前のほうの項でもふれましたが、わたしは軽井沢に越してきてから、戸田忠雄先生の一連の著作を集中して読み耽りました。
そこにも書きましたが、軽井沢小の校長先生と教頭先生は、戸田忠雄先生の名前すら知りませんでした。「教師の不勉強」を絵に描いたようなエピソードではありますが。
http://todatadao.seesaa.net/category/6281551-1.html
戸田忠雄先生プロフィール
戸田先生の経歴からもわかりますが、戸田先生は、教育にかんしては他府県とかなり異なる事情のある長野県のことを熟知されています。
ですから、わたしですら、戸田先生の著作を最初に読んだときは驚きました。「ここまで過激なことを言っていいのですか!」という感じです。
しかし、もともとは温厚な戸田先生が、こと、教育にかんして、なぜ、かくも「過激派」となられたのか。それは、教育県として名高い、長野県のまさにその事情のなせる技なのです。
以下、先生のご主著のひとつ、「いま、『学校』から子どもを守るために親ができること」(講談社)から、いくつか、抜粋させていただきます。
「学校は何事も教師本位になっています。教師の都合と利害が優先する世界です。そして何かことが起きればたがいにかばいあう閉鎖的な性質をもっています」(16ページ)
「学校や教師に関するほんとうの情報は、何か大きな事件や事故でも起きないかぎり外には出てきません」(16ページ)
「あらゆる企業は、なんらかの形でお客や利用者によって評価されます。よい仕事をすれば評価され儲かります。悪い仕事をすればだめだと評価され、社員はリストラされ、最悪の場合は潰れます。こうした世間のルールがほとんど通用しないのが学校という社会です」(17ページ)
「(文句を親からいわれて)どうして教師が腹を立てるのかわかりますか? 教育は貴い仕事、そして、その貴い仕事にたずさわっている教師は(自分は)聖職者だと思っているのです」(27ページ)
「教育はサービス業です」(28ページ)
「学校・教師の理屈はもうたくさんです」(49ページ)
「父母の要求はエゴでしょうか?」(52ページ)
「批判した子どもや父母のほうが悪い、という人格的な非難を子どもや父母にあびせかえすのです」(57ページ)
「そして教員組合が教師の身分保障という名目をふりかざして、しばしば、この仲間意識のつながりの役目をはたしています。この点では立場の違いやイデオロギーに関係なく、校長も教師もグルだといってよいかもしれません。(中略)校長は屁理屈をつけてでも不適格教師をかばうケースが多いのです。あるいはかばうようなポーズをとります」(57ページ)
「(校長は)それなら、かれらをかばって教師集団の点数を稼ぎ学校運営をスムーズにしたほうがよい、と考えてしまうのです。さもないと、たちまち教師集団からつめたい眼でみられシカトされます。それだけではありません。つるし上げられることさえあります。(中略) こんな雰囲気ですから(校長と教師集団が)たがいに批判しあうということなどあるはずがないのです」(57ページ)
「親をクレーマ(苦情屋)扱いは教師の思いあがりです」(58ページ)
「まだ、二十三、四の若造が『ほんとうにA子の母親はわがままだ。親があんなだからA子もダメなんだ』などと、職員室でいっぱしの口をきいている光景などかなり異様なものです。職員室に秘密のテープでもしかけておいてその内容を聞けば、父母のみなさんは驚愕してしまわれることでしょう」(60ページ)
「『授業を見にいこう』、これこそ究極の情報公開です」(78ページ)
「というのはかならず教師が反対します。先生たちにとって教室は自分たちの王国であり聖域なのですから。役人と同じでノーという理由を見つけることにかけては、先生たちもうまいのです」(80ページ)
「たいていは自分たちの都合で反対するのですが、『教育的配慮』というあいまいな理由をつけます」(80ページ)
※この項、は 2 として次項に続きます。
- 2012/03/15(木) 13:44:53|
- 軽井沢小学校
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※以下、改行等も含め全く原文のママです。じっくりと考えて回答したいので、しばらく時間をください。取り急ぎ全文を掲載します。
606です。
あなたのブログへのコメントとしての本メールは、全文転載いただけます様、
お願い致します。
争点が広がらない様、予め私の思いをお伝えします。
なお、子供達を印籠にした、あなたが作られた「イシダシ主義」という主義に触れない様、、
敢えて子供は登場させません。
私の思いは次の三つです。
●願いとして、あなたに問題発信の方法を再検討していただきたいと言う事
→既に世に広めてしまった分の収拾までは求めません
●疑問として、あなたが対象の学校名が特定可能な形で問題を発信している事
●願いとして、あなたが発信した事へのフォローを必ずしていただきたいという事
「学校の情報公開」「学校内の出来事の徹底的な可視化」、には全く同感です。
しかし、そこには「学校名」を含める必要は感じません。
デメリット以上のメリットが有るのでしょうか?
話が拡がらない様、一般論でなく、今回あなたが発信した"軽井沢小学校"の件に
限らせていただきます。
特段、社会に知ってもらう必要が有る様な事件・事故もなく、また、あなたも、
「軽井沢小が特別酷い学校、という認識ではまるでない」
と書かれている現状にも関わらず、「学校名を特定出来る形で情報発信する」事を優先した
趣旨・メリットとは、一体なんですか?。
そして、今回学校名を開示した事に対しての、あなたが考えた妥当性はどんな事ですか?
ぜひ、お教え下さい。
鎌田慧さんと言う方の、学校名をマスコミが出す事への正当性を引用いただきましたが、
それは、ニュースとして大人の興味を引く他、どんなプラス効果があるんでしょうか?
私的には、当事者への戒めとしての効果は理解しますが、それ以上に、付随する悪影響の
大きさを心配します。
鎌田さんという方は、"軽井沢小学校"同様、自分が出す校名に、いじめに関わっていない
多くの関係者までも含まれ、その方々にまで影響を与えている事に気付けている方なの
でしょうか?
また、事後、影響を与えた"当事者以外の関係者”への配慮・フォローが出来ている方なの
でしょうか?
ここは非常に気になる部分であり、問題としたい部分です。
結果も残さず、騒ぐだけ騒ぎ、散らかすだけ散らかして帰って行く…。
今の世の中、マスコミも含め、こういう問題発信者が多い気がしています。
そして、そんな問題発信者が学校や教育の事を論じているとしたら、非常に悲しく思います。
風呂敷を広げたなら、しっかり畳んでから立ち去って貰いたいと強く願います。
同じ事は、あなたにも強くお願いしたいと思います。
学校名が容易に特定出来る形で発信したのなら、ブログを閉鎖
する際には、当事者以外の関係者へのフォローをきっちりして下さい。
また、提起した問題(あなたが"有る"とする軽井沢小学校のいじめ)に対して、しっかりと
結果を残して下さい。
ここまで情報を発信した限り、「難しい問題です」等と誤魔化さないで下さい。
決して、かき混ぜたまま逃げ出さないで下さい。
お子さんが"軽井沢小学校"に入学されないとしても、上記が完了するまでは、ブログを
閉鎖せず、責任を持って、自分が発信した問題と向き合って下さい。
もし、それが出来ないなら、即、問題の発信方法を考え直して下さい。
また、あなたと校長先生間の問題に関しては、ネットで発信するなんて安易な方法をとらず、
先ずは、あらゆる方法を模索し、直接でないにしても、あなたと校長先生との間で行っては
いかがですか?
あなたもお解りの様ですが、一方的にネットで意見を述べても解決しない様な気がします。
機会を作る努力を十分にせず、「会って貰えないから」だなんて、ネットで発信する理由にも
なりません。
そして、上に同じく、あなたと校長先生の間の、個人的な意見衝突が発端の問題に、
"軽井沢小学校"を登場させる必要性が、全く理解出来ません。
どうしても、校長先生との問題をネットで広めたいのなら、別ブログを立ち上げてはいかがですか?
また、校長先生はもうすぐ退職されるとの事なので、尚更その方が妥当と思いますが、
いかがでしょうか?
今は、ネットを使う事により、ただの一個人でも、簡単に大きなマスコミ並のニュースソースと
なる事が出来てしまいます。
そして、その影響は小さくありません。
以降、事件・問題を発信するのであれば、先ず自分自身を客観的に見て、そして、その発信内容
に影響を受ける当事者以外の人々の事も考え、その上で発信していただけると幸いです。
- 2012/03/15(木) 13:51:51|
- 軽井沢小学校
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606さんが「非常に気になる、問題としたい部分」といわれている、前傾の、灰谷健次郎さんと鎌田慧さんによる「危ない学校 希望の子育て」(光文社)の該当部分を、念のため、再掲しておきます。わたしの回答は、今後の生活のことを、家族全員で話し合ったうえで、掲載しますので、しばらくお待ち下さい。
・・・その61ページで鎌田慧さんが以下のように語っています。
・・・「学校がいじめで子どもが死んでマスコミが取材を始めると、PTAなんかがすぐに反応して『いつまでも騒がないで』と言い出す。ぼくもそんなことを言われます。この間もいじめの問題を取材していたら、鹿児島市のあるPTA会長から電話がかかってきました。『あれはもう終わった問題だから騒がないでくれ。いつまで経っても学校の名前がマスコミに出るのは迷惑だ。いまは受験期で子どもを動揺させちゃいけないから、そっとしておいてくれ』と言うんです。」
- 2012/03/15(木) 15:17:59|
- 軽井沢小学校
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※ちょっと軽井沢在住のセレブネタで気分転換、失礼します。本当は100人くらいまでやりたかったのですが、たぶん、もうじき終わります・・・。
小池真理子先生、先生の写真がここしばらく、ずっとわたしの○○○○でした、という下世話な話はさておき、先生が、アラン・ドロンとならび、春をひさぐような色気ある男として絶賛されていた、ジュリーこと沢田研二ですが、確かに、かつてのジュリーは、「ジュリ〜〜!」と日本人の誰もが叫びたくなるような、絶世の美男子でした。
が、先生はご覧になられましたか、そうです、先日の旧タイガースの復活メンバーによるライブで、岸部シローさんの横で、一瞬、・・ドラえもん・・・? と見間違うような、青い服のジュリーの姿を見たときのわたしのショックときたら、いったいその衝撃を、 何と比べらむ・・・、長年の芸能活動休止後に再デビューを果たした天地真理にスタジオで再会したきの小柳ルミ子の仰天ぶり、としか表現できないようなおののきでした、
http://www.sanspo.com/geino/images/120125/gnj1201250505013-p1.jpg
岸部シロー、ジュリーのコンサートに登場
小池先生、やはり、ジュリーといえども人の子、花の色はうつりにけりな、ではありませんが、この世で不変な美しさであるものは、実にわずか、指折り数えても、ただ、三島由紀夫の、冬の日の武家屋敷の玄関の式台のような端正な文体と、春に勢いよく下萌するかのような、小池先生の匂い立つ官能美の描写、ただ、これふたつと、わたくしには思えた次第です。
- 2012/03/15(木) 19:38:20|
- 軽井沢のセレブ
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