事件過剰投与の技師長補佐、薬物自殺か任意聴取に現れず2012.3.15 01:04

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過剰投与の技師長補佐、薬物自殺か任意聴取に現れず

2012.3.15 01:04

 14日午後4時50分ごろ、山梨県笛吹市の公園駐車場に止めた乗用車内で、甲府市立甲府病院放射線部の男性技師長補佐(54)=休職中=が死亡しているのを笛吹署員が発見した。

 県警によると、遺体に外傷はなく、遺書のようなものもあった。薬物自殺の可能性が高いとみて死因を調べる。子供への放射性物質の過剰投与をめぐり、県警が医師法違反容疑で捜査していた。補佐はこの日午後、県内の警察署で任意の事情聴取の予定だったが現れず、県警が捜していた。

 甲府病院によると、平成11年から昨年にかけ、日本核医学会の推奨基準の40~2倍のテクネチウムの入った薬品を、腎臓検査を受けた15歳以下の84人に静脈注射した。

 南甲府署は昨年10月に病院や自宅を家宅捜索。同署の清水順治副署長は「昨日連絡を取ったときは変わった様子はなかったと聞いた。適正な捜査だったと考えている」としている。

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