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朝鮮学校生に「正恩氏忠誠」歌劇、 訪朝公演で 思想教育強化が鮮明に
将軍様の補助感謝
女子生徒らが舞いながら「将軍様、逝かせません。私たちを置いて逝かせません」と歌った後、「毎年、教育補助費(補助金)や奨学金を送ってくださり、私たちを守ってくださった金正日将軍様を永遠に忘れません」とのセリフに続く。補助金への感謝は日本の自治体へではなく、金総書記に向けられている。
最後には、生徒らが「将軍様の遺訓を守り、金正恩先生だけをかたくなに信じてついていきます。敬愛する金正恩先生、どうかお元気でおられることを願います」と拳を振り上げ、忠誠を表明する。
この模様は、朝鮮中央テレビが北朝鮮国内向けに放映。日本では、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)幹部ら一部にだけ録画映像の視聴が許された。しかし子供を朝鮮学校に通わせる幹部らからは「子供にここまでやらせるのか」と怒りを示す声が上がったという。
視聴を限定したのは、3代世襲に反対する声も根強いとされる朝鮮総連内からの反発を見越した可能性もある。ただ、朝鮮総連の幹部会議で昨年、朝鮮学校校長が先頭に立って正恩氏への忠誠と愛国教育推進を宣誓していたことも判明しており、朝鮮学校での思想教育強化の流れは避けられそうにない。
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