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事件
相次ぐ地震に住民不安隠せず「いつまで続くのか」
2012.3.15 07:06
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14日午後6時過ぎから同9時過ぎにかけて、三陸沖と千葉県沖を震源地に相次いだ震度5強~4の地震。北海道と青森県では津波の到達が観測され、大きな揺れがあった沿岸部では高台への避難が行われるなど、不安が広がった。気象庁によると、千葉県沖の地震は東日本大震災の余震とみられ、今後1週間程度は最大震度4程度の余震に注意が必要という。
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千葉で1人骨折、塀倒壊
震度5強を観測した千葉県銚子市では突然、下から突き上げるような揺れがきて、その後、緩い横揺れが1分ほど続いたという。
この地震で千葉県は同日深夜、木更津市の女性(69)が右手首骨折の重傷を負ったと発表した。消防などによると、女性は携帯電話の緊急地震速報を伝える音を消そうとした際、床に右手をついて骨折した。そのほか同県内では、3カ所で民家のブロック塀が倒壊する被害が出た。
銚子市犬若の「民宿三浦」の経営者、三浦治男さん(52)は「海まで30メートルしかないので津波が心配だった」と緊張した様子。しかし、「まもなく心配ないということでほっとした。今日は宿泊客がいなくてよかった」と安堵(あんど)していた。
同市の居酒屋経営の女性(50)は「転落防止策を講じていたので、ボトルなどが棚から落ちることはなかった。ただ、津波がくるかもしれないと心配だった」と話した。「お客さんは慌てていた。携帯電話がつながらず、店の固定電話から家族の安否を確認していた」と語った。
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