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【プロ野球】

ラミじいちゃんがようやく打った オープン戦22打席目で初安打

2012年3月15日 紙面から

DeNA−ロッテ 3回にオープン戦初安打を放ち、笑顔を見せるDeNA・ラミレス=横浜スタジアムで

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◇ロッテ 3−1 DeNA

 ロッテは先発候補のグライシンガーが4イニングを1失点にまとめた。新人の益田は3番手で1イニング無失点と好アピールを続けた。根元は2点二塁打と好調を維持。DeNAはラミレスがオープン戦初安打を含む2安打で復調の兆しを見せた。

    ◇

 やっと出た。DeNAの新4番・ラミレスに待望の安打が飛び出した。3回2死の第2打席。かつて巨人で一緒にプレーしたグライシンガーから、右前打。オープン戦出場8試合目、22打席目でやっと初安打だ。5回2死の第3打席でも中前打を放ち、3打数2安打。「ゼッコーチョー! これから頑張ります!!」と、流ちょうな日本語でお目覚め宣言をした。

 発奮材料があった。2005年から3年間、投手としてヤクルトに在籍したアレックス・ラミレス・ジュニア(27)に13日、第1子女児チャーリー・アレクサンドリアちゃんが誕生し、この日の朝5時、メールとビデオレターで朗報が届いたという。37歳のラミレスにとって2人目の孫。試合前は「すべてがいい方向に向かっている。きょうは孫パワーで打つよ」と予告していた。

 その言葉通りの活躍。「孫が生まれたスペシャルデーに2安打出て、いい日になった」と声を弾ませた。ジュニアはエリザベス夫人(51)の前夫の子どもで、ラミレスとは血はつながっていないが「(チャーリーちゃんは)額がオレと似てる。3、4カ月後、孫たちが日本に来る日が待ち遠しいんだ」と、親バカならぬ“じじバカ”ぶりを披露していた。打線がつながらず、試合には敗れたが、「やっとラミちゃんらしい笑顔が出たね。中軸で勝負できる雰囲気が出て、一歩前進したかな」と、中畑監督もニコニコだった。 (竹村和佳子)

 

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