民主党の50代の男性職員が、東京・有楽町で行われた同党の街頭演説中に30代女性とトラブルになり、髪の毛を引っ張るなど暴力を振るったとして、警視庁丸の内署に被害届を提出されていたことが分かった。この様子は、インターネット上に動画として流れ、話題になっている。
同署によると、13日午後5時40分ごろ、有楽町マリオン前で、同党議員らが街頭演説をしていたところ、30代の自営業女性が震災対応などをめぐり、ハンドマイクでヤジを飛ばした。男性職員は中止を求めて女性に近づき、髪を引っ張った。職員は「女性のマスクを外そうとしただけだ」と説明しているという。
同署は女性の被害届提出を受けて、近く暴行容疑で男性職員を書類送検する方針。
一部始終を記録した動画は14日午前現在、「ニコニコ動画」や「ユーチューブ」で見ることができる。
それによると、男性職員はマスク姿でカメラを片手に女性に接近。女性が「勝手に撮ってんじゃねえよ」と歩み寄ると、職員は女性に左手を振り下ろし、数秒もみ合った後、再びカメラを女性に向け、立ち去った。
ネット上には「民主党は普段から暴力で弾圧しているんだな」など、民主党を批判する投稿が多く飛び交っている。
民主党幹事長室は14日昼までに「事実を確認中」とコメント。問題の男性職員を直撃すると「トラブルになっているので、私からはコメントできない」と話した。