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【大リーグ】

イチロー“世紀の誤審男”にお灸 本塁憤死で猛抗議 

2012年3月14日 紙面から

6回、カープの左前打で二塁から本塁に滑り込むイチロー(社英夫撮影)=ピオリアで

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 【ピオリア(米アリゾナ州)穐村賢】マリナーズのイチロー外野手(38)は12日、レンジャーズ戦に3番右翼で出場。2打数無安打ながら足で球場を沸かせた。

 6回、四球で出塁すると次打者モンテロの3球目に大きく足を上げたネーサンの投球フォームを盗んで、オープン戦初盗塁となる二盗に成功。「あれだけ足を上げていたら、そら行くでしょ。(足の遅い)モンテロでも行くわ」と当然とばかりに笑ってみせた。

 その笑顔は不満顔に変わった。その直後にカープの左前打で本塁へ突入。クロスプレーでタッチをかいくぐったように見えたが、ジム・ジョイス球審の判定はアウト。するとイチローはオープン戦にしては珍しく抗議し、「わざわざ説明するようなプレーじゃない。それくらいセーフ。僕らは遊んでるわけじゃない」とあきれ気味だった。

 ジョイス球審は2010年6月に当時タイガースのガララーガ投手の完全試合を誤審で台無しにした過去がある。その時には一塁塁審を務め、27人目の打者を一塁ゴロではなく内野安打と判定。全米から非難を浴びた。

 イチローから説明を求められたジョイス球審は「イチローは、ただ『ジム!』と説明を求めてきただけ。ベースを触る前に肩にタッチされていたと答えた」と釈明した。イチローが“誤審魔”にガツンとおきゅうを据えたかたちになり、詰め掛けたファンも留飲を下げた。

 

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