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【大リーグ】

川崎、開幕メジャー“当確” 首脳陣の信頼、勝ち取った

2012年3月15日 紙面から

 【メリーベール(米アリゾナ州)穐村賢】ムネリンに開幕ベンチ“当確”ランプがともった。マリナーズの川崎宗則内野手(30)は13日(日本時間14日)の練習中、首脳陣から15日の練習試合で三塁守備に就くことを要請された。川崎が使い勝手のいいユーティリティープレーヤー、控え内野手として認められた証しで、メジャー昇格、開幕ベンチ入りも濃厚となった。この日は9番遊撃で先発出場(7回の守備から交代)したブルワーズ戦でも犠打を決めるなど、任された役割を果たし、ウェッジ監督らの信頼を揺るぎないものにした。

 二遊間だけではなく、今度は三塁も守る−。この日のフリー打撃中だった。川崎に対し、15日の練習試合から三塁のポジションに入るよう首脳陣から指示があった。

 キャンプイン前の自主トレでは三塁でノックを受けたこともあったが、キャンプ入り後は初となる三塁守備。トンプソン・ベンチコーチは「これまでは一つ一つのポジションに集中させたかったが、今後は川崎にはセカンド、ショート、サード全てをやらせたい」と3ポジション守れるユーティリティー内野手として期待していることを明かした。戦力として計算、認められた証しで、開幕メジャーがまた一歩近づいた形となった。

 この日のオープン戦では目立った守備機会はなかったものの、打席で存在感を見せた。6回無死二塁の場面で「結果として塁を進められたので良かった」と初球で投前に犠打を決め、得点の足掛かりをつくった。

 第1打席では2009年のサイ・ヤング賞右腕、グリンキーと対戦。結果、見逃し三振に倒れたものの「制球も良かったし、すごい球が来ていた。すごい投手をまた知った」。ファウルで6球粘るなど“収穫”もあり、前向きだった。

 試合前には同い年の青木とも談笑。青木のチーム内での愛称「ニンジャ」のまねをして旧交を温めるなど、キャンプ中盤に入り、少しずつ余裕も生まれてきている。

 

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