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2012年3月14日(水) 19:14 |
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岡山県、メガソーラーの立地進まず
国の再生可能エネルギー買取制度が今年7月に始まるのを前に、民間の太陽光発電所「メガソーラー」の誘致が全国各地で進められています。 しかし、雨の日が日本一少なく、太陽光発電に適しているとされる岡山県では、まだ、メガソーラーの立地が決まっていません。
大規模太陽光発電施設メガソーラーの建設候補地の1つに選ばれた備前市東片上の土地です。 敷地面積は12.5ヘクタールで、南向きの山の上に位置しています。 陽あたりの良い場所にあることから、備前市が県に推薦し、候補地に選定されました。 岡山県では、晴れの国の特性を生かして環境問題などへの取り組みを進めようと、メガソーラーの誘致を去年4月から進めてきました。 約300世帯分にあたる、1メガワット以上の発電ができる施設を、2016年度までに20か所誘致することを目標に掲げています。 しかし、岡山県では、メガソーラーの候補地は決まっても、立地を希望する企業との契約には未だ一つも至っていないのが現状です。 この場所は、これまでに2社からメガソーラー立地に関する問い合わせを受けました。 しかし、国が電力を買い取る価格を決めていないため、どれだけの設備投資なら採算が取れるかなどが予測できず、契約には至っていないということです。 県も、頭を悩ませています。 震災による原発事故などで、自然エネルギーへの関心が高まる中、問い合わせの件数は増えているといいます。 来月にも決まる見通しの電力の買取価格に、注目が集まります。
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