ツイッターとして知られるソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)がてんかん(epilepsy)および発作(seizure)に対する軽蔑的な発言の場になっている可能性が、カナダの新しい研究で示された。
今回の研究で、カナダ、ダルフージーDalhousie大学(ファリファックス)のPaula Brna博士らは、2011年4月の1週間で収集した発作に関連する“ツイート”1万1,000件近くを分析した。その結果、41%が攻撃的なものと思われ、てんかんおよび発作に関するふざけた発言を批判するツイートは少なかった。同氏らはこのSNSのメッセージが神経学的疾患に対する否定的な認識を助長する可能性があると指摘している。
Brna氏は「われわれは、てんかんを有する人が受ける不名誉(stigma)を十分認識しているが、この問題がソーシャルメディアでどのように広がるのか見て衝撃を受けた。今回の研究は明らかに、これらの否定的な態度と戦うための一般的キャンペーンの必要性を強調するものである」と述べている。
同氏らは、より多くの人が発作に関連する否定的な固定観念を非難すべきであり、そのメッセージはより強力なものでなくてはならないと述べ、発作について理解を深めるため、より啓蒙する必要があるとしている。研究結果は、医学誌「Epilepsy and Behavior」2月号に掲載された。(HealthDay News 3月2日)
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