14日夕方、三陸沖で地震があり、気象庁は、北海道太平洋沿岸の東部と中部、青森県の太平洋沿岸、それに岩手県の沿岸に津波注意報を発表し、北海道えりも町で津波を観測しました。
予想される津波の高さは50センチで、気象庁は、海岸や川の河口付近から離れるよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、14日午後6時9分ごろ、三陸沖でマグニチュード6.8の地震があり、北海道東部と青森県、それに岩手県で震度4の揺れを観測しました。
この地震で、気象庁は午後6時12分、青森県の太平洋沿岸と岩手県の沿岸に津波注意報を出したのに続き、午後6時35分に北海道太平洋沿岸東部と中部にも新たに津波注意報を出しました。
予想される津波の高さはいずれも50センチです。
北海道えりも町では、午後6時44分ごろに20センチの「引き波」で津波の第1波を観測したあと、午後6時52分に高さ10センチの押し波で津波を観測しました。
津波の到達予想時刻は、早いところで午後6時40分ごろで、すでに過ぎている地域もありますが、この到達予想時刻はあくまでも目安で、実際には遅れて到達することもあります。
津波注意報が出ている間は、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないで下さい。
津波は何度も押し寄せ、急に高くなることがあります。
海岸や川の河口近くから離れて下さい。
様子を見に行かないで下さい。
気象庁の観測によりますと、震源地は三陸沖で震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.8と推定されています。
各地で予想される津波の高さは50センチです。
到達予想時刻は、▽北海道の釧路港と、えりも町で、午後6時40分ごろ、▽北海道の根室市花咲、浜中町、浦河町、広尾十勝港、青森県むつ小川原港、岩手県宮古港、大船渡港、釜石港、久慈港が、午後6時50分ごろ、▽青森県のむつ市関根浜と、八戸港が、午後7時ごろ、▽北海道の根室港が、午後7時10分ごろと予想されています。
到達予想時刻はあくまでも目安ですので、津波注意報が出ている間は、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないで下さい。
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