'12/3/15
井原線高架下貸出料2割増し
福山市神辺町と総社市を結ぶ井原線を運営する第三セクター井原鉄道(井原市)は4月、高架下の貸出料を2割値上げする。値上げは1999年1月の開業以降初めて。同社は厳しい経営状況の中、年間約190万円の増収を当て込む。
1平方メートル当たりの年額は家庭用が、福山市神辺町1020円(現行850円)▽井原市と倉敷市真備町730円(610円)▽岡山県矢掛町520円(440円)。法人対象の業務用は880〜1690円(740〜1410円)。30平方メートルの平均的な家庭用契約者で年2400〜5100円の値上げとなる。
同社などによると、全線41・7キロのうち約7割が貸し出し対象で、個人と法人の約500件が駐車場利用などで契約。2010年度の貸出料総額は約1300万円で、管理会社への委託料を除く約900万円が収入になっている。
【写真説明】井原鉄道が4月から貸出料を2割値上げする井原線の高架下(井原市上出部町)