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【大リーグ】ダル、収穫の2失点 悪いなりに乗り切った2012年3月15日 紙面から
【グッドイヤー(米アリゾナ州)大城和美】荒れても大崩れしないのが、ダルビッシュの強みだ。レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)は13日(日本時間14日)、オープン戦2試合目の登板となるインディアンス戦に先発し、4与四球と苦しみながら3イニングを3安打2失点、3奪三振と踏ん張った。ダルビッシュも状態が悪かったことを認めつつ、「絶体絶命のピンチを経験できた」と収穫を強調した。 25歳でも、くぐってきた修羅場の数はそこいらの若手とは違う。この日は珍しく制球を乱し、4与四球。予定の50球を大幅に超える61球中、ストライクはわずか29球だった。それでも2失点に抑え、試合後のダルビッシュは涼しい顔だった。 「今日はコンディションが良くなかった。全体的に真っすぐの切れが良くなかった」とあっさりと不調を認めつつ、「ストライクが入らずに絶体絶命のピンチを経験できたし、そこを少ない失点でしのげたのが、すごく良かった」と力強く語った。 1回は直球が高めに浮き、いきなり連続四球。それでも、強肩のトレアルバ捕手が連続して二盗を阻止し、ダルビッシュは「トレアルバがいなかったら、たぶん10失点くらいしていた」とちゃめっ気たっぷりに笑った。 3回は連続四球と2安打で1失点。なお無死満塁から韓国の主砲・秋をスライダーで二ゴロ併殺打に打ち取り、ダルビッシュは「ゴロに取りたかったので、あそこがビッグプレーだった」としてやったり。続く通算189本塁打のハフナーも中飛に料理し、2失点で切り抜けた。 被安打3も、そのうち2本はゴロが内野を抜け、二塁打も好守の中堅手ならば捕れた打球。ワシントン監督は「彼も人間。荒れる日はある。それでも、厳しい場面でダメージを最小限に抑えた。みんな分かってるか? まだ2度目の登板だよ」と不安視しなかった。 滑ると言われるメジャー公式球の感触も「別にそんなに悪い感じはない。この先、普通にどうにでもなると思う」とケロリ。不調時のピンチを3月にくぐり抜けたことがレギュラーシーズンに向けた、貴重な経験値になりそうな予感だ。 PR情報
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