に取り組み、1986年にオフィス、ホテル、住宅、コンサートホールなどから成る複合施設「アークヒルズ」(東京都港区)を開業した。

 都心の住宅地を再開発し2003年に開業した「六本木ヒルズ」(同)は、商業施設やオフィス、住宅などの複数の都市機能を統合した都市再生のモデルの一つとして注目を集めた。中国・上海では、地上101階建ての超高層ビル「上海環球金融中心」開発を手掛けた。小泉政権下で政府の総合規制改革会議委員を務めた。 

[時事通信社]

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