電気新聞 ENERGY & ELECTRICITY The Denki Shimbun

  • ホーム
  • ニュース
  • 出版物
  • イベント
  • 広告・特集
  • 電気新聞について
  • トップ
  • 主要ニュース
  • 電力・エネルギー
  • 産業・技術
  • 工事・保安
  • 地域
  • フォト
  • スペシャル
  • エネルギー業界プレスリリース

News - スペシャル

紙面から(2月21日)/福島原子力事故と安全対策

電源喪失想定し各社で訓練

2012/03/05

東北電力東通原子力発電所では、電源車を使った電源確保訓練が行われた

同月8日に北海道、北陸、東京、中国、四国電力、日本原子力発電も保安規定変更認可を経産相へ申請した。各社の原子力発電所が電源機能を喪失した場合の体制整備や要員配置訓練、可搬式発電機や可搬式ポンプなどの資機材配備といった計画を策定するという内容だ。原子炉施設の保全活動を行う体制整備を盛り込んだ電力もあった。

緊急安全対策を踏まえた全電源喪失を想定した訓練も電力各社で行われた。例えば昨年4月11日には東電が柏崎刈羽原子力発電所で緊急安全対策訓練を実施。柏崎市で震度6強の地震が発生したとの前提で、津波によって交流電源や原子炉の冷却機能などが喪失したと想定した。電源車による代替電源投入の準備や水中ポンプの搬入、消防車による代替注水の準備などの訓練を行った。

翌12日には九州電力が玄海原子力発電所と川内原子力発電所で津波被害に備えた緊急安全対策訓練を実施。全交流電源を喪失した場合を想定し、炉心損傷や使用済み燃料損傷を防いで冷却機能を回復させるための対応を確認した。

関電美浜発電所に設置された空冷式非常用発電装置。津波の影響を受けないよう、架台の上に設置された

同月19日には原電も東海第二発電所で緊急時対応訓練を実施。全電源が喪失する事態を想定し、移動式電源車を用いた仮設電源のつなぎ込み訓練と消防車による水源タンクへの補給訓練を行った。全電源喪失に至っても的確な対応が取れるように経験を蓄え、同発電所は「今後も地域に安心してもらえる対策に取り組む」と話していた。

また、同月22日には北海道、東北、北陸、中国電力、原電の5社が経産相からの指示に基づいて取りまとめた原子力発電所の緊急安全対策と、その実施状況を経産相に報告した。

そのうち東北電力は報告書の中で、中長期対策として海水ポンプ用モーターの予備品確保などを盛り込んだ。原子炉建屋の外扉を水密化するなどの防止対策も今後3年以内に実施。

紙面から(2月21日)/福島原子力事故と安全対策

電気新聞購読のご案内

詳細
今ならキャンペーン実施中!

購読開始月 無料キャンペーン

お申し込み者全員に
図書カード進呈

有料データベース

詳細

e-ClipNews、新聞オンライン(デジタル新聞)、記事検索はこちらから

ご利用方法・料金などについては各サービスのウェブサイトをご覧ください

ページのトップへ

  • English
  • サイトマップ
  • お問い合わせ

電気新聞購読のご案内



おすすめ出版物

一覧

  • エネルギー環境教育情報が満載!エネルギー教育.ねっと
  • 電気新聞から初の電子書籍
  • 電気新聞WEBラジオ 「クロストークエネルギー」
  • 社団法人日本電気協会