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【大リーグ】

イチロー、3番が板についてきた オープン戦2度目のマルチ

2012年3月16日 紙面から

ロイヤルズ戦の4回、中前打を放つマリナーズのイチロー=ピオリアで

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 【ピオリア(米アリゾナ州)穐村賢】新打順3番が板についてきた。マリナーズのイチロー外野手(38)は今オープン戦初のナイターとなるロイヤルズ戦に3番右翼で先発出場。4打数2安打でオープン戦2度目のマルチ安打と好調ぶりを示した。

 対峙したのは、昨季は球宴にも選出された先発クロー。1打席目には94マイル(約150キロ)の内角球を鋭いライナーで右前に運び、第2打席は高めの直球をたたきつけ二遊間をしぶとく破る。クローに対し味方打線が四球2つに抑えられる中、2安打と一人気を吐いた。他の選手たちが3打席で退く中、イチローは7回の4打席目まで出場。「明日が休みですから。明日のために1打席多く立ったということ」とレギュラーシーズンを見据えた調整は万全だ。

 守備ではオープン戦ならではの環境を痛感させられた。メジャーの球場とは違い照明の数も少なく、3回に右中間後方の打球を追った際には「嫌ですね。単純に暗い。本番の球場とは空気も違う」とやりにくさを口に。それでも「そのときのプレーが不細工にならないようにしてるだけ。お客さんが入って、お金を払ってチケットを買ってるわけですから」と“らしい”美学も口にした。

 7回には右翼線付近にフラフラと上がった打球にも、果敢にスライディングキャッチを敢行。あと一歩及ばず二塁打としたが「本番でも行くかもしれないし、行かないとわからない」と打球感覚を研ぎ澄ませていた。

 

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