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【プロ野球】

中畑監督 せこいぜ野球が不発 謝罪サイン会

2012年3月14日 紙面から

DeNA−ソフトバンク 試合後、球場の外で待つファン一人一人にサインをする横浜DeNAの中畑監督(手前中央)=平塚球場で

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◆オープン戦 ソフトバンク3−0DeNA

 タカだけには歯が立たない。中畑DeNAが、6投手の継投に2安打に封じられ零封負け。ソフトバンクに連敗を喫し、オープン戦首位から滑り落ちた。出した走者は2安打と2四球の4人。三塁にも進めない。走者が出ないことには自慢の機動力を生かす「せこいぜ野球」も機能しない。

 「重い空気の中、入っていきます…」。中畑監督が、自らを実況しながら平塚球場のベンチ裏で待ち受ける報道陣の中心に入ってきた。「きょうは前の試合(5日、ソフトバンク戦)より1安打少ない2安打。このチームとやるときは全く同じ展開。うちがやりたい野球をやられてしまった」。打てないだけではない。先発ジオが走者を背負うとモーションを盗まれ、盗塁を許した。2番手小杉と合わせて4盗塁された。中畑監督は「(ソフトバンクは)走れる選手がうちの倍いる」と悔しがった。

 平日にもかかわらず平塚球場には3376人が集まった。私服に着替えた中畑監督は球場正面で「きょうはすいませんでした」とファンに深々と頭を下げ車に乗り込もうとした。だが、男性ファンが「応援にきたんだから、サインぐらいしてくれ」と絶叫すると、それに応えてファン約100人にサインした。試合に負け、がっかりしたファンも納得。次は勝って満足させる。 (後藤慎一)

 

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