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地震調査委 活発な余震活動に注意を

3月10日 4時36分

地震調査委 活発な余震活動に注意を
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政府の地震調査委員会は、去年3月の巨大地震の震源域の周辺では活発な余震活動が続いているとして、規模の大きな地震や津波に引き続き注意するよう呼びかけています。

政府の地震調査委員会は、9日、定例の会合を開き、先月以降の国内の地震活動について検討しました。
この中で、先月19日に茨城県北部で起きた地震や今月1日に茨城県沖で起きた地震で、いずれも震度5弱の揺れを観測するなど、福島県浜通りから茨城県北部にかけての地域や茨城県沖などでは、巨大地震の余震活動が引き続き活発であることが報告されました。
このため地震調査委員会は、「巨大地震の余震が起きている震源域の周辺では、規模の大きな地震や津波に引き続き注意する必要がある」という検討結果をまとめました。
地震調査委員会の阿部勝征委員長は、「巨大地震から1年たっても地震活動は活発で、規模の大きな地震が発生するおそれがあるので、津波や揺れに対する備えは怠らないでほしい。地震が起きる確率の数字などにあまりとらわれず、ほかの地域でも地震が起こりうるという心構えで対策を取ってほしい」と話しています。