しずちゃんが男女合同合宿

　アマチュアボクシング女子のアジア選手権（１９〜２５日・ウランバートル）に出場するお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代（３３）＝よしもとクリエイティブエージェンシー＝ら男女日本代表が１３日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター内で合同練習を公開。皮膚がんの手術をし、入院先から駆けつけた梅津正彦トレーナーから「まともにパンチを受けすぎる。もっとズルい女になれ」と指令が飛んだ。

　山崎が消えちゃった…。練習開始から４０分。報道陣１００人が集まる中、練習場からまさかの“離脱”だ。男子選手とのスパーリングでパンチを何発も食らい、ヘロヘロ。息が上がってしまった。控室に閉じこもること４５分。ようやくミット打ちを再開した。

　「（報道陣が）すごいいっぱい来てたから、いいところを見せようとしていたら空回りして休憩をとっちゃった」

　山崎の必死の言い訳に梅津トレーナーはニヤリ。「しずは真面目すぎる。うそをつけないし、まともにパンチを受け止めちゃう。（他の選手は）あっち向いてホイで打つんだよ」。ボクシングはだまし合いであることを強調した。

　山崎は自分の性格を「争いを好まない女。平和の女です」とポツリ。相手をだましてパンチを打つ「ズルい女」への道のりはちょっと険しいかもしれない！？　（森合正範）

　やっぱりズルい女かも！？　指令を出した梅津トレーナーは「しずは広い意味で言ったら、今でもずうずうしい女なのかもしれない」と何やら考えを改めた様子。「だってみんなが練習しているのに、一人だけ（息が上がって）中に入って待たせるなんて、ズルいでしょ」と笑わせた。山崎によるとズルい女のイメージは「キレイな女の人。でもあまりいい印象はないなあ」とのことです。