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茨城県 魚水揚げで独自規制導入へ

3月15日 7時30分

来月から一般食品に含まれる放射性セシウムの基準値が1キログラム当たり100ベクレルと大幅に厳しくなるのを前に茨城沿岸の漁協で作る組合と茨城県は、今月以降の検査で、新たな基準値の半分に当たる50ベクレルを超えた魚の水揚げを自粛する独自の規制を導入する方針を固めました。

独自規制を導入するのは、茨城沿岸の漁協で作る茨城県沿海地区漁業協同組合連合会と茨城県です。
関係者によりますと、茨城県の沿岸の海域を3つに分けたうえで今月以降の県のサンプル検査で、1キログラム当たり50ベクレルを超える放射性セシウムが検出された魚があれば、その海域を対象に同じ種類の魚の水揚げを自粛するということです。
さらに今月以降のサンプル検査で100ベクレルを超えた魚については、茨城県沖のすべての海域を対象に出荷と販売を自粛するということです。
魚に含まれる放射性セシウムの基準値は、来月から現在の暫定基準値の5分の1に当たる100ベクレルと大幅に厳しくなりますが、漁協などは、新たな基準値の半分の値が検出された場合でも自粛をすることで、茨城県産の魚の安全性を消費者にアピールしたい考えです。
この方針は15日に正式に発表したうえで、今月27日から導入する方針です。