NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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武雄市長　がれき受け入れ検討

東日本大震災によって発生したがれきの処理問題について、武雄市の樋渡啓祐市長は１５日の市議会で市民の理解を得ながら、前向きに受け入れを検討したいという考えをあらためて表明しました。
武雄市議会では、１４日、東日本大震災で発生したがれきの受け入れを求める決議案が賛成多数で可決されました。
本会議では冒頭、樋渡市長が「広域処理の法整備と住民の理解を条件に前向きに行うと表明したい。きのうの決議を受け、一歩前進だと感じる」と述べてがれきの受け入れについて前向きな姿勢をあらためて表明しました。
受け入れをめぐって樋渡市長は、去年１１月にいったん受け入れる考えを示していましたが、反対の声が寄せられたことから、断念した経緯がありました。
ＮＨＫの取材に応じた樋渡市長は「まずは国の法整備が必要だが、国がやることを待っているのではなく、近隣の市長や町長らにもていねいに説明し、理解を求めていきたい」と話していました。
被災地のがれきをめぐっては佐賀県議会の一部の会派が開会中の今の議会に、受け入れを求める決議案を提出する方向で調整することを申し合わせていて、佐賀県内でも受け入れについて議論する動きが広がっています。

03月15日　19時22分

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