天龍不在に平均年齢５３・８歳オヤジたちが決起！

　前代未聞の“シルバー団体”誕生だ。天龍プロジェクトの嶋田紋奈代表は１３日、都内でザ・グレート・カブキ（６３）、百田光雄（６３）、嵐（５０）、折原昌夫（４２）、冨宅飛駈（４３）の入団を発表。天龍源一郎（６２）とＴＨＥ　ＫＡＢＵＫＩ（年齢不詳）だけのプロジェクトから７人の団体、しかも年齢不詳のＫＡＢＵＫＩを除けば６０代が３人、平均年齢５３・８歳という世界に類を見ない団体となった。

　これがオヤジの心意気だ。天龍が「腰部脊柱管狭窄症（ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう）」で長期欠場する非常事態に、天龍の娘でもある嶋田代表は天龍Ｐのレギュラーで天龍とは３５年来の付き合いのカブキ、百田と相談。「復帰できるまでの間、僕らが協力できることは何でもしたい。元気な天龍選手が見てみたい」（百田）との申し出を受けた。

　全日本時代からの間柄である百田、カブキ、嵐、折原に、天龍が試合を見て「感じるものがあり、何度か連絡を取っていた」という冨宅を加えた５人のオヤジが、天龍のために決起。天龍とも相談の上「復帰までの限定的所属」（同代表）として入団が決定した。

　この日は５月２３日、７月２７日、９月２６日、１２月２９日に後楽園ホールで大会を開催することも発表。今月で解散する業務提携先のスマッシュの日程を引き継いだもので、１２月には天龍の復帰戦が予定されている。

　キャリアはカブキ４８年、百田４２年、嵐２５年、折原２２年、冨宅２２年。歴戦のつわものたちが、大将不在のリングを支える。

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