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事件
相次ぐ地震に住民不安隠せず「いつまで続くのか」
2012.3.15 07:06
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成田国際空港会社広報室(同県成田市)によると、地震後に2本ある滑走路を一時閉鎖して点検したが異常はなかったという。
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陸前高田「嫌な思い出が…」
午後6時すぎ、約8カ月ぶりに発令された津波注意報に、岩手県の被災地に緊張が走った。
陸前高田市役所では、注意報の発令とともに災害対策本部を設置。防災無線での注意喚起や、各地域に避難者を受け入れる地区本部立ち上げの準備など、緊迫した雰囲気に包まれた。
市内で飲食店を営む吉田宏さん(47)は、厨房(ちゅうぼう)で、テレビから聞こえる注意報の発令のサイレンに思わず身構えた。高台の仮設店舗に同市で一番早く店を再開させた吉田さんだが、市中心部の店は昨年の津波で流された。店員を早く帰宅させるため、通常より2時間早い閉店を決め、出前も断った。
1年前、スーパーの屋上で救助を待ち、一晩を過ごした店員は平静を装いながらも震えが止まらない。「サイレンを聞いた瞬間、嫌な思い出がよみがえる。何事もないことを祈るだけ」と気遣った。
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