NHK福岡県のニュース 福岡放送局
県議会がれき受け入れ決議検討
福岡県議会の主な4つの会派の代表者が会議を開き、東日本大震災で発生したがれきの受け入れについて、直ちに県内の市町村と協議を始めるよう、小川知事に求める決議案を、今の定例県議会の最終日に採決することで合意しました。会議では、原口剣生議長が、がれきの受け入れに関する決議案の原案を示し、意見が交わされました。その結果、決議案に、がれきの受け入れについて、直ちに県内の市町村と協議を始めるよう小川知事に求めることや、住民の不安を払拭するため、国と県、それに市町村が連携してがれきの受け入れ手順を詳細に定めることなどを盛り込むことで一致しました。
また、決議案では、受け入れるがれきについて、放射性物質の濃度が安全面で問題のないものと明記することになりました。
そして、定例県議会の最終日の今月23日に決議案を提出し、採決することで合意しました。
会議のあと、原口議長は「福岡県としても、がれきの安全性を確保した上で受け入れることを明確にすべきだと思い、動いた」と述べました。
一方、福岡県によりますと、環境省はがれきの焼却灰に含まれる放射性セシウムが、1キロあたり8000ベクレル以下であれば、そのまま埋め立てることを認めるという、従来の基準を示してきたということです。
福岡県では、こうした基準の詳細を把握するため、環境省が15日に宮城県女川町で開くがれき処理に関する現地説明会に職員を派遣する予定です。
その上で、近く、環境省の担当者を招いて、市町村向けにがれきの受け入れについての説明会を開きたいとしています。
03月14日 19時00分
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