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'12/3/15

薬研堀通り、5月に歩車分離




 広島市が中区流川・薬研堀地区の薬研堀通りで進めている車道と歩道の分離工事が、5月末に完了する見通しとなった。全長約600メートルの南北の通りに、カラー舗装の歩道を整備し終える。地元町内会などは、歩行者の安全性の確保とともに、違法駐車や駐輪を防ぐ効果も期待している。

 幅約10メートルの車道の両側にカラーブロックを敷き、各幅約2・75メートルの歩道を新設。歩道と車道はほぼフラットとし、境目の傾斜も緩やかにする。ブロックは地区別に青、オレンジなど6色を採用。舗装は薬研堀の「堀」にちなみ、水の流れや波紋などをイメージしたデザインにしている。

 広島東署や市によると改良前は車道の両側に各幅約2メートルの路側帯があった。違法駐車や放置自転車、店舗の看板などがふさぎ、歩行者が車道を歩かざるを得ないケースが散見されたという。

 歩車分離は町内会や市、広島県警などでつくる「流川・薬研堀地区の健全で魅力的なまちづくり協議会」が提案。市が2009年12月に着工し、11年8月末までに南側約430メートルで完了。現在、残り約170メートルで進めている。

【写真説明】車道と歩道が分離された薬研堀通り。奥の区間では、5月末完了に向けて工事が進む




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