音響IMG_0422
1:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:34:57 ID:mI7Q/wwQ

気まぐれで立ててみた。基本的には専門学校用に作った資料の使いまわし。需要があれば続ける。


2:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:35:52 ID:mI7Q/wwQ

プレーヤが演奏する環境には規模によって数段階ある。
ここでは便宜上レベル1からレベル5までと名前を付けて、
それぞれの段階で何に気をつけてどう立ち回れば演奏する側に有利になるかについて説明する。
演奏には色々な形態があるけど代表として一般的なバンドを想定。




3:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:39:34 ID:mI7Q/wwQ

レベル1
まずは自分たちで必要な環境を用意する段階。

路上でアコースティックギターの弾き語りをするなら、
ギターと小物(ストラップや譜面台)を用意すればはじめられるし、
バッテリー駆動が可能な機材があれば、エレクトリックギターを使ったり、
マイクで声を拡声したりすることも出来る。(CRATEのTAXIシリーズが路上人に人気)
ちょっと本格的にするなら発電機(英語でPower Generatorなのでジェネと呼ばれる)
を用意すれば、コンセントの電源が必要な機材も使える。

バンドの音を最低限出すぐらいなら10万円以下で発電機は買えるし、
3000円くらいで1日レンタルも出来る。このクラスの発電機の目安は
コンセントひとつ分の電力で、5時間程度。
ドラムに音量を合わせる程度のアンプとボーカル用PAがぎりぎりまかなえる。
ちなみに燃料がガソリンなので携帯缶なども必要で、セルフの店では給油できないので注意。

このレベルでは自分たちですべてまかなうので、他人に編成とか曲順などを
伝える必要がなく好き勝手出来る分、バッテリ切れ・PAや楽器のトラブルは自分たちで
対処しなければいけない。だから基本的な音響技術を知っていると、
自分たちの演奏を同じ機材でよりよく伝えることが出来る。

ちなみによく盛り場で路上している人たちの殆どが無許可。
正式には道路使用許可を警察に出さなければ行けないんだけど、
個人が路上ライブやるという理由ではまず許可が下りないので、グレーゾーンでやっている。

道路ではなく公園などはそれぞれの市町村区の土木事務局が管理しているので、
そちらに申し込めば「合法的に」ライブができる。
音楽演奏と言うだけで断られることはないが、音量に関しては
それぞれで対応が異なる。




4:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:41:03 ID:mI7Q/wwQ

レベル2

規模は小さいけれどPA屋さんがいる場合

小さい規模なら「マイク1本用意して♪」だけですむこともあるかもしれないけど、
PA屋さんが仕事として入ってくる場合には、大げさに言えば自分たちの音を
他人にゆだねる部分が出てくるわけだから、PA屋さんと主催者側に情報が必要になる。

通常はバンド→主催者→PA屋・照明屋という流れで打ち合わせがされるけど、
主催者の人がバンドイベントになれていない可能性もあるので、
打ち合わせで説明してもPAや照明に伝わらないこともあるわけだ。
よってなるべく書類を作るのがいい。

この規模では、PA屋は「ボーズセット」「SXセット」「宴会セット」などと呼ばれる
システムを持ってくる。これはスタンド付きのスピーカ一対向(左右で一本ずつ)に
8~16チャンネルぐらいのミキサ、CD・MDとマイク数本を持ってきて、
一人で仕込みからオペレーションまでをこなすようなシステムだ。

実はこのクラスの機材で、安い仕事の数をこなすのが意外に儲かるので、遭遇率は意外と高い。

もちろんこのシステムで腹に響くような低音再生など望めないので、
PAするのはボーカルやコーラスのマイクとアコースティックギターなどの弱音楽器に限られるし、
モニタスピーカもない場合が多く、あってもボーカルの声が何とか返せる程度のシステムだ。




5:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:46:54 ID:mI7Q/wwQ

照明は全くないか、ステージ上を明るくするためだけの付けっぱなしのライトが
あるだけという状況がほとんどなので、何の期待も出来ない分バンド側から
何かリクエストを出す必要もない。

ということでPAや照明にあまり細かいリクエストをしても物理的に対応できないので、
簡単なセット図と進行表があれば十分。

このレベルで出す書類の例

level2
http://www.micnophone.com/2ch/images/level2.jpg

問題になりやすいのは「楽器」の扱い。
バンド側からすれば楽器とは、ギター・ベースとエフェクタ・ストラップ・ケーブル・ピック
ぐらいまでが常識的範疇。だからそれらは自分で持っていくが、アンプは楽器ではない
という感覚が強い。要はリハスタに常設されているモノは相手が用意してくれるモノだと考えやすい。

だけどPA屋にしてみれば感覚的に音響機器の中にギターアンプなどは含まれないので、
打ち合わせ不足だと当日アンプがない・ドラムがないなどの状況が起きる。




6:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:47:37 ID:mI7Q/wwQ

よく行き違いの起きる機材は、ギターアンプ・ベースアンプ・キーボードアンプ・ドラムセット
キーボードスタンド・イス・譜面台・エフェクタ用の電源・延長タップ・ギタースタンドなど

この打ち合わせは予算がからんでくるので主催者側と必ず確認をしておく。
打ち合わせで直接話せるなら口頭での確認で十分だけど、
いい加減な主催者が多いのもこのレベルなので、
バンド側も最悪の状態に備えて持って行けるものは持っていくぐらいの感覚がいい。




7:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:49:55 ID:mI7Q/wwQ

さて>>6の図の説明だが、

書き方に全国共通の決まりがあるわけではない。まあでもこう書けばだいたい
スタッフサイドは理解してくれるって図だ。

それでは簡単に解説すると…最初にバンド名を忘れずに書いておく、
お互いの確認のため日時と場所を書いておくのも良いアイデアだ。

ステージを大きく四角で囲んで表してから、その中に楽器を四角で囲んで表現する。
大きさは正確に表現する必要はなく、ステージにどのような順番で置くかがわかる程度でいい。
持ち込み機材がある場合にはその楽器の近くに書いておくと親切。
ただほとんど持ち込みになる場合には、持ち込み機材リストを別途作成した方が見やすくなる。

アンプの品番などを追記してもいいけど、「JC]みたいに品番(しかも省略して)だけで書くのは
このレベルでは理解してもらえない可能性がある。
そういう意味で言えば「ギターアンプ」みたいにカタカナで書くのも悪いアイデアではないな。




8:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:51:08 ID:mI7Q/wwQ

丸を矢印で射したような図形がマイクの図。
アンプやドラムを録るマイクはバンド側が描く必要はないので、
ボーカルなどの声を録るマイクと持ち込みの弱音楽器に必要なマイクを描いていく。
ドラムの横に書いてあるマイクは、ドラム用ではなくドラマーが
コーラスをするためのマイクという意味だ。

図の黒丸はバンドメンバーの立ち位置を表し、黒丸の後ろの線は
その立ち位置のメンバーが使うアンプを示す。
黒丸の上か近くにメンバーの名前を書いておくと、
スタッフ側も名前で呼べたりしてコミュニケーションが取りやすい。

マイクの下側には、何用のマイクかがわかるように略号を書いておく。
略号にするのは主に書くスペース的な問題と視認性の面から。
よく使う略号については後述する。




9:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:52:36 ID:mI7Q/wwQ

よくボーカルがギターソロの間なんかにパーカッションを演奏することがあるけど、
それ用のマイクは通常描く必要がない。
なぜなら音の通りのいいパーカッションはこのレベルではマイクが必要がないことが多く、
むしろマイクに向けてパーカッションを叩かれると迷惑なくらいなのだ。
仮に必要だったとしても専用のマイクを立てるまでもなく、
ボーカルマイクで兼用してしまえばよいので、どちらにしろ専用マイクは必要がない。

ボーカルマイクに近づけられると迷惑なパーカッション

横綱 ホイッスル
大関 カウベル
関脇 タンバリン
小結 ウッドブロック

PA屋さんとケンカしたければこれらをボーカルマイクの前で思いっきり鳴らせばOK♪
逆にシェーカ・カスタネット・カリンバなどは近づけすぎなければ
マイクを上手く使ってくれるのはむしろ歓迎。

ハーモニカは普通に10cmくらい離れて吹いてくれる分にはOKだけど、
マイクを両手で覆って吹くスタイルは、それなりのマイクとセッティングが
必要になるので、いきなりやられると困る。
ブルースなんかでは楽器扱いでギターアンプで鳴らしたりもするけど、
もしPAしたいなら専用のマイクを書いておいた方がいい。
あとボイパ用のマイクなんかはできれば持ち込んで欲しいのが音響屋の本音。




10:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:54:44 ID:mI7Q/wwQ

ワイアレスマイクを使う場合はマイクの横にW/Lと書く。
マークもワイアレスマイクのマークに変えておくとなおよい。
(マイクの矢印にピカチューみたいなしっぽを付ける)

ただし、このレベルでワイアレスマイクは当たり前にあるものではないので、
希望する場合は打ち合わせが必要だし、希望しても大人の事情で断られることも多い。
ワイアレスマイクを持ち込む場合はそのマイクでのサウンドチェックが
最低限必要になるので、本番直前に持って行っても断られる。
持ち込む時間などを打ち合わせしておき、事前に周波数(チャンネル)を伝えておく。
(固定式・切り替え式の場合はそのチャンネル、30チャンネル対応ならそう書いておく)

申請なしに使えるワイアレス機器の周波数(B帯と呼ばれる)は30個(チャンネル)あるんだけど、
相互変調障害というものがあるので、同時に使うのは7チャンネルが限界なんだな。
ギターなんかに使うワイアレスシステムも同じ周波数帯を使用しているので、
バンドメンバー内でチャンネルがぶつかっていないのは当然としても、
他のワイアレスマイクを違う目的で使用していたり、
他のバンドがワイアレスを持ち込んで来ていたすることがあるので、
事前のチャンネルプランが必要なわけだ。

自分たち以外ワイアレスを使わない場合は問題ないけど、他の出演者がワイアレスを使う場合は、
お互い演奏中以外は必ず電源を切っておくという運用で乗り切るのが普通。
電池はけちらず必ず新品のアルカリ電池を使うこと。




11:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:55:50 ID:mI7Q/wwQ

チャンネルプランは結構ややこしく、使う本数によって最適なチャンネルの組み合わせは変わる。
30チャンネルすべて切り替えられるシステムを必要分用意することができれば
それが一番いいんだけど、比較的安価に入手できるワイアレスシステムは、
周波数が固定か2チャンネルの切り替えになっているので、バンド内でギターとベースとボーカルが
それぞれワイアレスを買うとしたら、最適な組み合わせではないにしろB11・B13・B15というように
10の桁が同じ数字で、1の桁を等間隔に離しておけばいい。もちろんB11・B12・B13のように連番で
使っても問題はないけど、他との兼ね合いでトラブルを避けやすいのだ。

以上の事柄はチャンネルにBがついている800MHz帯のワイアレスシステムの話なので、
300MHz帯のCを持ち込む場合は音響屋が使うワイアレスとバッティングすることはない。
Cは鉄道のホームや簡易PAに使われる周波数帯で、音響屋が持ち込んでくることがないからだ。




12:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:56:54 ID:mI7Q/wwQ

ワイアレスシステムは安価なものはマイクや送信機と受信機の組み合わせで5万円以下で売っている。
この価格帯のものでも楽器用としては問題なく使えるし、マイクだって音楽に使用できる
レベルではあるけど、PA屋が金を取って使うマイクとしてはちょっと力不足なので、
システムで10~20万円のものが使われることが多い。

逆にこの価格帯のワイアレスマイクを持っていれば、音質面で使用するのを断られたり、
明らかに自分だけ音質が悪いなどの状況は避けられるわけだな。

でもまあ普通の有線式のマイクに比べてワイアレスはトラブルが多く音質も劣るので、
何でもかんでもワイアレスマイクという感覚は持たない方がお互い幸せになれる。
ちなみに放送局やメジャーなアーティストがツアーで使用するワイアレスシステムは一桁値段が違う。




13:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 04:59:08 ID:mI7Q/wwQ

よく使われる略号

ボーカル Vo Voc Vox
        VocとVoxはエンジニアサイドが使うことが多い
コーラス Cho Vo B.Vo BGV
        英語ではコーラスといわないが日本ではChoが一番通りがいい。
ギター G Gu Gt Guit
ベース B EB Ba Bs
        EBはエレクトリック限定
ドラムセット Dr Drs
バスドラム B.D B.Dr Kick
        エンジニアはKickを使うことが多い
スネアドラム Sn Snr
タム TT Tom
シンバル Cym
ハイハット HH Hat H.Hat H/H
キーボード Key Syn
        Synはシンセサイザから
ピアノ P Pf Pno
        Pfはピアノの正式名称から
オルガン Org Hammond
        Hammondはオルガンの代表的メーカから
サックス Sax
トランペット Tp Tbn
トロンボーン Tb Tbn Pos
        クラシックではTbはチューバと混同しやすいのでTbnかPosが使われる。
フルート Fl
ハーモニカ Harm Harp B.Harp
        ハープとはブルースハープのこと
バイオリン Vl
ビオラ Vla
チェロ Vc
コントラバス Cb WB DB
        クラシックの場合はCB
ビブラフォン Vib




15:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 17:04:28 ID:mI7Q/wwQ

タンバリンやシェーカなどのラテンパーカッションはフル表記することが多いので、
中途半端に略すよりカタカナで書いた方がわかりやすい。

例)
○ カウベル  Cowbell × C.bell
○ タンバリン Tambourine × Tan Tamb
○ シェーカ  Shaker × Skr Shak
○ ジャンベ  Djembe Jembe × Jan

またピアノやベースなどアコースティック楽器とエレクトリック楽器が
どちらもよく使われる楽器の場合はアコースティックの場合は「A.」を、
エレクトリックの場合は「E.」を略号の前に付ける。

例)
アコースティック→A.Pf エレクトリック→E.Pf
アコースティック→A.Ba エレクトリック→E.Ba

ドラムやバイオリンのようにアコースティックが主流の楽器は、
エレクトリックの場合にのみ「E.」を、ギターなどエレクトリックが主流の場合には
アコースティックの場合にのみ「A.」を付けて区別する。

例)
アコースティック→Dr エレクトリック→E.Dr
アコースティック→A.Gt エレクトリック→Gt

またサックスなどはソプラノ・アルト・テナー・バリトンを表現するため
それぞれS.Sax・A.Sax・T.Sax・B.Saxと表記する。
サックスほどメジャーではないけどトランペットやトロンボーンにもS・A・T・Bはつくが、
Bだけはバリトンではなくバスと都合良くルールを変えて読み替える。(本来はバリトンよりバスの方が低い)

さらにボーカルマイクにS・A・T・Bがついていた場合は、
合唱の歌のマイクという意味になり、例外的に英語読みだったTはテノールと他と同じイタリア語読みになる。




16:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 17:06:55 ID:mI7Q/wwQ

レベル3

PAも照明もそこそこの規模

ライブハウスも規模にかなりの差があるけど、ドラムがPAできてキャパが数十名を
超えるような場所だと、このレベルになる。この場合は、

1 進行表(セットリスト)
2 セッティング図
3 メンバー表
4 音源

を提出する。必ずしも1~3は一枚ずつである必要はなく、ライブハウスや主催者側で
フォーマットが用意されていることも多い。

音源をCDRかMDで用意すると親切だが、聞いて役立ててもらえる可能性は低い。
これは時間的・物理的に音響照明をバンドに特化させることが難しいためで、
通常は最大公約数の中での演奏になる。

進行表は曲名だけでなく、だいたいの曲の長さや雰囲気、誰がソロを取るか、
ボーカル以外は誰がマイクを使うか、PA・照明への簡単なリクエストを一緒に
書いておくといい。ただし前述の通り自分たちの曲をすべて覚えてきてくれることは
ないと考えた方がいいので、その場でも対応できる程度のリクエストにとどめておく。




17:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 17:09:55 ID:mI7Q/wwQ

PAへのリクエスト

○ 「静かなバラードです」「アップテンポなロックです」など曲の
  特徴がわかる一言は、音源を聴いていない場合に役立つ。

○ 通常のバランス以外の特別なリクエストがある場合
 「イントロの下手ギターは上手ギターよりかなり小さめで」など

○ 「イントロはキーボードから入ります。」など、特定の楽器から
  始まる事が書いてある。

△ ボーカルにディレイ
  →ディレイにもいろいろあるので、どんなディレイを求めているかわかりづらい。

△ ギター大きめに。ベース強めに。
  →少しぐらいの差はあまり意味がないし、どの程度なのかがわかりにくい。
   また比較的小さな会場では心地よく聞けるバランスというものが自ずと
   決まってくるので、リクエストされても応えにくい。

△ バラードなのでボーカルにリバーブ深め
  →書いてもいいけど普通にやってくれる。

× ボーカルにリバーブ
  →当たり前のエフェクトなので指定する意味がない。

× かっこよく。ラウドに。
  →意味わかんね('A`)

× ボーカルのサビの「Love you」をディレイで繰り返し
  →歌詞の一部分をディレイで繰り返すには、曲を完全に把握して、ディレイを
   テンポに合わせて歌詞カード見ながら操作する必要があるので、いきなりいわれても難しい。

× ボーカルにディストーション
  →ハウリングの危険からリハーサルを行えない状況では無理。

× モニターにドラム強め
  →この規模だと難しい。ボーカルが聞こえることを最優先に。

× モニターのボーカルにリバーブ
  →この規模では難しい。




18:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 17:15:30 ID:mI7Q/wwQ

照明へのリクエスト

○ PAと同じく「静かなバラードです」「アップテンポなロックです」
  など曲の特徴がわかる一言は、音源を聴いていない場合に役立つ。

○ PAと同じく「イントロはキーボードから入ります。」など、
  特定の楽器から始まる事が書いてある。

○ 「落ち着いた」「夕陽のイメージ」「夜空」など曲のキーワードに
  なる言葉である程度イメージがつかめる言葉。

○ 客席明かりのリクエスト

△ 寒色系で。暖色系で。
  →~系でシーンを多く作れるほど吊り込んでいない。

× 派手に。かっこよく。曲に合わせて。
  →意味のない指示

× ボーカルにスポット
  →吊ってあるライトの多くはスポットライトなので、照明屋の会話にスポットはあまり出てこない。
  一般的に言うスポットライトはピンスポット(ピン)。よってこの書き方だと、「私たちは素人」
  と書いているようなものなので、自分達が損をする。またピンスポットの事にしても、
  ない場合もあるしあったら普通自動的にボーカルにあたる。

× ソロでギターにスポット
  →同じくあれば普通にやってくれる。

× 淡い色で。 青で。 赤で。 明るく。 暗く。
  →曲中でシーン(照明の色や明るさの組み合わせ)を一切変えない指示をしたいとき以外は、
   無理に色指定をせずお任せにした方がこのクラスだと結果的によい。

× 派手なのはNG
  →言い方がむかつく('A`)




19:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 17:20:20 ID:mI7Q/wwQ

進行表には特に決まった書き方はないけど、
見やすく(本番中PA・照明の操作場所は暗い)必要な事柄を書いてあればいい。

このレベルでの進行表の例

level3-1
http://www.micnophone.com/2ch/images/level3-1.jpg

あくまでも例なのでこのフォーマットがベストというわけではない。

セッティング図は、独立させてドラムの詳しい構成や、メンバーの持ち込み機材を詳しく書く。
このときモニタスピーカなどは書き込まない。

メンバー表は単純にメンバーの名前と担当楽器などを書いて、
代表者の連絡先などが書いてあればいいので、進行表やセッティング図に空きがあれば
そこに書いても良い。

このレベルでのセッティング図の例

level3-2
http://www.micnophone.com/2ch/images/level3-2.jpg




20:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 17:24:24 ID:mI7Q/wwQ

レベル4

PAも照明もプロと同等の規模で専任に近いオペレータがつく

1 進行表(セットリスト)
2 セッティング図
3 メンバー表
4 音源
5 構成譜(リードシート)

ライブハウスのワンマンや、大きい会場の数バンドのイベントでは、PA照明ともオペレータが
音源を聴いてプランを立ててきてくれることが多いので、レベル3では難しかった曲に
合わせての照明プランや、曲に応じてのPAのエフェクト処理などが可能になる。
また音源を渡しておけば「M1の3'15"のブレイクで客席に見潰し。」などの指定も出来る。

事前に打ち合わせができることが多いので、進行表にはPAにあまり詳しくリクエストを
書くことがない。また照明にピン専任のスタッフが1名以上つくことも多く、
ギターとボーカルにピンスポットをあてたりというプランも可能になってくるが、
いちいち進行表に記入しなくてもちゃんとやってくれるので、
打ち合わせを綿密にすればあとはプロにお任せというスタンスだ。

セッティング図・メンバー表はレベル3と一緒でよく、音源はCDRかMDの形で
必ずバンド名などラベル書きした状態で、本番の演奏順に並べておく。
構成譜は音符を書かない譜面というようなもので、小節数がわかりやすく構成が
掴みやすいように書いてあればよく、五線紙に書いてもそうでなくてもかまわない。

まあ音響屋や照明屋が必ずしも譜面を追うスキルがあるとは限らないので、
リピート記号やダルセーニョなんかは使わずにストレートに書いた方が いいと思う。
レコーディングと違って本番中に書類を見るタイミングもあまりないし。
音響屋で構成譜を見ながらオペする人はそう多くはないけど、照明では
曲の構成を知るために必ずといっていいほど作るので、バンド側から最初に提示されれば
非常に助かるわけだ。

ということで構成譜の例

level3-3
http://www.micnophone.com/2ch/images/level3-3.jpg




21:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 17:31:41 ID:mI7Q/wwQ

レコーディング

事務所に所属し、マネージャが付くようなレベルではライブと同じく他のスタッフが
すべて手配してくれるし、レコーディング自体がスケジュールを帯で押さえる
(長期間同じ部屋を押さえる)ので、あまりバンドが用意するものはないけど、
自分たちの手でプロモーション中のレベルでは、よりよい作品を効率的に短期間で
レコーディングする必要があるので、レコーディングの流れを知り必要な書類を出すことは必須だ。

といっても、出す書類はレベル4とほとんど変わらない。

バンドものをレコーディングする場合には、まずリズム録りといわれるドラムベースに
バッキングのギター辺りまでを同時に録音する作業が最初にあるんだけど、
エンジニアサイドでこのときに欲しい情報がドラムのセット図なんだな。
ベースとギターは「ラインとマイク」「オンマイクとオフマイク」といった組み合わせで
2トラック(録音する場所)ずつ空けておけばだいたい事足りるのに対して、
ドラムはただでさえマイクを多く使う上に、セットによってマイクの本数が変わってくるからだ。

「うちはPro Tools HD Core3ですよ。」とか「うちはアナログマルチで46トラ回せますよ。」
というレベルのレコーディングスタジオなら、トラック数も、同時録音数もマイクもスタンドも
ミキサも余裕があるので、当日「ドラムはマイク16本で足りますか?わっはっは。」
てなことも可能だけど、中規模以下のスタジオだと、使えるトラックの数が限られてくるので、
エンジニアは色々な制限の中でトラックをどのように使うかを考えなくてはいけないのだ。

音響屋サイドでレコーディングでお金をもらうレベルだとドラムの太鼓には少なくとも
マイクは1本ずつ立てるし、ハイハットも大事な楽器なので専用のマイクを立てる。
シンバル類と全体の音をトップマイクでステレオで録るので結果一般的なセットで8本ほどの
トラックが必要になる。もしタムが増えるとその分のマイクが必要になるし、
シンバルも2本でフォローできるかはセット位置による。
つまり録音するドラムセットに合わせてながらトラック数の制限の中で
エンジニアはなるべく多くのマイクを立てるわけだ。
よって位置関係までがわかる前出のようなドラムのセット図が必ず必要になるわけだな。

level3-2 (1)
http://www.micnophone.com/2ch/images/level3-2.jpg





ぼちぼち連投に引っかかるので、支援ageとかしてもらえると助かる。




23:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 21:14:02 ID:mI7Q/wwQ

>>22 さんくす



基本的な考え方はカブリをどう考えるかだ。

カブリとは目的以外の音がマイクに混入することで、リハスタのように全て
同じ部屋に楽器を並べてマイクを立てると、当然カブリが全てのマイクで起きる。

これがなぜ問題なのかと言うと、例えばギターのマイクにドラムやベースの音が
カブっていると、ギターにリバーブをかけるとベースとドラムにもうっすらと
リバーブがかかってしまうなどギターの音を変えると他のパートの音にも
影響が出て、全体の音が濁ってしまいやいということが一つ。
もう一つはギターだけ一部分を取り直した場合、そこにはドラムやベースの音が
カブってこないので、取り直しした場所は音の雰囲気が変わってしまい、
最悪部分的な手直しが出来なくなることだ。

カブリを完璧になくす方法は、それぞれのパートを全部別録りすること。
つまり、ドラムはドラム、取り終えたらベースだけ、次にギターだけというように
音を順番に重ねていけばカブリはなくなる。

この方法のメリットはカブリがないことと、同時に録音できるトラック数や
マイクの数がドラム録音の時以上に不要なこと。特に小さいリハスタで録音できます!
みたいなところは、同時録音が8トラックの所が多い。これはインターフェイスなどの
最大入力数が8のものが多いことに起因するんだけど、こう言う場所では
同時にギターベースも録ると、ドラムへは最大マイク6本となり、十分な
本数とは言えない。

よく「マイクの本数は少ない方がいい」というのを妙に真に受けている人がいるけど、
普通のロックでプロがそれをやらないことを考えれば、少ないことによって得られる
メリットより、マルチマイクで音を取るメリットが上回っていることは分かると思う。

デメリットは、演奏がとてもしにくいこと。単純に構成が分かりにくいというレベルでも、
バンドのアンサンブルで出るノリが出にくいという高いレベルでもこれは問題。
あと時間が人数倍以上と余計にかかるので、一曲あたりに必要な時間が長くかかるし、
ギターを重ねているときにドラムのミスに気がついたら全部取り直しになる。

で、プロユースのスタジオは部屋が沢山用意してあり、窓やモニターによって他の部屋の
様子が分かるようになっている。この小部屋を通常ブースと呼んでいる。
また部屋自体も大きいので、楽器ごとのマイクの位置をそこそこ距離をあけて置けるので
例え同じ場所で録音しても、問題が少ないということもある。

またブースには通常「ネズミ穴」と呼ばれる穴が空いていて、ケーブルを通せるように
なっているので、大きい部屋でドラムをセットして、その部屋にギタリストやベーシストも
入って、それぞれのアンプはネズミ穴を通してブースの中で鳴らす。
そうするとギターアンプ・ベースアンプをフルアップにしても、ドラムのマイクには
ほぼかぶらないし、演奏自体は同じ空間で演奏するので、ノリを出しやすいわけだ。

ちなみにレコーディングスタジオで、演奏する場所をスタジオ、小さい部屋をブース、
エンジニアがいる場所をコントロールルームと呼ぶことは知っておくといいと思う。




24:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 21:26:59 ID:mI7Q/wwQ

まあぶっちゃけいってしまえば、スタジオ代をけちらなければ、いい環境が得られるし、
けちるなら、どこかで不便を乗り切る必要があるってこと。

もの凄い大ざっぱな切り分けをすれば、12トラック以上同時録音出来るスタジオなら、
極端にハズレエンジニアである可能性は低いので、ドラムのwavデータもらうためだけに
使うつもりでも価値はある。(後は自宅やリハスタで重ねるとか)


エレクトリックベースはD.I.によるライン録りに加えて、ベースアンプのマイク録りの
2トラックで録音することが基本だけど、トラック数の関係やベースの音がドラムの
マイクにかぶるのを防ぐために、D.I.のみで録るということもある。
D.I.の音は加工しないとベースらしい音にならないので、
D.I.だけで録音した場合のベースの音は、正直エンジニア次第…。

エンジニアが情報的にあると参考になるのは、4弦ベースか5弦ベースか、
アクティブタイプのベースかパッシブタイプのベースか、アンプは何を使うか
(具体的にメーカ名と品番)エフェクタは何を使うかなどなど。


エレクトリックギターは、ギターアンプから出てきた音が完成品と考え、
ギターアンプの近くにマイクを1本。余裕があればオフマイクなど違った場所に
もう1本の2トラックで録音するのが一般的。
ただ最近のアンプシミュレータはかなり出来がいいので、
D.I.でギターの生音を録音しておいて、ミックスの時にアンプシミュレータで
作った音に差し替えることも珍しくなくなってきている。

エンジニアが欲しい情報はベースに比べて少なく、ギターアンプは何を使うかぐらい。
どんなタイプの音をだすのかも知りたいけど、文章にはしにくいので
音源を聴いたり、ギターアンプの品番から何となく想像する。
Marshall JCM800+1960Aって書いてあれば、少なくとも歪み系の音がメインだろうと
想像できるし、Fender Twinって書いてあれば、歪みはクランチ程度だろうと想像するわけだな。

このリズム録りの時はまだ自分たちの演奏を記録しているだけなので、
演奏のいい悪いの判断が付きやすいことから、ディレクタは特に必要のないこともあるが、
この時点からディレクタが参加して、演奏の良し悪しや録音の良し悪しを客観的に
判断するのが有効。

ディレクタの役目は専門職であれば、メンバーの精神的ケアから時間配分、場合によっては
楽曲自体をいじったりなど多義に渡るけど、この時点ではスタジオの時間との兼ね合いで、
どの程度までのテイクをOKテイクとするかという判断が一番大きい。

感覚論で言えば、アマチュアの場合プレーヤの実力の3割も出ればレコーディング的には正解。

通常あまりの出来の悪さに落ち込むことも多いけど、その場で改善できる部分と
改善できない部分を切り分けて、有効に時間を使う仕切りをするのがディレクタだ。
ドラムのフィルが~とかベースがよたってるとか、プレーヤ本人は気になるところなんだが、
スタジオで時間をかけて取り直す価値があるか、取り直したら良くなる可能性が高いか
なんてのは、なかなか自分では判断できない部分だ。




25:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 21:33:06 ID:mI7Q/wwQ

さて、リズム録りが終わった後には「ダブ」「オーバーダブ」「かぶせ」「重ね」などと
呼ばれる作業があって、これはリズム録りの時に録音できなかった、もしくはあえて録音しなかった
音を重ねていく作業だ。これはレコーディング独特の作業で、ソロやボーカルはこの時点で録音する。
何度もやり直したり、複数の録音したトラック(テイクという)からベストなものを選んだり、
何人分もの演奏を一人でしたり出来るわけだ。

通常ボーカルは何も言わなくても数テイク録って、ベストなものをつぎはぎしていく形を取るので、
バンドがトラック数の心配をする必要はとりあえずない。逆にボーカル以外の楽器を重ねるときには
自分である程度プランを立てておき、前もってエンジニアに相談しないと、作業が遅れたり、
最悪予定通りに音を重ねられないこともあるので注意。
またトラック数が増えるとダブに時間がかかるだけでなく、次の作業のミックスにも時間が
かかってくることになることにも注意しておこう。

ディレクタは特にボーカル録りの時には絶対必要で、歌詞のチェックから発音や
聞き取りやすさに気を配り、どこまでボーカリストに歌わせるか、
どこから補正などに頼るかなどを判断する。

ボーカル以外のバンドメンバーがこのディレクションをすることもあるけど、
信頼の出来るディレクタに判断してもらった方がベター。

ボーカルトラックの選択は以下のことを留意している。

個性     ボーカリストの良さが出ているのはどちらか。

音程     実際のピッチより聴いての違和感を基準に

声質     発声を含め、聴いている人に心地よいか、伝わりやすいか。

つながり   前後で声質や雰囲気や音量が急激に変化しないか

リズム    リズム・ビートに乗れているか

技巧     ビブラートなどの良さ

歌詞     まちがいや伝わりにくい部分がないか

状態     録音時のレベルオーバーや、マイクの向きなどのミスはないか

降臨     神が降りてきていないか。

最後の神降臨はシャレで書いているわけではなく、本当にたまたま実力以上の
もの凄くいいテイクが録れることがあるので、それを活かそうと言うことだ。




26:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 21:37:54 ID:mI7Q/wwQ

音素材がすべて揃ったら、録音は終了してミックスの作業に入る。
通常「ミックスダウン」「トラックダウン」「落とし」と呼ばれる工程で、
エンジニアの腕の見せ所でもある。ミックスはバンドが最初から立ち会うこともあるけど、
最初の時点であまりリクエストを出しても意味のない指示になりがちなので、
通常はエンジニアに数時間渡して仮ミックスを作ってもらって、
それを聴きながらバンド側との調整にはいるのが普通。

具体的に好きなサウンドがある場合などは、このCDのこの曲の何の音みたいにしたい
というリクエストを音源とともにあらかじめ出しておくのが手っ取り早い。
まともなエンジニアなら、それでかなり伝わるし、出来ない場合はその理由も含めて
説明してくれる。

エンジニア側は基本的にバンド側のリクエストに何とか応えようとするけど、
さすがにギタリストが「なんか、イマイチなんだよね~、もっとガツンとなんね~の?」などと
ダイレクトに言った日にはエンジニアも覚醒モードに入るので、バンド側はディレクタを通じて
宇宙語を日本語に翻訳してもらうと良いだろう。


バンドメンバー → ティレクタ
「これさあ、もっとどっか~んと来ないの?」

ディレクタ → エンジニア
「すみませんが、(小声で【演奏の問題も大きいとは思うんですが、】)
どこどこの部分のキックの音を大きめにしてもらうことは出来ますか?」

エンジニア →ディレクタ
(音を変化させて)「こんな感じでどうですか?」

ディレクタ → バンドメンバー
「今変えてもらったけど、凄くかっこよくなったんじゃない?」

バンドメンバー
「まあ、いいんじゃない?」

とまあここまで極端ではないにしても、バンド側はバンド側でどこまで口を出していいか、
リクエストを出していいかの線引きがわからないし、エンジニアもバンドメンバーの
誰の意見にどの程度従えばいいかわからないことがあったりするので、
ミックスの音に対する最終決定者としてのディレクタは絶対に必要。

ミックスが終わったらそれをCDRやMDに落として持ち帰って聴いてみる。
スタジオでは気づかなかったことに気づく場合もあるので、スケジュールが許せば、
ミックスから手直しまで1週間程度間を置くといい。
逆にあまり間を空けると作品に対するモチベーションが下がるので注意。




27:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 21:40:29 ID:mI7Q/wwQ

ミックスが完了したら、マスタリングにはいるわけなんだが、
雑誌などではマスタリング=CDの音を大きくする作業といった意味合いで書かれているが、
マスタリングとは曲ごとの音質や音量の違いを補正し、曲間を調節して
マスターテープ(データ)を作る作業のことを言ったわけだ。
現在ではCDを作る作業になるけど、基本は一緒で曲ごとに音量や音質を補正して、
トータルで聴いたときに違和感がないようにする。さらにPQエディットと呼ばれる
TOCに書かれるデータの編集などが加わるが、CDの音量上げはこのマスタリングの前段階で行われ、
プリマスタリングの作業の内の一つな訳だ。

いわゆる「音量上げ」とか「トータルコンプ」と呼ばれている作業は曲の一部分しか
出てこない最大音量を抑えて、その分平均的に音量を上げるという方法で行う。

例えば非常に不正確な表現ではあるけど、CDが0から9までの音量が記録できるとして、
通常の音楽というのは最大音量の9というのは曲の中で数回一瞬しか出てこないことが多い。
ただこれ以上に音を大きくすると音が割れてしまうわけだな。

6 5 6 7 5 9 4 6 7 5 4 2 (平均5.5)

そこでその音だけをコンプレッサで2押さえ込んでやる

6 5 6 7 5 9 4 6 7 5 4 2 
          ↓
6 5 6 7 5 7 4 6 7 5 4 2 

そうすると最大音量が7になったので、全体に2を足す(本当はかけ算)

8 7 8 9 7 9 6 8 9 7 6 4

そうすると平均値は7.3となり、ほとんど同じ内容なのに、音が大きく聞こえるというカラクリだ。
この調子で大きい音をどんどん小さくしていくと平均音量は上がっていくけど、
当然音楽の強弱もなくなってくるし、音も歪みっぽい不快な音になってくるので、
最近はあまり極端な音量上げは下火になってきている。




28:TOSS ◆8x8z91r9YM :2010/12/05(日) 21:41:15 ID:mI7Q/wwQ

とりま、ここまで。
あとはどういうスタッフがコンサートを作るかみたいな話で終わり。






邦楽若手ロックバンド特集 第9回
開設2周年の記念として様々なアーティストに質問をしてみました!