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練馬光が丘病院:小児科や産科の常勤医師半分に 議会で区側答弁 /東京

 日大医学部付属練馬光が丘病院(練馬区、342床)が31日に閉院し、公益社団法人「地域医療振興協会」が引き継ぐ問題で、新病院の小児科や産科の常勤医師数が現在の半分程度になることが分かった。14日の区議会医療・高齢者等特別委員会で区の担当者が答えた。4月1日の病院開設は「十分に間に合う」と改めて強調した。

 協会が都に13日に提出した病院継承の「事前相談計画書」によると、病院の名称は「地域医療振興協会 練馬光が丘病院」。常勤医師70人、常勤看護師180人が確定しているという。

 練馬区によると、常勤医師は小児科が15人から9人に、産科は5人から2人に減る。小児科は1日から24時間体制での救急を開始するが、産科は定期検診を受けずに出産する「飛び込み」は原則受け付けず、妊娠初期の検診からスタートする。

 医療安全の観点から、区は引き継ぎ直前の数日について、救急患者の受け入れ制限を日大側に要請するほか、開院時の入院患者も減らす。今後も医師の雇用を続け、開設1年をめどに現在と同等の1日あたりの入院患者272人、外来患者800人を目指す。

 14日の特別委では、委員が「開設時の新病院のあり方について、医師の数や救急体制など(昨年9月の)新病院公募時に約束したものが達成できていない」と指摘。区の室地隆彦健康福祉事業本部長は「日大が撤退を発表し、急いで公募要項を作ったため、修正せざるを得ない部分もあった。4月以降も協会と区で努力していきたい」と語った。【吉住遊】

〔都内版〕

毎日新聞 2012年3月15日 地方版

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